なんの面白みもないガチの日常みたいですが、どうぞ。
「おはようございます、P」
午後、仕事をしていると入り口の方から声がしたので手を止めて顔を上げると琴葉の姿が。
「おはよう、今日も暑いな」
「そう…ですね……」
空調が効いているはず(26℃強設定)なのに汗が出てきそうな暑さ。
必然的に挨拶の中にも暑さの話題が出るのは致し方ないだろう。
事実、(多分)劇場に来たばかりであろう琴葉の言葉には元気がない上、額にはうっすらと汗が。
この様子では外は35℃を超えているのは想像に難くない。
特に伝えることもないので、視線を落とし、仕事を再開すると、
「Pは今日“も”書類仕事ですか?」
「ああ。普段の業務に加えて企画書類とかも作っているからね。外回りを控えている分、持込や普段出来ないことをやっておきたい」
若干“も”の所を強調し、暗に『やり過ぎ』と伝える琴葉。
(それだけではないだろ、とは察しても言わないのが華である)
Pはそれを敢えてスルーし、仕事を続ける。
「……」
相槌がなかったので視線を書類から外し琴葉の方を伺うと…。
頬が微かに膨らんでいる(気がした)。
(多分)拗ねている。
最近はこんな表情を見せてくれるようになったなあ、と心の中で噛み締めつつ、平常心を装って声をかける。
「ただ、流石に暑いから…、ちょっとアイスを買ってきてもらえるかな?俺と…琴葉の二人分。皆にはナイショだぞ?」
財布から小銭を取り出しつつ頼んでみる。
「えっ、いいんですか?」
「暑くて空調も効きが悪い。このままやってても作業効率が落ちるから、休憩と息抜きに、ね?はいこれ2人分のお金と手間賃」
パッと目を輝かせて食いついてくるあたり、アイスという単語には弱いらしい。
とはいえ、何か反論してこられては(時間的にも他のアイドルにバレそうで)マズいので矢継ぎ早にそれっぽい理由をでっち上げ(暑いのは事実)、おつかいを頼む。
「…。分かりました。では、ちょっと行ってきます」
「急がなくてもいいからね」
「はい。あ、要望とかありますか?」
「ん~。バニラ味ならなんでも」
「分かりました。じゃあ、行ってきます」
「ああ」
抵抗を諦めたのか、あっさりと小銭を受け取る琴葉。
ただ、しっかり何が良いか聞いてくるあたり、琴葉らしいというか、すごいというか。
指定しないと悩むのは確実なので、味だけ指定しておく。
(商品まで指定すると、1軒目に無かった場合、置いてある店を探し回るので言わないのがミソ)
琴葉が居なくなった事務室には再び静寂が訪れる。
もうじきアイドルの皆が来る時刻だ。
アイスを食べ終わったらレッスンの見学や打ち合わせをしないといけない。
今のうちにキリの良い所まで進めよう。
そう考えると、Pは再び書類に目を通し始めた。
なんかこう…、続きそうな感じになっちゃいましたw
もしかしたら…?
琴葉関連のネタはすぐ浮かぶんですよねw
拙い内容ですが、日常感が出ていれば幸いです。