それではいよいよ本格的なレイバー戦です!本編どうぞ!
ハンガー内
沙織と秋山をラーダーに乗せたあとみほ達は階段を上りエコノミーのハッチへ向かっていた
「華さん、エコノミーのハッチは首の後ろにあってそこにあるコックを捻って入ってください」
とみほは指示してエコノミーへ搭乗した、エコノミーの座席は縦の連座席で上がみほ、下が華という配置である
席に座ると沙織が通信でラーダーが思ってた以上に狭いと苦言してきた、どうやら通信関係は問題なく使用出来るみたいだ。とそこで蝶野からスタート地点へ移動するようにと連絡が入った
「みほさん、どうやって起動すれば良いのでしょうか?」
「まずは起動用のディズケットを入れるんですがどうやらこのレイバーのは既に入ってるみたいなので座席横にあるコックをアクティブモードに捻ってください。優花里さんも同じようにして下さい、基本的な操作はエコノミーと変わりませんので」
「それで次はどうすれば?」
「あとはフットペダルを押して両手にあるレバーを前に倒してください、それで前進します」
ラーダーの方は上手くいったようだが華がペダルを踏みすぎて転びそうになりオートバランサーのおかげで未然に防いだ
『西住殿、いよいよレイバーを動かして戦えるんですね!レイバーを動かすだけじゃなく戦えるなんて…ヒャホォォォォォゥ!最高だぜぇぇぇぇ!』
妙にテンションが上がった優花里が叫びそれをみほが嗜めると弱々しい声で謝るのが聞こえた、恐らく今の彼女の顔は真っ赤であろう。さぁスタート地点である森へ向けて出発だ
森
「優花里さん、そう言えばこのラーダー…?って戦えるの?みほ達が載ってるエコノミーには警棒とか拳銃があるみたいだけど」
「いえ、ラーダーには25mmチェーンガンがありますが軍用レイバーの装甲には効かないので主に索敵、指示担当ですね。と言っても警備用レイバーや作業員レイバーに対しては有効なので相手によっては援護射撃も可能です」
そうしてる間にみほ達はスタート地点へ到着した、それと同時に通信が入る。どうやら全員到着したようだ
『全員、到着したようなので説明するわね、今回の模擬戦は殲滅戦、つまり相手のレイバーを残らず戦闘不能にしろってことよ』
随分、ざっくりした説明だねこりゃと杏が言えば会長に言われたくないですよと柚子が突っ込む
「分かってると思うけど特車道は武道なの、つまり礼儀が大切ってこと。礼に始まり、礼に終わるの。それでは一同、礼!」
そう言うと一同はレイバー、指揮車の中で一礼した
『それでは試合始め!』
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『西住殿これからどうしましょうか?』
『真っ先に生徒会潰さない?私達を脅迫紛いなことで誘ったんだし教官も女だったしさ』
確かに生徒会に恨みがないと言えば嘘になる。そう思いみほは沙織達に周辺を捜索する様に依頼した
『優花里さん、万が一敵レイバーと接触したら戦闘はせず沙織さんに頼んで位置情報を私に送って逃げて下さい』
『分かりました!それでは秋山優花里出撃致します!』
そう言うと勢いよくラーダーは走り出した、沙織の悲鳴が聞こえたのは気のせいだろう。
「華さん電源を入れて下さい。私達も少し先へ行きましょうここに居ては何れ敵にバレてしまいます」
エコノミーは動き出しなるべく木の多い場所を歩こうとした次の瞬間地面を地面を抉る音がした、メインカメラで地面を見るとペイント弾の赤色に染まっており間違いなく敵レイバーによる攻撃なのは明白であった。撃ったのはBチームのドーファンである
「華さん、走って!恐らくBチームは銃の扱いに慣れてません!次弾が来る前に逃げて一旦ラーダーと合流しましょう!」
華が返事をする前に沙織から通信が入る
『みほ!ずんぐりむっくりしたどでかい銃を持ったレイバーがそっちに来てるよ!』
Cチームのサムソンだ、恐らくBチームと結託して原段階で一番手慣れてるみほを先に倒そうとしたのだろう
『沙織さん!今から合流ポイントを送るのでそこに行くようにと優花里さんに言ってください!軍用レイバー相手ではこちらは不利です!一度撒きます!』
しばらく森の中を駆け抜け明るい場所へ出た。少し遠くでレイバーの稼働音が聞こえるが一先ずは安心だ。もう少し先が合流ポイントなのでこのまま前へ行こうとすると突然ブザーが鳴った
「あら、なんでしょうこの音は?」
「華さん止まって!対人センサーです!」
なんと地面には人がいた
…あの黒い長髪ひょっとして麻子さん!?
とそこにラーダーが合流した
「どったのみほ?」
「沙織さん、地面に人が居ます。このままでは危険なのでラーダーに乗せて貰えませんか?ラーダーは3人乗りですから」
「分かった…って!麻子!?あんたこんな所で何してんのよ!」
『知り合いなの沙織さん?』
『そうなの、幼なじみでね』
やはり麻子であった。麻子曰く授業サボってここで寝ていたらしい、ここは昼寝するのに絶好の場所だと言う
「やっぱり麻子さんだったんですか?」
「あれ、麻子知ってるの?」
「西住さんには今日の朝助けてもらったんだ。まさか二度も助けられるとはな」
『皆さん聞こえますか?恐らく敵レイバーはバッテリーの節約のため指揮車を捜索に出し此方へ向かうはずです危険ですが目の前にある橋を渡って更に奥へ行きたいと思います!それと優花里さん、エコノミーが先行しますのでラーダーは後方に指揮車が見えたら相手にバレる前に撃破して下さい』
『了解です』
「華さん、エコノミー再起動。橋へと移動してください」
橋
橋はレイバー一台乗るのがやっとだった、乗った瞬間グラグラと揺れだす
「みほさんこれ本当に大丈夫なんですか?」
「大丈夫、篠原のオートバランサーは一級品って有名ですから。落ち着いて一歩ずつ歩きましょう」
『みほ、熱源反応だよ、小さいの2つと…大きいの2つ!』
『レイバーと指揮車両方連れての突撃です!このままでは危険です、西住殿発砲許可を!』
橋を渡ってる暇はない、更にリスクは上がったがここで二機を叩くしかない
『許可します、ラーダーは指揮車とBチームのドーファンを狙ってください。25mmチェーンガンでもドーファンなら有効な筈です』
次の瞬間予想通りドーファンとサムソン、2台の指揮車がエコノミーが乗る橋へ向かって全力で走っていた。優花里がチェーンガンを撃ちBチーム指揮車に命中し撃墜判定が出た。が、報復と言わんばかりにサムソンの90mmチェーンガンがラーダーの足に命中する、ラーダーは命中した反動で後退しエコノミーの背中を押してしまった。流石のオートバランサーも耐えきれずエコノミーは転倒してしまう。
『みほ大丈夫!?』
『ラーダーは2本足がやられましたが幸い走行可能です』
『こっちは大丈夫… !?華さんが気絶してる!』
まずいことになった、レイバーは仮に操縦者が行動不能になっても車長が無事ならコントロールを譲渡することが可能だ。だがみほは操縦には慣れておらず自信がなかった、そうこう悩んでるうちに次弾が来る。今度はドーファンの攻撃が来るだろう。どうすればいいか…ふとみほの頭に閃光が走った
『沙織さん、麻子さんに代わってくれる?』
『え?麻子に?いいけど』
『どうしたんだ西住さん』
『麻子さん、貴方が成績優秀だと聞いて頼みがあります。レイバー動かせますか?』
『西住さん…私は確かに成績はいいがレイバーは専門外だぞ…と言いたい所だけど今マニュアルを覚えた、思ったより簡単そうだしやってみるさ。』
『ありがとうございます!ラーダーは操縦者交代までの間援護をお願いします!』
ラーダーのハッチを開けて麻子が出てくる、その間みほは華を操縦席から下ろし補助席へと乗せた
「西住さん来たぞ、下の座席に座ればいいんだな?」
みほは頷くと麻子は座席につきあっという間にエコノミーを立ち上げた
「すっごいですあの人…いとも簡単にレイバーを操縦してます」
「麻子はね学年主席なのよ…優花里あの灰色のレイバー撃とうとしてる!」
「撃たれる前に撃ちます!」
チェーンガンが火を吹きドーファンの左腕に命中した。焦ったドーファンは後ろへと移動する
「麻子さん、拳銃を用意して、あの緑色のレイバーの関節を狙ってください」
「了解だ」
見事サムソンの右足に命中しサムソンが倒れ込んだ
「次はスタンスティクでトドメを刺したいと思います。前進してください」
エコノミーは橋を渡りサムソンの元へと向かう。途中ドーファンから発砲があったが回避した。シールドからスタンスティクをだしサムソンを刺す、途端に電流がサムソンに流れ撃墜判定が出る
「このまま灰色のレイバーも倒します、足元にある指揮車に気をつけて」
慌てたドーファンが連射するがそう簡単に当たるものではない。サムソンと同じ様にやられた
「麻子さんお見事です」
「いや自分でもびっくりしてる」
『なんかまたずんぐりむっくりしたレイバーが向かってるよ!』
サムソンの後ろを見ると桃が操縦するEチームのアトラスがいた
「ぐっふふふふ、生徒会を撃墜しようなど片腹痛いわ!ここがお前らの墓場よ、往生せいや!」
と桃は20mmバルカン砲を発射したが全弾外れエコノミーに両足を撃たれて撃墜された。
「…桃ちゃんバルカン砲全部外すってどーなの…?」
「桃ちゃん言うな!」
『かーしま、何やってんのよ』と指揮車の杏が言う
この光景を目の当たりにしたDチームは当然ながら畏怖した。
「一機で3体のレイバーを倒すなんて…さすが西住流」
「こんなのに勝てっこないって!」
「逃げよ逃げよ」
と逃げ出そうとしたがラーダーは逃げ出そうとしたがぬかるみにハマり止まった瞬間スタンスティクを刺されパイソンは後ろへ振り向いた瞬間ラーダーに蜂の巣にされた
とそこで試合の終了を告げる通信が入った
『パイソン、アトラス、サムソン、ドーファンの行動不能を確認!よってAチームの勝利!』
「嘘、勝っちゃった…」
「勝っちゃっいましたね西住殿」
「信じられない…」
「相手が初心者だから助かったな」
まさか勝てるなんて思いもしなかった、状況的には圧倒的に不利だったのはこちらである。麻子の言う通り半分近くは初心者のミスにより助かった所はあるがそれを考慮してもこの結果だ、みんなが勝利の余韻に浸ってる間みほはそれとは別の思考に浸っていた。とそこで再び通信が入りみほの思考は戻る
『走行不能なレイバーは回収班を送るのでそのままレイバー内で待機、指揮者も同様にする様にね』
アトラス内部
『いやぁやっぱ強いね西住ちゃん、流石西住流だわ』と杏がダッシュボードに足を乗っけて言う
「何せ一人で4機を倒しちゃうもんね、桃ちゃんが外さなきゃ倒せたかもしれないのに」
「桃ちゃん言うな!…んまぁともかく会長の目に狂いは無かったと言うことだ、流石は会長だ」
そんな会話をしてると回収班のキャリアが来て桃達は運ばれた。杏はそれに続くためにエンジンを掛ける。車内で杏は改めて確信した、間違いない西住は強い。いやあのエコノミー、ラーダーに乗ってる奴らが全員強い。これは明日から西住を教師役として各自特訓が必要だ、と言ってもみんな筋は悪くない。動かせただけで花丸をあげたいぐらいだ。…あとは慣れだな、アクセルを踏みハンガーへと向かう。 時刻は夕方になろうとしていた
さて、今回は模擬戦が終わった所でおしまいとさせていただきます!さて初の戦闘シーンいかがでしたか?次回は日常回となります。それではご視聴ありがとうございました!感想と評価宜しくお願い致します!