目指せ事故率5%   作:図1のようになります

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たーん9 究極って付くモンスターの大半は、究極なのは召喚のし辛さだけだと思う

「うわー!僕じゃアニキのパートナーなんて務まらないっすよー!もうダメだー!どうせ退学になるんだー!」

 

「俺、十代や連夜の姿を見てやっと俺も頑張ろうって思い始めたのに、退学なんてあんまりなんだなぁ…」

 

「お前ら、まだ負けるなんて決まって無いだろ。何もう諦めた顔してんだよ!」

 

「そうだよ2人とも。諦めるの早過ぎだよ」

 

そもそも、なんでこんな事態になっているのかというと…

 

廃寮から帰って来て朝起きると、査問委員会を名乗る人達に連行される。

退学を言い渡される。

救済措置として制裁タッグデュエルをすることに。

十代は翔くんと、僕は隼人くんとペアを組むことに。

今ココ

 

こんな感じである。

 

この後、十代が翔くんのデッキを確認するためにデュエルしたり、流れで十代が翔くんのお兄さんである丸藤亮先輩とデュエルしたり、この事でちょっと持ち直した翔くんと十代と一緒に隼人くんを励ます、なんて事があった。ついでに、隼人くんのデッキを確認した時、翔くんは『デス・カンガルー』を、十代は『マスター・オブ・OG』を渡していた。ちなみに僕は『吸血コアラ』を渡した。

 

そして、制裁タッグデュエル当日

 

最初のペアは十代と翔くんのペア。そして僕達の対戦相手として現れたのはかのデュエルキング武藤遊戯とデュエルしたという自称、伝説のデュエリスト、迷宮兄弟だった。その時の感想は

 

(あー、初代のすっごい序盤の方で出てきたような…うーん、ゲートガーディアン使ってたことしか覚えて無いや)

 

こんな程度だった。

 

だが、彼らは本物だった。三魔神を僅か数ターンで揃え、明らかにそのままの方が強いだろうに、何の躊躇いも無く合体させるという、ロマンデッキ使いのお手本と言えるプレイングを見せてくれた。ゲートガーディアンが出てきた瞬間は、校長先生と一緒にはしゃいでしまった。三沢っちにビデオ係頼んどいてよかった!

 

デュエルの結果は、十代たちの勝利だった。翔くんがパワーボンドを使ったことには、隼人くんと2人で喜んだ。

 

そして、僕達の出番が来た。

 

「よし!行こうか、隼人くん」

 

「うう、緊張してきたんだなあ…」

 

「翔くんは結局最後まで諦めなかった。そして、自分の過去にも打ち勝った。今度は僕らの番だよ」

 

「そうなんだなあ。俺だってやってやるんだあ!」

 

「そうそう、その調子!」

 

デュエルフィールドに上がると、既に2人は準備万端といった感じで待ち構えていた。

 

「先程は油断してあの2人にしてやられたが」

 

「今度はその様にはいかぬと思え!」

 

「「さあ!いざ尋常に!」」

 

「「「「デュエル!!」」」」

 

※迷宮兄→隼人→迷宮弟→連夜の順

 

「私のターン、ドロー!『地雷蜘蛛』を召喚し、ターンエンド」

 

「俺のターン!俺は『デス・コアラ』を攻撃表示で召喚なんだな!」

 

「ちょっ!?」

 

「ハハハ!デスコアラを攻撃表示で召喚だと?とんだ素人の様だな!」

 

「あ!うう…ターンエンドなんだなぁ…」

 

 

 

「おいおい、大丈夫かよ、隼人のやつ」

 

「いきなりあんなミスしちゃって、落ち込まなきゃいいっすけど…」

 

「正直、あの状態から持ち直すのは厳しいでしょうね」

 

「ああ、こういったミスはズルズルと引きずると厄介だ」

 

「あれ?三沢くんいつからそこにいたっすか?それに何でビデオカメラ持ってるっすか?」

 

「…連夜にこのデュエルを撮ってくれと頼まれたんだ。とにかく、だからこそ連夜がどうフォローしていくかが鍵になりそうだな」

 

 

 

「私のターン、『ヒゲアンコウ』を召喚!カードを1枚伏せ、ターンエンド」

 

「僕のターン、ドロー!『天使の施し』を発動!デッキから3枚ドローし、その後2枚カードを捨てる。『おとぼけオポッサム』を召喚!」

 

「攻撃力800だと?その様なモンスターをわざわざ攻撃表示で召喚とは」

 

「やはり素人も同然!」

 

「それはどうでしょうね?おとぼけオポッサムの効果発動!相手フィールドにこのカードよりも攻撃力の高いモンスターがいる時、このカードを破壊することができる!やれ!おとぼけオポッサム!『フェイク・ダイ』!」

 

フィールドのオポッサムがコテンとひっくり返ると、ポンッと音を立てて消えてしまった。

 

「自分のモンスターを破壊するだと!?」

 

「そして、僕のフィールドの獣族モンスターが破壊された事により、森の番人が目覚める。ライフを1000払い、今こそ目覚めよ!『森の番人 グリーン・バブーン』!」

 

連夜&隼人LP 8000→7000

 

「「攻撃力2600だと!?」」

 

「カードを2枚伏せ、ターンエンドです」

 

「私のターン、魔法カード『生け贄人形』を発動!地雷蜘蛛を生け贄に捧げ、手札から『風魔神-ヒューガ』を特殊召喚!バトル!ヒューガでデスコアラを攻撃!『魔風衝撃波』!」

 

「リバースカードオープン!永続罠『バーサーキング』を発動!僕のフィールドのグリーンバブーンの攻撃力を半分にし、その数値分デスコアラの攻撃力を上げる!」

 

「何!?」

 

デスコアラの目が光り、吹き荒れる風の中ヒューガに突進して行く。そして、ヒューガに体当たりをして破壊すると、自身も力尽きたのか、その場に倒れた。

 

「タッグバトルではお互いの連携が大事、だよね」

 

「あ、ありかとなんだな」

 

「どういたしまして。さ、巻き返していこうか!」

 

「ああ!」

 

 

 

「さっすが連夜。よく考えてるな」

 

「ええ。彼のおかげで隼人くんもだいぶ持ち直した様ね」

 

「あいつは色んなデッキを使うからな。今回のデッキもペアに合わせて調整したらしい」

 

「いつの間にそんな事をしてたっすか…って何で三沢くんがそれ知ってるんすか?」

 

「さっきビデオカメラを渡された時な。今日のデュエル大丈夫か?って聞いたら一応タッグ用の調整はした、と答えていた」

 

「ホント、流石っすね」

 

 

 

「く、確かに中々の連携だ」

 

「だがその程度では」

 

「「この迷宮兄弟を倒すことなど不可能!」」

 

さっきから見事なハモりを見せてくれるけど、いちいちセリフごとにポーズ決めるからギャグにしか見えない…

 

「私はモンスターをセットし、さらにカードを1枚伏せターンエンド」

 

「俺のターン!魔法カード『コアラの行進♪』を発動!墓地のレベル4以下のコアラと名の付くモンスターを特殊召喚し、更に手札から同名モンスターを特殊召喚出来る!墓地と手札のデスコアラを特殊召喚!そしてこのデスコアラ達を生け贄に、『ビッグ・コアラ』を召喚なんだな!いくぞ、バトル!ビッグコアラで迷宮弟のヒゲアンコウを攻撃!『ユーカリ・ボム』!」

 

「させぬわあ!罠カード『シフトチェンジ』を発動!攻撃の対象を私のセットモンスターに変更する!そして、私のモンスターは『ウェポンサモナー』!攻撃された事により、リバース効果が発動する!デッキから『ゲートガーディアン』を手札に加える!」

 

…まさかのウェポンサモナー。確かに効率良くゲートガーディアン持ってこれるけど

 

「そ、そんなあ…」

 

「落ち着いて、隼人くん。まだ状況はこっちが圧倒的に有利なんだから」

 

「そ、そうなんだな。俺はカードを1枚伏せてターンエンドなんだな」

 

「ふ、その余裕、いつまで続くかな?私のターン!ヒゲアンコウを生け贄に、『水魔神-スーガ』を召喚!更に魔法カード『一時休戦』を発動。お互いにカードを1枚ドローし、次の相手ターンのエンドフェイズまでお互いの受けるダメージは全て0になる。私はこれでターンエンド」

 

「僕のターン。スタンバイフェイズ時、墓地のおとぼけオポッサムを特殊召喚する。『ビーストライカー』を召喚!そしてビーストライカーの効果発動!手札を1枚捨て、デッキから『モジャ』を特殊召喚!そして、このカードを生け贄に捧げることで手札か墓地の『キング・オブ・ビースト』を特殊召喚出来る!墓地のキング・オブ・ビーストを特殊召喚!」

 

「なんと…たった1ターンでこれ程モンスターを揃えるとは」

 

「ダメージは与えられなくても、戦闘破壊は出来ます。バトル!グリーンバブーンでスーガを攻撃!『ハンマークラブ・デス』!」

 

「甘いわあ!リバースカードオープン!『聖なるバリア-ミラーフォース-』を発動!これで貴様達のモンスターは全滅だ!」

 

「成る程、さっきの隼人くんのターンではあえて発動しなかったということですか。ですが警戒を解いていたわけではありませんよ。チェーンしてリバースカードオープン!『大革命返し』!フィールド上のカードを2枚以上破壊するカードの発動を無効にし、ゲームから除外します。ミラーフォースの効果は無効になります。よってバトルは続行!行け、グリーンバブーン!」

 

「くっ!スーガの効果発動!相手モンスターの攻撃を1度だけ無効にする!」

 

「ならばキングオブビーストで攻撃!さらに、バーサーキングの効果により、グリーンバブーンの半分の攻撃力を加える!『バーサークラッシュ』!」

 

「ぐっ…スーガまでもが破壊されるとは…」

 

「エンドフェイズ時、先程ビーストライカーの効果で墓地に送った『暗黒のマンディコア』の効果を発動。おとぼけオポッサムを生け贄にし、このカードを墓地から特殊召喚します。これでターンエンドです」

 

 

 

「ふえー、やっぱり連夜くんは凄いっすね」

 

「そうね、気が付けば彼がフィールドを支配している、みたいな空気よね」

 

「隼人もちゃんと闘えてるしな」

 

「ああ、だが油断は出来ないぞ。あの迷宮兄弟がこのまま終わるとは思えない」

 

「確かに…なんかまだ隠していそうな雰囲気よね」

 

「頑張れー!連夜くーん!隼人くーん!」

 

「お前達が負けんじゃねーぞー!」

 

 

 

十代達の応援が聞こえてくる。

 

「ほら、隼人くん。みんなも応援してくれているんだ。気張って行こうか!」

 

「ああ、そうなんだな!」

 

応援も気合も十分。まだまだ行ける!

 

「私のターン!私は『天使の施し』を発動!カードを3枚ドローし、その後2枚捨てる。…ふ、どうやらようやく準備が整った様だな。見せてやろう!我らが究極のモンスターを!」

 

「そんな!?フィールドに三魔神は一体もいない!それどころか2人のフィールドにはカードが1枚も無い、そんな状況でゲートガーディアンの召喚なんて出来る訳無いんだな!」

 

隼人くんはこう言ってるけど…今天使の施しで墓地に送ったカードから考えると、恐らく…

 

「ならば見せてやろう!私は『死者蘇生』を発動!この効果で墓地から蘇らせるモンスターは…『ファントム・オブ・カオス』!」

 

「三魔神じゃ無い!?」

 

「まだだ!さらに速攻魔法『地獄の暴走召喚』を発動!この効果により、デッキから更に2体のファントムオブカオスを召喚する!」

 

「僕はデッキからもう1体グリーンバブーンを特殊召喚する」

 

「なんで相手に上級モンスターを召喚させてまで攻撃力0のモンスターを…?」

 

「すぐにわかるよ、隼人くん」

 

やっぱりファンカス並べて来たか…というか正規召喚に加えてファンカスギミックまでも突っ込んでよく事故らないな…やっぱロマンデッキには補正でもかかるのだろうか?

 

「ファントムオブカオスの効果発動!墓地のモンスターをゲームから除外し、そのモンスターの名前、ステータス、効果をエンドフェイズ時まで得る!私は墓地のサンガとヒューガ、さらに弟の墓地のスーガを除外する!」

 

黒い渦がカードを呑み込み、その姿を徐々に変えていく

 

「さ、三魔神が1ターンで全部揃うなんて…」

 

「そしてこの三魔神達を生け贄に、ゲートガーディアンを召喚!現れよ、ゲートガーディアン!」

 

三魔神の姿となったファンカスが合体し、ゲートガーディアンになった。色が若干黒っぽいのはファンカスの影響だろうか?

 

「バトル…の前に、貴様のフィールドには厄介なトラップがあったな。先ずはそれを破壊させて貰おう。『サイクロン』でその罠カードを破壊する!」

 

くっ…バーサーキングが破壊されたか…

 

「バトル!ゲートガーディアンでビーストライカーを攻撃!『ゲート・デストラクション』!」

 

ゲートガーディアン(扉の守護神)なのに技名がゲートデストラクション(扉の破壊)って…

 

連夜&隼人LP 7000→5900

 

「お、俺のターン!ビッグコアラを守備表示にしてターンエンドなんだな…」

 

「ふ、私のターン!ゲートガーディアンで暗黒のマンティコアを攻撃!『ゲートデストラクション』!」

 

「くっ!!」

 

連夜&隼人LP 5900→4450

 

「連夜!」

 

「大丈夫。こんな程度で終わったりわしないさ。エンドフェイズ時、キングオブビーストを生け贄にマンティコアを蘇生する。いくよ、僕のターン!魔法カード『ワン・フォー・ワン』を発動!手札を1枚を墓地に送り、デッキから『森の聖獣 ユニフォリア』を特殊召喚!そしてユニフォリアの効果発動!自分の墓地に獣族モンスターしかいない時、このカードを生け贄にし、手札か墓地から獣族モンスターを召喚出来る!僕は墓地の『森の聖獣 カラントーサ』を特殊召喚!そしてカラントーサの効果発動!このカードが獣族モンスターの効果によって特殊召喚された場合、フィールドのカードを1枚破壊出来る!僕が選択するカードは、『ゲートガーディアン』!」

 

「「何だと!?」」

 

「行け!カラントーサ、『森羅のまどろみ』!」

 

カラントーサの体の葉っぱがゲートガーディアンを包み、完全にその姿を覆い隠す。そして、葉っぱが崩れると、そこにはゲートガーディアンの姿が無かった。なんかマジックショーみたいだな。

 

「バトル!カラントーサ以外の全員でダイレクトアタックだ!『百獣大行進』!」

 

「「ぐあああああ!」」

 

迷宮兄弟LP 8000→500

 

「よし!追い詰めたんだなあ!」

 

「だけどまだ終わったわけじゃ無い…それに、あの2人にはまだあのカードが残っているはずだ…」

 

あの2人の顔…恐らく既に持っているな…

 

「カードを1枚伏せ、ターンエンドです」

 

 

 

「よっしゃあ!流石連夜!一気に迷宮兄弟を追い詰めだぜ!」

 

「あのゲートガーディアンをこうも簡単に倒すなんて…」

 

「ああ、だがまだデュエルは終わっていない。あの2人にはゲートガーディアンが破壊されてもまだアレがある」

 

「でも、連夜くんなら…」

 

「確かに、連夜なら落ち着いて対処出来るだろう。だが…」

 

「次のターンプレイヤーは、前田くん…」

 

「あっ…」

 

「大丈夫だって!隼人はやるときゃやる男なんだ。きっと、なんとかするはずさ!」

 

「そう信じるしか無いな」

 

 

 

「まさか、我がゲートガーディアンがこうもあっさりとやられるとは…」

 

「認めよう、その実力を。だが!」

 

「「デュエルはまだ終わってはいないぞ!」」

 

「私のターン!私は魔法カード『ダーク・エレメント』を発動!自分の墓地にゲートガーディアンが存在する時に発動可能。ライフポイントを半分支払い、デッキから『闇の守護神-ダーク・ガーディアン』を特殊召喚する!」

 

迷宮兄弟LP 500→250

 

「そのモンスターは…!」

 

やっぱり手札に持ってたか…戦闘破壊出来なくても、相手のライフはあと200、やり様はいくらでも…

 

「さらに魔法カード『アームズ・ホール』発動!デッキの一番上のカードを墓地に送り、デッキから装備魔法『巨大化』を手札に加え、ダークガーディアンに装備する!」

 

「な!?」

 

ダークガーディアンの攻撃力は3800、その倍となると…

 

「攻撃力7600…」

 

隼人くんが呆然とした様子で呟く。

 

「これぞ我らが最強のモンスター!ゆくぞ、バトル!ダークガーディアンで暗黒のマンティコアを攻撃!『ダークショット・エアー』!」

 

「リバースカードオープン!『和睦の使者』!このターン自分への戦闘ダメージを0にし、モンスターの戦闘破壊を防ぐ!」

 

「ふん、なんとか凌いだか」

 

「だが次の貴様のターンは」

 

「「訪れぬものと思え!!」」

 

 

 

「ふー、ヒヤヒヤさせてくれるぜ、まったく」

 

「このターンは何とか凌いだ様ね」

 

「でも次のターン…」

 

「ああ、隼人が何とかしないと、また連夜の場のモンスターが狙われる。そうなったら今度こそ終わりだ」

 

「そんな…攻撃力7600のモンスターなんて、倒せるはずが無いっすよ…」

 

「そうか?俺は信じてるぜ。隼人なら必ず何とか出来るってな」

 

「でも、隼人くんのデッキにあのモンスターを倒せるカードなんて…」

 

「いや、あるぜ」

 

「え!?」

 

「それに、そのための鍵の一つはもう揃ってる。後は隼人を信じるしか無いさ」

 

(頑張れよ、隼人。お前になら出来る。お前にはそれだけの実力が有るんだ)

 

 

 

「お、俺の、ターン…」

 

「ふ、怖気付いてもうカードを引くことすら出来んか」

 

「う、うううっ…」

 

隼人くんの手がデッキの上で震えている。

 

「隼人くん」

 

「れ、連夜…」

 

「周りを見てご覧」

 

「え…?」

 

そう言って観客席の方を指差す。すろと…

 

「頑張れー!隼人ー!」

 

「隼人くーん!諦めたらダメっすよー!」

 

「気張れ!隼人!」

 

「このまま終わる何て許さないわよ!前田くん!」

 

十代、翔くん、三沢っち、明日香さん、みんなが応援してくれてる。それだけじゃない。

 

「頑張れー!」

 

「諦めんじゃねーぞー!」

 

「負けたら承知しねーぞー!」

 

「オシリスレッドの底力見せてやれ!」

 

レッド寮のみんなはもちろん、イエロー、ブルーの生徒までもが隼人くんを応援している。

 

「み、みんな…」

 

「さ、これで君が一人で戦ってるわけじゃ無いって分かった?」

 

「ああ、俺、こんなにも多くの人に応援されるなんて、初めてなんだなあ」

 

「なら、その期待に応えようじゃないの」

 

「ああ!俺のターン、ドロー!」

 

さて、後は信じるしか無い。でも正直言って、負ける気はしない!

 

「俺は『強欲な壺』を発動!デッキから2枚ドローするんだな!ドロー!…来たぁ!俺は手札から『融合』を発動!場のビッグコアラと手札の『デス・カンガルー』を融合!『マスター・オブ・OZ』を融合召喚!」

 

「攻撃力4200!?」

 

「だがそのモンスターではダークガーディアンは倒せん!そして、ダークガーディアンは戦闘では破壊されない無敵のカード!」

 

「でも、さっきのデュエルでもあったように戦闘ダメージまでは防ぐことは出来ないんだな」

 

「何を馬鹿な事を!攻撃力7600のダークガーディアンを超えるモンスターなど…」

 

「いるんだな!俺は手札から『野性解放』を発動!このカードは自分の獣、獣戦士族モンスター1体の攻撃力を、そのカードの守備力分アップするんだな!」

 

「マスターオブOZの守備力は3700…」

 

「攻撃力7900だと!?」

 

「いけぇ!マスターオブOZ!『エアーズロッキー』!」

 

体中から闘気を漲らせたマスターオブOZがダークガーディアンに強烈な右ストレートを繰り出す。パンチをモロに受けたダークガーディアンが、迷宮兄弟の上に倒れこんだ。

 

「「馬鹿なァァァァァ!!」」

 

迷宮兄弟LP 250→0

 

デュエルの決着の瞬間、会場から大きな歓声が上がった。

 

「ナイスファイトだったよ、隼人くん」

 

「ありがとうなんだな。でも俺がここまでやれたのは連夜のおかげなんだなあ」

 

「僕だけじゃ無いでしょ?」

 

「ああ、みんなの応援があったから、俺、ここまで頑張れたんだな。みんな、ありがとうなんだな!」

 

隼人くんが頭を下げてお礼を言うと、再び観客席から歓声が上がった。

 

「おーい!隼人!連夜!」

 

「凄かったっす!隼人くんも連夜くんも凄かったっす!」

 

「おめでとう。隼人も良く頑張ったな」

 

「本当ね。2人とも良く頑張ったわ」

 

「ニハハハ…そこまで言われるとちょっと照れるな…」

 

「うう、みんな、本当にありがとうなんだなあ」

 

「おいおい、せっかく勝ったのにこんなとこで泣くなよな」

 

「「「「あはははは!」」」」

 

 

 

「ふむ、あれだけ元気なら宿題でも出そうかと思ったのですが…」

 

「ホホホ、まあ、今日はあのデュエルに免じて許してあげて欲しいのにゃ」

 

「仕方ありませんね。では、今日はそういうことにしておきましょう」

 

こうして僕らの退学をかけた制裁タッグデュエルは幕を下ろしたのだった。

 

 




どうも。図1のようになります。です。更新が遅れてごめんなさい。先週まで車校にほぼ毎日通ってたので、中々時間が無くて…
今回主人公が使用したデッキはお分かりの通り、【獣族】です。ただし、バルバロスやマンティコアなどの獣戦士も混ざっていますが。主にキングオブビーストやグリーンバブーンなどの大型モンスターを素早く展開し、とにかく殴るのがこのデッキです。ただ、今回はタッグデュエルということで、サポートのためにトラップがやや多めになっています。それにしても、アニメルールのタッグデュエルは書きにくい…

次回の予定はまだ決まっておりませんが、報告を一つ。タグから"シンクロカード無し"を消します。これの意味するものは…?では次回もお楽しみに!!
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