それでは、本編ドゾ!
「こんなボロボロのレイバーで何とかなるの?」と沙織がみほに尋ねてきた。見た感じではアクチューターは大丈夫そうだしサスペンションも平気そうだしバッテリーさえあれば動くことは可能だろうと言った。それに対し沙織はレイバーも男も新しい方がいいといつもの様に恋愛に絡めて答えた、すかさず華から突っ込みが入り何時ものやりとりが繰り広げられた。そうすると一年生から疑問の声が上がった
「しかし一両しかないのにどうすりゃいいんですか?」
この疑問に最低でも7機はいると桃は答えた
そうすれば当然何処にあるのだと言う疑問が湧いてくる。しかし場所は誰も知らず生徒会ですら知らなかった
「ウチの学校じゃ昔は特車道やってたみたいだしまだ残ってる筈なんだわ、
それに明後日は教官もやってくるしそれまでに見つけなきゃいけない。てな訳でみんなレイバー探しにお出かけしましょ」
呑気な声で杏が言えばたちまち困惑する声が上がる特に沙織はイメージとは違ってたらしく落胆っぷりが人一倍酷かった。見かねた杏が教官はイケメンだぞと教える、単純な沙織はそれだけでテンションが上がり一目散に表へと出た
沙織を追いかけ駐車場までみほ達は走った
駐車場
「何処にレイバーがあるっていうのよ〜!」
「駐車場にレイバーはないかと…」
「だってレイバーも車でしょ!?特『車』って言うぐらいなんだからさ!」
二人のやり取りに苦笑いしながら見るとふと、後ろに気配を感じた。誰かがつけて来てる。みほは決心して後ろを振り向くと同級生だろうか天パの少女が居た、天パの少女はみほに見つかった途端逃げようとしたがそうはさせまいと話しかけた
「良かったら一緒にレイバー探さない?」そう聞くと天パは顔をパァっと明るくして「いいんですか!?」と大きな声で答えた
「普通科2年3組の秋山優花里と申します、不束ものですがよろしくお願いします!」
前半は何故か顔を赤らめてたが後半は人が変わったようにキリッとした表情で優花里は自己紹介した、それに次いで沙織と華が優花里に対して自己紹介を行う。次は自分が自己紹介をする番だ、そう思い口を開こうとすると優花里が存じ上げてますとみほの名前を言ってきた。自分の名前を知ってたことに驚き少し身を引くと沙織が初めてあったみほもこんな感じだったよと耳打ちし更に驚いた。
…自分があんな感じだったとは、みほは恥ずかしさのあまり穴があったら入りたい気持ちになった。
「ところでみほ、これから何処へ探しに行くの?」
しかし肝心のみほは放心状態で話が出来ない。見かねた優花里が山の中ならどうでしょうと言い4人は山へと向かった。
山
着いたのはいいが一向にレイバーは見つからない、すると急に華が立ち止まり緑の匂いに混じって鉄の匂いがすると言った。それに感心した優花里が
「では参りましょう!レイバー・フォー!」と言う
「レイバーのアホ!?」
「『レイバー・フォー』…元はドイツ軍の戦車前進を表す「パンツァー・フォー」なんだけどいつの間にかそれがレイバー版になってそれが根づいちゃったの」
「それじゃあ改めて…」
「「「「レイバー・フォー!」」」」
一行は華の後について行き更に山の奥へと進んでいった。30分ほど歩いただろうか暗い緑色でずんぐりむっくりしてミニガンとミサイルポッドらしきものを武装したレイバーが倒れていた
「何あのデブっちょレイバー…作業用レイバーみたい」と沙織が言うと優花里が興奮した声で叫んだ
「これは『97式装甲戦闘用レイバー』通称「アトラス」ですよ!アンティークに近いレイバーがこんな身近にあるなんて…!」優花里の興奮は止まらず更に続く
若干引いた沙織がテンション上がってたよと言うと顔を真っ赤にして謝った。
その時華が戻ってきた、実はアトラス以外にもレイバーの匂いがすると言い単独で探しに行ってたのである。
「優花里さんはレイバーにお詳しいんですね、でしたらこのレイバーはご存知でしょうか?」
華はそう言い携帯を優花里に見せる
「何この蜘蛛みたいなレイバー?」
「これは98式多足戦闘指揮レイバー『ラーダー』ですね…まさかあったんですか?」
「その「まさか」なんです」
確かに華の言う通りアトラスを見つけたところから少し先に行くとラーダーが居た。
「おぉ!一度二つのレイバーを見つけるなんて五十鈴殿は凄いです!」
そう優花里が言うと華は照れて少し顔を赤らめた
「じゃあ河嶋さんに連絡するね」とみほは携帯電話を取り出して桃に電話をかけた
「河嶋さん、こちら捜索隊です。レイバーを二機発見しました座標は…」
「分かった、自動車部の回収班がそちらに向かう。引き継ぎ捜索を頼む以上だ」
電話はそこで切れた。この後みほ達は探したが結局それ以上の成果はなかった。
一方みほ達が捜索してる間
・歴女チームが97式改サムソンを池の近くで見つけ
・一年生チームがパイソンをウサギ小屋で体育座りしてる状態で見つけラーダーを図書館の裏側で見つけた
・バレー部チームはドーファンを崖の中腹にある洞窟で見つけた
ハンガー前
時間は夕方、ハンガー前に大量のレイバーが並ぶ姿は圧巻である
「やぁやぁご苦労さん」ひとまず杏が皆んなの活躍を労う、そして誰がどのレイバーに乗るのかと桃から質問を受け見つけた人が見つけたレイバーに乗ればいいんじゃないと言いそんなのでいいのかと柚子を困惑させた。結果以下のチームで決まった
・みほ達
Aチーム
使用レイバー イングラムエコノミー ラーダー
バレー部
Bチーム
使用レイバー ドーファン
歴女
Cチーム
使用レイバー サムソン
一年生
Dチーム
使用レイバー パイソン ラーダー
生徒会
Eチーム
使用レイバー アトラス
以上の様に決まった
各レイバーの前にそれぞれチームが立つ、皆んな物珍しそうな目で見てる
バレー部はドーファンの体型がバレーに向いてると感心し、歴女はサムソンが誇る90mmチェーンガンを象みたいと揶揄し帽子をかぶった少女に陸自隊員お墨付きのレイバーだぞと怒り他の3人にレイバーに向かって謝らせた。
一年生はパイソンがまるで機動隊員の様でカッコ良くて強そうと褒めていた
ワイワイ雑談してる中、桃が手を大きく叩いて皆んなの注目を集めた。
桃曰くレイバーを発見しチーム訳も決まり次にすること…それは洗車である。なんせ10年以上は軽く放置されたのであるありこち汚れだらけである外観は勿論内装も汚れてる筈だ、それらを掃除しないことには教官に合わせる顔がないとの事。
そう言われて沙織はエコノミーに指をツーっと当てる途端に指がベトベトし離す、みほがその間ハッチを開けてみると中のシートも埃だらけで少し水も染み込んでいた。
まずはシートを乾燥させなくては、その後モニター系統にヒビが入ってないかチェック、ペダルも踏めるかどうか確かめなくては…これはやりがいがありそうだ。
それぞれ体育着に着替え思い思いにホースから出る水をレイバーにかける、
さあ清掃開始だ
さて今回はレイバーを見つけ清掃した所でお開きとさせて頂きます。レイバー戦は後1話待って下さい。待たせてしまってる分気合を入れて書きます!ではここまでご視聴いただきありがとうございました!感想もらえると単純バカなので喜んで執筆が通常の3倍になりますのでどしどし感想ください!