ガールズ&レイバー   作:恵美押勝

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ど〜も恵美押勝です、最初にお詫びと訂正があります。前回のラストで「これで聖グロのレイバーは残り3輌、大洗の残りレイバーも3輌となった」と書きましたが正しくは「大洗の残りレイバーは4輌となった」です。申し訳ありませんでした。
では本編どうぞ


隊長、頑張ります!part2

みほ達はコンビニの前を通過したところでドーファンとサムソンがやられたことを聞いた。その報告を受けて優花里から通信が入る

『西住殿、これからどうしますか?』

『まずは周辺を警戒しながらDチームと合流するよう沙織さんに伝達をお願い。合流した後はお互いの背中をカバーしながら索敵、あとは出たとこ勝負って所で』

優花里が沙織に伝達してる間通信の相手が華へと変わった

『西住さん、ラーダーで人型レイバーを狙う時の注意点とかはありますか?』

『ラーダーはその形の性質上近接戦闘が出来ないから主に遠距離で撃つのを心がけて、万が一近づかれたら全力で後退して可能なら後退しながら撃っちゃって』

そう話すと今度はEチームパイソンの車長、澤梓に繋がった

『西住隊長、沙織先輩から座標を確認しました。今からそちらに向かいます』

『梓ちゃん、ラーダーは?』

『それがやられちゃったみたいです…』

『了解、リロードとかは済ませた?』

『はい、6発直ぐ撃てるようにしました』

30秒後パイソンが到着した、ペイント弾による汚れがないからどうやら無傷で今まで乗り切ったようである

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「残り3輌」そう報告を聞いてダージリンは自分の手から力が抜けていくのを感じた、手に持っていたティーカップが重力に従い落ちていき地面に落ちて割れる。

ダージリンは己の判断に後悔した、相手が無名の素人集団とはいえ油断し己の感情に任せ無闇に市街地に突入してしまい地形の認知差を利用されこの様である。

「…おやりになるわね。腐っても西住流と言うことかしら。ですがこれもここまで、先行した指揮車のデータ転送によりこの地形は大体把握したわ。まずは敵の指揮官機であるエコノミーを叩いて差し上げましょう、指揮官機さえ倒せば後は赤子の手を捻るようなもの。」

散会していた残り2輌と合流し少し進むと30mほど先にエコノミーの姿を確認した。

「見つけた、全車追うわよ」

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合流ししばらく歩いくと、センサーに反応があった。こちらに3輌向かっているようだ。センサーに反応するなら直ぐ近くと言う事だ

『梓ちゃん、敵がどうやら近づいてるみたいここから全速力で走ってまくよ』

『了解』

インカムの電源を切りみほは麻子達にもこの事を伝える

その瞬間相手の3輌が走り出して発砲した、それは地面をかすった

みほ達は必死になって走った、振動がズシンスジンと響く。緩やかなコーナーに差し掛かったところで聖グロの側のレイバーが体勢を崩しオートバランスの限界を越えてしまい旅館に突っ込む形で倒れる、これで1輌撒くことに成功した

あと2輌を撒けばなんとか…そう思ってた矢先後方10m先にパイソンが止まってるのが見えた

『梓ちゃんどうしたの!?』

『すいませんバッテリー切れです…!』

Eチームは偵察するラーダーが居ないのでパイソンで探しまくった結果バッテリーを大量に消費してしまい更に走ったことでバッテリーが完全になくなってしまったと言う。戦場で棒立ちしてるレイバーを見過ごすわけがなくパイソンはAVS-98のスタンスティック一突きによりやられてしまった。

更に最悪なことに目の前に試合会場の端を告げる看板があった。もうこれ以上は逃げれない…聖グロはただ追いかけたんじゃない、こちらの逃げ場をなくすために追い詰めたのだ。

と、その時AVS-98からダージリンの声が聞こえた

『こんな格言を知ってる?「イギリス人は恋愛と戦争では手段を選ばない」貴方達はよくやったけどもうここまで。こんな狭い場所で2輌に手間取る程やわじゃありませんの、ですが久々にここまで緊迫した試合が出来て楽しかったですわTa-ra for now(さようなら)みほさん』

そういい聖グロの全車輌が銃を構えた、南無三ここまで来たら最早やられるのみ、そう身構えていると突然廃屋を突き破る音が聞こえ、聞き覚えのある声が響いた

『ちょっと待ったー!!真打登場!』

Dチームのアトラスである、そうあれから修理を終えたアトラスは聖グロのレイバーを追いたった今この場に現れたのである

「さっきはよくもやってくれたな、そのお礼もたっぷり返すために戻ってきた!」

そう興奮した声で桃は照準を合わせる

「袋の鼠とはこのことよ!全弾発射!」

そう言いアトラスが20mmバルカン砲と6連装ミサイルランチャーをぶっ放す、だがほぼゼロ距離にも関わらずバルカン砲は外れミサイルは1体のサターンに当たり爆発した。これにより聖グロのレイバーは残り2輌となったが先ほども言ったがほぼゼロ距離でぶっ放したのである、当然ミサイルもほぼゼロ距離で爆発したのでアトラスもその影響を受けペイントまみれになる。早い話がやられてしまったのだ

「かーしま、お前さん、ゼロ距離で爆発して無事で済むと思ったの?」

「つい興奮しちゃって…」

「かーしまアトラスの清掃一人でやってね、大変なんだよ?このペイント弾落とすの」

「…はい」

一瞬の出来事ではあったがこれにより相手の注意をみほ達から逸らすことになった。この場を脱出するには今しかない、とにかく強引にでもシールドでガードしながらここを抜けるしかないと判断した。

『優花里さん、煙幕撒いて!エコノミーが先行してここから脱出するからついて来て!』

『了解です!、五十鈴殿煙幕お願いします!』

ラーダーからスモークディスチャージャーが放たれ辺り一面が煙に包まれる、エコノミーはシールドを構えて腰を低くした

『これより表通りまで突っ走ります!』

その掛け声と共にエコノミーは走る、走り出した途端何かとぶつかりそれを押し倒す感覚がした、おそらく突然の煙幕で戸惑ったサターンであろう。

急げ、煙幕が通じるのは最初の数秒間だけ。グズグズしては赤外線センサーなどで発見されてしまう

サターンを突き飛ばした後はもう聖グロのレイバーから逃れたと判断し腰を上げる、そうこう走ってる内に大通りに繋がる十字路に出て左角で一旦停止した。

『みほ、大通りに出たけどまだ逃げるの?』

『いや、これ以上逃げてもバッテリーの無駄使いだからここで決着を付けます』

「麻子さんワイヤーを4mぐらい出してここの電柱に結んで。おそらく30秒後に敵が来るので23秒後にワイヤーを収納しながら反対側の角に飛び出てしゃがんで」

「成る程、ワイヤーで足を引っ掛けて転ばすって作戦だな、んで転ばした後はスタンスティックでとどめと、とは言えそこで1輌倒しても残り2輌全部がその手に引っかかるとは思えんが…」

「その時は1輌ずつ分担して倒しましょう、大丈夫。ラーダーは攻撃さえ当たれば絶対に倒せます」

「エコノミーは?」

「近接戦闘に持ち込めばなんとか」

そう話してる間に23秒経とうとしていた

「麻子さん!」

「おうよ」

エコノミーが走りその姿を先程吹っ飛ばされたサターンが目撃する、吹き飛ばされたことを根に持っているのか見つけた途端明らかにスピードを速くした、だがそれが余計に不味かった。見事ワイヤーに足が引っかかるどころか勢いがありすぎたので足首が切断されてしまう

「流石レイバーの体重を支えるだけのワイヤーだピアノ線みたいだな」

そう言いながら麻子はしゃがみ状態から元の体勢に戻しスタンスティックでうつ伏せ状態のサターンの背中に思いっきり刺す

これであと2輌。そう小さくみほが呟いた瞬間ラーダーの方に白い影が見えた。なんとAVS-98がワイヤーを走りながら飛んで躱したのである、そしてジャンプ中にシールドからスタンスティックを取り出し着地地点のラーダー目掛けて構える、そして何も手が出せずラーダーは上面装甲を刺されたしまった。

『西住殿すいません…まさかレイバーが走り幅跳びをするなんて…』

『みほ、後は任せたよ!』

『西住さん、冷泉さん頑張って下さい!』

1対2、こちらが不利なのには間違いない。しかしこういう時こそ慌ててはいけない。慌てて隙を見せた方が負け、…そして「勝つ」と信じて何も考えずに動くのも負けなのである

サターンがまっすぐこちらに突進してくる、こういう相手に当てるのはそう難しいことではないエコノミーのリボルバーカノンが火を吹きサターンの足に当たり破壊する、倒れ込んだ瞬間に背中に当てて白旗判定を出させる。残りの弾はあと3発、麻子は素早く照準をAVSに合わせて発砲、だが躱される。続けて2発打ち込むが全弾シールドで防がれてしまう。これで飛び道具は使えなくなった、AVSがスタンスティックを構えてこちらに突撃してくる

『これでチェックメイトですわ、みほさん』

わざわざ外部スピーカーを使いダージリンが早くも勝利宣言を行う

『ダージリンさん、まだ終わりませんよ!』

みほも負けじと声を出す、そして麻子に提案する

「麻子さん、レイバーの格闘は何も電磁警棒だけじゃないんですよ」

「ステゴロって奴か」

「いいえ、それよりもっといい方法があります。

…麻子さん柔道って出来ます?」

「試合はからっきしだが技の掛け方は授業で習ったから覚えてる」

「…まさかレイバーで一本背負いでもやろうってのか」

「そのまさかです」

「つぐつぐ西住さんはとんでもないことを考える人だな。だが面白い乗ったぞその話」

そう言い麻子は銃を放り投げ構えの体勢に入る、スタンスティックを持ってる腕を掴みこちらに引き寄せ足をかける、引き寄せたことによりスタンスティックが肩に刺さるが支障はない、むしろ投げやすくなった。引き寄せたまま相手と同じ方向に向き足はオートバランスに一任しそのままの勢いで投げる。投げたれたAVSは思いっきり頭から地面に突っ込む、と同時にオートバランスが働いてるのにも関わらずエコノミーが仰向けに倒れ込む

「すまん、西住さん。モーターがイカれたみたいだ、足も手も完全におじゃんになったよ。

…力加減をミスしたな」

「…ううん、謝らないで麻子さん。麻子さんのお陰でいい試合が出来たよ」

「ん、ありがとう。…しかしあんこう踊りかぁ。ボイコットするか」

イングラムのような高性能なレイバーならまだしもエコノミーのような廉価版レイバーではやはり柔道の技に耐えられなかったのである、四肢が壊れたエコノミーはもう動けない。

…白い旗が上がった

AVSの方も頭から突っ込んだ衝撃で脊椎系統がイカれたらしく動けなくなり白旗判定が出ていた。

しかし、エコノミーは投げた直後に白旗がAVSは投げたれた後に白旗が出たので互いに残りレイバーは0ではあるが、僅差で聖グロに勝利を告げるアナウンスが流れる

こうして、大洗女学園と聖グロリアーナ女学院の親善試合は聖グロリアーナ女学院の勝利と言う形で終わった…




いや〜戦闘描写の難しいこと(いつもの)次回は日常回なので作者のメンタルが回復しそうです。こんなテンションで完走できるか不安ですがやるからには最後までやらせて頂きます。
それではご視聴ありがとうございました!
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