歩夢side
最初は僕と龍弥は異世界の扉を通り抜けロキの世界へとたどり着いた。
僕達がこの世界に着いて最初に住んでいた町は武術が盛んな町川神市だった。
そして、何故かロキの世界に着いた僕らは体が縮んでしまっていた。
体が縮んだのには驚いたけどすぐに気持ちを切り替えてロキに貰った特典の中身を確認した。
僕達は特典の中身を確認してこう思った。
「「(うわぁ、なにコレ、チート)」」
龍弥のは戦闘に特化した特典だったし、僕のは日常生活でも使える特典ばかりだった。
けど、僕達はまたすぐに気持ちを切り替えてこの体でも出来る修行を開始した。
修行を続けている内に僕は自分の前の世界でよく使用していた、超能力を使いロキの特典に自分で創った特典を組み込んだ。
ちなみに僕の超能力は思った事をそのまま現実に具現化させる物だ。
前の世界では、よくこの能力を使って龍弥や他の友達と一緒に遊んでいた。
それで、今僕が想像したのは東方に出て来た博麗 霊夢の空を飛ぶ程度の能力である。
これで、買い物に行く時もずっと楽になる。
ちなみに、実はこっそりと龍弥のも創ったんだ。
創ったのは、誰とでも仲良くなれる程度の能力だ。
龍弥の目ってつり目で怖いんだよね。(苦笑)
だから、初対面の人達によく怖がられていたんだ。
だけど、この能力が有ればそんな事も関係ない、すぐに友達が出来る。
そして、川神市で修行を積んでいて気付いたら自分達の周りには同い年位の子供達がいた。
その内の一人が龍弥に勝負を挑んで軽くあしらわれていた。
それからというものその子(名前は川神 百代)が何度も龍弥に勝負を挑んではあしらわれていた。
僕は龍弥と百っち(僕が考えた渾名)の様子を百っちと一緒にいた、子達と眺めていた。
それで、気付いた事なんだけど百っちが龍弥を見ている時の表情が恋する乙女のそれだった。
龍弥が百っちを惚れさせている間にも僕達は仲良くなっていった。
元気いっぱいでいつも笑顔が絶えない岡本 一子ちゃん。渾名はわん子ちゃん。
いつも、クールでだけどちょっと厨ニ病がたまに傷の
直江 大和くん。渾名は…………特に無し!!
皆を引っ張る頼れるリーダー風間 翔一くん。皆からはキャップって呼ばれている。ちなみに僕は翔ちゃん。
渾名が女の子っぽくて嫌かな~って思ったけど、翔ちゃんは良いぜと言ってくれた。
おバカさんだけど友達思いの優しい男の子島津 岳人くん。渾名はカタカナでガクト。
ちょっと人見知りで暗い感じだけど、仲良くなると面白い子の師岡 卓くん。渾名はモロ。
僕と龍弥が話していると顔をだらけさせて何か考えていて涎を垂らしている、BとLが着くちょっと腐女子の椎名 京ちゃん。渾名はミヤミヤ。
戦いが大好きでそれ以上に龍弥の事が大好きな川神 百代ちゃん。渾名は百っち。
そこに、僕と龍弥が入って『風間ファミリー』なんて呼ばれている。
そうそう、川神市に住んでいて数年僕達は十一歳になっていた。後、僕には2つ年下の義妹である水無月 遥という女の子がいる。何で義妹なのかと言うと遥は昔今の僕のお父さんとお母さんが引き取ってきた子供なんだ。
遥の本当のお父さんとお母さんは遥を置いて交通事故で亡くなってしまったんだ。
その遥のお父さんとお母さんは僕のお父さんとお母さんの親友だったんだ。
遥のお父さんとお母さんが亡くなってお父さん達が引き取って遥は僕の家族…………義妹になった。
遥は明るくなって友達を沢山作っていた。
そして、時が流れて僕達は十三歳になり川神市から引っ越す事になった。
その事を知ったファミリーの皆は僕達に行かないでと言ってくれた。
だけど、時間はそう待ってくれない。刻々と引っ越しの時間が迫ってきていた。
そして、別れの時が来てしまった。
最後までファミリーの皆は僕達の両親を説得しようしていたけど、結果は変わらず僕達水無月家と一緒に住んでいる龍弥は川神市を引っ越す事になった。
みんなとの別れの挨拶をしていた時百っちが龍弥に告白をして唇にキスをしていた。
龍弥は惚けた顔をしていたが、すぐに真剣な表情になり告白の返事は待って欲しいと言っていた。
そのすぐ後だった、わん子ちゃんが百っちと同じように僕に大好きですと告白をして唇にキスをして来た。
その時、僕は何が起きたのか理解するのに数十秒掛かった。わん子ちゃんに告白とキスをされた事を理解すると僕はすぐに顔を真っ赤にしてあう、あうと言いながら気絶してしまった。
そして、目を覚ますと景色が凄いスピードで変わっていくのに気付いて自分が今どこにいるのかを理解した。
僕達はお父さんが運転する乗用車に乗って引っ越し先である文月市へと向かっていた。
あれから三時間が過ぎ今、僕達は新しいお家へと着き遥とゴロゴロしていた。
龍弥は疲れたのかすぐに眠ってしまった。
僕は目が覚めるまで気絶……もとい眠っていたからあまり疲れてはいない。
そんな事を思っていると太股に何かが乗っている感覚があった。
「くぅ~すぅ…………むにゃ……お兄ちゃん…すぅ」
いつの間にか遥が僕の太股を枕にして眠っていた。
僕は遥を起こさないように気をつけながら体制を変えて頭と膝の後ろに手を入れて抱きかかえ、所詮お姫様抱っこをして遥を僕のベッドに寝かせた。
僕は散歩がてら家の周りを探索する事にしてお父さんとお母さんの了解を得て出掛けた。
家から出掛けて大体一時間位が過ぎていた。
大体町の地形を覚えた僕は超能力を使って新たに能力を創造した。
創造した能力は仮面ライダーWに出てくる園崎 来人こと左 翔太郎の相棒フィリップの星の本棚を創造した。
そして、さっそく星の本棚で検索をしようとした時悲鳴が聞こえてきた。
『キャアァァァァァァァ!!?』『ウワァァァァァ!!?』
「何?」
僕は検索するのを止めて悲鳴が聞こえた方へと走っていった。
そして、僕がそこで見たものは怪人みたいな奴らが町の人達を襲っている光景だった。僕はすぐに怪人達に向かって
走っていったが視界の端の方に俺と同い年位の栗色の髪をサイドポニー纏めた少女と金髪を白いリボンで結んだ少女。これまた金髪をリボンで結んだ少女と紫色の髪をストレートでカチューシャを付けた少女が今にも攻撃されそうになっている姿が目に入った。
「させない!!!!」
“俺”は方向転換して攻撃しようとしている怪人に体当たりを喰らわせた。
「ぬおっ!?」
怪人は俺の体当たりを受けて体をよろめかせながら後退していた。
「大丈夫か?」
「あ、うん。ありがとう」
「お礼はいい、立てるか?」
「だ、ダメ怖くて腰が抜けて動けない」
「「「(コク、コク)」」」
「チッ、仕方ない」
俺は懐から『トッキューチェンジャー』を取り出して左手に装着した。
「キサマッ!!何者だ!?」
「お前らを倒す者だ」
俺は左手のトッキューチェンジャーのボタンを押した。
〈変身いたしまーす!!白線の後ろまで下がってお待ちくださーい!!〉
音声が鳴った瞬間赤い列車の幻影が前を通り過ぎて行き、過ぎ去った後に白線が敷かれていた。
怪人の一人が白線を越えていると、俺が体当たりをした怪人がその怪人を叱った。
「バカ者!?さっさと白線の後ろまで下がらんか!!!」
「ズゴッ!!!」
怪人がルールを守るなんてシュールな光景だな。
俺はそんな事を思いながらさっきの幻影と同じ列車のプラモデルみたいなものをトッキューチェンジャーに差し込んで左手を前に突き出し踏み切りのような部分を降ろした。
「トッキューチェンジ!!!」
瞬間赤い光が俺の体を包み込んで顔以外を赤いスーツが装着された。
そして、スーツと同じ色のフルフェイスメットが装着され、目の辺りを線路を引きながら赤い列車が通り過ぎて行った。
〈トッキュー1号、トッキュー1号〉
「今は一人だけど、勝利のイマジネーション!!!
列車戦隊トッキュージャー!!!!!」
「「「「え?」」」」
「何!?トッキュージャーだと!?」
「俺にははっきりと見えている。俺がお前たちに勝利しているイメージが!!!!」
「くっ!!だが、所詮奴は一人だ纏めて掛かれーー!!!」
『ズゴーーーーーーーー!!!!』
「勝利に向かって出発進行ーーー!!!!」
俺は敵に向かって走り出し『トッキューブラスター』から弾丸を発射した。
〈撃ちまーす!!〉
『ズゴッ!!!』
音声と共に発射された弾丸に前いた何体かを撃ち抜いた。
「はっ!!」
そして、次々と弾丸を発射し敵の数を減らしていった。
『ズゴーーー!!!!』
俺はトッキューブラスターを『ガンモード』から『ソードモード』へと変えて残りの敵を切り裂いていった。
「はあぁぁぁぁぁぁあ!!!!」
〈ハイ、斬りまーす!!〉
『ズゴッ!!!』
切り裂いていった怪人は煙のように消えていった。
「残りはお前だけだ!!」
「くっ!やるな!!だがこの俺様を舐めるなよ!!俺様はキサマが倒した雑魚とは違うぞ!!!」
俺はトッキューブラスターを左手に持ち右手に『フミキリケン』を持ち二刀流の構えを取った。
相手も片手で持っていた斧を両手に持ち替えた。
「ヤァァァァァァァァァァ!!!」
「オオオオオオオオオオオ!!!」
俺と奴は同時に走り出し持っていた武器を互いに叩きつけた。
「クッ!?」
「ヌオッ!?」
しかし、互いの武器は相手へは当たらず互いの武器が衝突した。
俺はトッキューブラスターを少しずらし相手の体制をずらしもう片方の剣で切り裂いた。
「セイヤッ!!」
「何!?グオォォォォォォォ!!?」
よろめいた隙を突いて俺は龍弥と一緒に編み出したテイルズのロイドの秘奥義『天翔蒼覇斬』を繰り出した。
「コイツでトドメだ!!『天翔蒼覇斬』!!!!!」
「グオォォォォォォォォォォォ!!!!!???」
天翔蒼覇斬を食らった相手は爆散した。
俺は勝利のブイサインを空に向かって突き出した。
「正義は勝つ!!!」
“僕”は変身を解除して急いでその場を立ち去ろうとした。
「ま、待って!!」
「え?」
「「「「助けてくれて、ありがとうございました!」」」」
「どう致しましてだよ!!」ニコッ
僕はあの女の子達に向かって笑い掛けてその場を走り去った。
「「「「っ!?////」」」」
あの後、僕は誰もいなくなった所で空を飛んで家へと帰った。
文月市に引っ越してから四年が過ぎた。
義妹の遥は聖サンクルミエール女学院というお嬢様学校へと通い龍弥の従姉妹である神無月 葵という女の子と友達になったそうだ。
それで、今の僕達はと言うと。
「まさか、こんな時間に登校する羽目になるとはな」
「うう~ごめんってば。龍弥」
この春、編入する事になった文月学園へと足を運んだいた。
そして、少し歩くと文月学園の校門が見えてきた。
すると、校門の所にいかにもって感じの筋骨隆々のスーツを着た先生?がいた。
「む?お前たちが編入生か?」
「「はい」」
「ふむ、おかしいな?」
「どうしたんですか?」
「いや、編入生は男子2人だと聞いていたのだが。今俺の目の前にいるのは男女の2人だからな」
「あ、あの~?」
「何だ?」
「女子ってもしかして、僕の事ですか?」
「?他に誰がいるとゆうのだ?」
「やっぱり」orz
僕は両手を地面に付けて落ち込んだ。
「ど、どうしたんだ!?」
「あ~、すいません。先生」
「何だ?」
「コイツ、こんな容姿ですがちゃんとした男子です」
「何!?それは本当か?」
「(グスン)………はい、そうです」(涙目)
「そ、そうだったのか!?それは済まなかった」
先生が謝ってくれた。
「良いですよ~別に、よく間違われてましたから」(涙)
「泣くくらいなら自虐ネタは止めておけ」
「(グスン)…………」(コク)
「そ、それでは自己紹介をしておこう。俺は西村 宗一だ。生活指導と補修を担当している」
「天道龍弥です。よろしくお願いします」
「水無月歩夢です!!よろしくお願いします!!西村先生!!」ニコッ
「そ、そうだな。////お前たちには悪いが編入生は自動的に最低クラスに所属して貰うことになっている。コレから頑張ってくれ」
西村先生が僕と龍弥の頭をワシワシ撫でてくれた。
なんか、西村先生前の世界のお父さんみたいだ。
「それでは、行ってこい!!」
「はい!!!」
「行って来ます!!お父さん!!!…………あっ!!」
「はっはっはっ!!俺はお父さんでは無いぞ。水無月」
「あう……………ごめんなさい」(´・_・`)
「はは、だが。頑張ってこい」
西村先生がまた、撫でてくれた。
「うんっ!!!」ニコッ
歩夢side end
天道 龍弥 Fクラス
水無月 歩夢 Fクラス
トッキュージャーの変身アイテムの名前ってコレで合ってるんでしたっけ?
武器もこの名前でいいんでしたっけ?