キュアエコー「キュアギルティ・・・」   作:4度°

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キュアエコーとして変身できる能力を取り戻したあゆみ。無力な自分を振り切って仲間たちの元へ駆けつけようとした彼女の前に、致命的なまでの力を携えた一人の少女が舞い降りる。


後編「届かぬ想い」

横浜-みなとみらい

 

 

エコー「はぁっはぁ・・・」

 

ギルティ「あははは・・・♪」

 

エコー「はぁ、はぁ、はぁ・・・っ」

 

ギルティ「あはははははははは♪」

 

エコー「な、なに・・・あなた・・・いったい・・・」

 

ギルティ「あはははははあはははははははあはははははは♪」

 

エコー「ど、どうして・・・なんで・・・こ、こんなこと・・・」

 

ギルティ「あっはははははー♪あっははははー♪」グシャッ

 

≪まだまだ人気の少ない早朝の横浜。静かな波打つ音だけが木霊する港はまるで大量の赤いペンキを地面にぶちまけたかのように一面が真っ赤に染まっている血の海と化していて≫

 

ギルティ「はぐ、あぐっ!んっく・・・あむっ♪」

 

エコー「う・・・」

 

ギルティ「はむ、あむあむ、ぶちぶちぶちっ」

 

エコー「う、うっぷ・・・おぇ・・・っ」

 

ギルティ「あっはぁー♪こいつはマズい。あむ、はむ、んっく・・・こっちはまぁまぁ♪」

 

エコー「うえぇ・・・っ」

 

ギルティ「はぁぁ~~っむ♪あむ、んぐ、あぐっ♪」

 

≪漆黒の翼を生やした黒の少女は港に降り立つと同時に目に付いた人間を人智を越えた異能の力で虐殺し、倒れ伏しているエコーの目の前で、彼らの死体をまるで試食するかのように品定めし食い散らかしていった≫

 

ギルティ「ぷはっ♪どいつもこいつもイマイチだなぁー・・・」

 

エコー「ぁ・・・あ・・・あ・・・」

 

ギルティ「んでー?お前は、なんなの?」

 

エコー「ぇ・・・」

 

ギルティ「いやぁ、いきなり突っかかってくるからビックリしちゃったじゃーん♪」

 

エコー「え・・・うっぷ・・・」

 

ギルティ「思わずぶっ飛ばしちゃったけどさぁー?それなんかのこすぷれー?」

 

エコー「わ、わた・・・わたしは・・・」

 

ギルティ「こぉーんな朝っぱらからこんな場所でヒーローごっことは。ヒマだねー最近のちゅーぼーは」

 

エコー「そ、そん・・・そんなんじゃ・・・っ」

 

ギルティ「お♪この女、耳がうめぇわ♪」コリコリッ

 

エコー「うっぷ・・・おえぇっ」

≪目の前にいる悪魔のような少女が食している人間だったもの、それはまぎれもなくたった数分前に自分がが助け、自分を正義の味方だと賞賛してくれた一般人の女性で・・・≫

 

ギルティ「そっちの警官のはマズかったけどね。人によって味違うんだよなー」

 

エコー「も・・・もう・・・やめて・・・」

 

ギルティ「つか生で食ってるのがダメなのかな?焼いたほうが美味いと思う?」ブチブチブチッ

 

エコー「もうやめてぇ!!」

 

エコー「ひ、ひどい・・・ひどすぎるよ・・・こ、こんなの・・・」

 

ギルティ「・・・ひどい?なにが?」

 

エコー「ひ、ひとを・・・こ、ころして、た、たべちゃうなんて・・・お、おかしい・・・おかしいよ・・・っ」

 

ギルティ「そーかな?君だって肉ぐらい食うでしょ」

 

エコー「それは!ど、どうぶつのもので・・・っ」

 

ギルティ「人間だって動物じゃん」

 

エコー「・・・っ」

 

ギルティ「それとも?同族同士で食い合うのがオカシイとか?あはは♪カマキリさんに謝れっつーの♪」

 

ギルティ「だいたい同族なんてね。あはは・・・ゴミが、おこがましい」

 

ギルティ「わたしはね、頂点にいるの。ぜんぶの。人間以上神以上悪魔以上。虫は動物に食われる。動物は人間に食われる。人間はわたしに食われる。きゃーすごーい♪」

 

エコー「はぁ、はぁ・・・」

 

ギルティ「なーんてね♪べつにわたしは神でもなきゃエイリアンでもねーよ。ふつーにコンビニ行くしふつーに映画みるし。ふつーにそこらへんにいる女子中学生だぜ☆」

 

エコー「はぁっはぁ・・・ど、どうして、どうして・・・こんなこと・・・」

 

ギルティ「あ?話聞いてたのかてめぇ。バカ?」

 

エコー「こんな・・・ひどい、こと・・・」

 

ギルティ「愉しいからに決まってんじゃん♪」

 

エコー「・・・っ!!」

 

ギルティ「人が死んでいくさまを見るのが愉しくて楽しくて仕方ないんだよね、わたし」

 

エコー「た、たのし・・・い・・・?」

 

ギルティ「そーそー♪苦悶や苦痛に満ち満ちた顔を見てるのがハイパーハッピーなわけですよ♪」

 

エコー「はぁっはぁ・・・そ、そんな・・・そんなことが・・・あるわけ・・」

 

ギルティ「いやぁにしても、ほんと最高だよねプリキュアって♪」

 

エコー「・・・え」

 

ギルティ「こーんなカンタンにやりたい放題できちゃうわけだしさぁ♪」

 

エコー「プリ、キュア・・・?」

 

ギルティ「ま、今となってはあのなんたら王国にも感謝しといてやっか♪わたしのイシズエになれて光栄だったでしょーに♪あはははは♪」

 

エコー「・・・っ!!」

 

 

あゆみ『えぇ!?あ、悪のプリキュア!?』

 

なお『うん、そうなんだ』

 

あゆみ『キュア、ギルティ・・・』

 

あゆみ『そ、そんなのが現れちゃったんだ・・・』

 

なお『一応、みゆきちゃんのおかげで今はおとなしくしてるみたいだけどね・・・』

 

あゆみ『そっか・・・そんなことがあったんだね』

 

なお『またいつ現れるかもわからないし、あゆみちゃんのほうも気をつけてね?』

 

 

エコー「ま、まさか・・・」

 

ギルティ「あン?」

 

エコー「まさか、あなたが・・・」

 

 

エコー「キュアギルティ・・・」

 

 

ギルティ「お・・・わたしのこと知ってんの?」

 

エコー「・・・っ」

 

エコー「し、知ってる・・・あなたは・・・っ」

 

ギルティ「あははは♪もしかしてわたしってゆーめーじん?いや~照れちゃうにゃ~♪」

 

エコー「あなたは・・・」

 

ギルティ「これでも慎ましやかに生きてきたつもりなのにぃー♪あ、サインでもあげよっかー?」

 

エコー「あなたは・・・っ」

 

エコー「みゆきちゃんたちに酷いことしたっ!!」

 

ギルティ「あーん?」

 

エコー「知ってる・・・はぁ、はぁ・・・あなたが、みゆきちゃんたちにどんなことしたのか・・・っ」

 

エコー「わたしの、わたしの友達に・・・酷いことするなんて・・・」

 

エコー「許せない・・・っ」

 

ギルティ「・・・」

 

ギルティ「ミユキチャン?」

 

エコー「あなたが・・・プリキュアだなんて・・・」

 

エコー「信じられない・・・」

 

ギルティ「ミユキミユキ・・・」

 

エコー「どうして・・・どうしてそんな・・・こんな・・・っ」

 

エコー「こんな酷いことができるのっ!?」

 

ギルティ「あぁー・・・」

 

エコー「・・・っ!」

 

ギルティ「あんさー。いっこ聞いていーかな?」

 

エコー「ぇっ!?」

 

ギルティ「うん。さっきからアンタが言ってるさ」

 

 

ギルティ「ミユキチャンってだれ?」

 

 

エコー「えっ・・・」

 

ギルティ「いや、いちいちぶっ殺したやつのことなんて覚えてねーしよー?そんないきなりミユキチャンだなんだって言われてもねぇ?」

 

エコー「・・・っ」

 

ギルティ「まぁどっかでそのミユキチャン?とやらをわたしが殺してたとしてもさ、うん、悪いけど全然覚えてないや♪ぜーんぜん知ーらない♪」

 

エコー「し、知らない・・・?」

 

ギルティ「うん。存じませんな♪」

 

エコー「・・・」

 

エコー「ほしぞら・・・」

 

ギルティ「は?」

 

エコー「星空みゆき」

 

エコー「わたしの友達よっ!!」

 

ギルティ「ほしぞらー・・・んー?なんかどっかで聞いたことがあるよーな・・・」

 

ギルティ「・・・で?」

 

エコー「・・・っ」グッ

 

ギルティ「それで、そのオトモダチに酷いことしちゃったわたしをどうすんの?」

 

エコー「あなたは・・・」

 

ギルティ「へいへい」

 

エコー「わたしが・・・倒す・・・っ!!」

 

ギルティ「おぉーすげぇー♪」

 

 

エコー「(この子だ・・・!!)」

 

エコー「(この子がキュアギルティ・・・!!みんなを困らせてるワルモノ・・・!!)」

 

エコー「(ここでわたしがこの子を倒せたら・・・)」

 

エコー「(きっと・・・きっとみんなの助けになる・・・っ)」

 

エコー「(みんなの力になれるんだ・・・っ!!)」

 

エコー「(だから・・・っ!!)」

 

 

 

エコー「はぁぁぁぁぁぁあっ!!」バッ

 

 

 

ギルティ「・・・ハッ♪」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

七色ヶ丘総合病院-

 

 

パキンッ

 

 

みゆき「あ・・・っ」

 

あずさ「どうかした?みゆきちゃん」

 

みゆき「コップ、割れちゃって」

 

あずさ「あらら。ああ、危ないから触っちゃダメよ?今ちり取り持ってくるから」

 

みゆき「ご、ごめんなさい」

 

あずさ「いいからいいから」スタスタ

 

 

 

みゆき「(これ・・・)」

 

みゆき「(前にあゆみちゃんが選んでくれたやつだったのに・・・)」

 

みゆき「・・・」

 

 

 

みゆき「あゆみちゃん、元気かなぁ・・・」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

横浜港-みなとみらい

 

 

エコー「きゃぁぁああっ!!」ガァアアンッ

 

 

≪思い切り大木に叩きつけられて地面に倒れ伏すエコー。彼女の目の前には余裕の表情で笑みを浮かべながらポキポキと肩を回しながらエコーの眼前までやってきて・・・≫

 

 

エコー「あ、うぅ・・・あ・・・」

 

ギルティ「お前みたいなやつのことってさー。なんてゆーんだろねー?」ゲシッ

 

エコー「ぁ・・・っ」

 

ギルティ「“身の程しらず”」ガスッ

 

エコー「あっぐ・・・っ」

 

ギルティ「“頭が高ぇ”」ガスッ

 

エコー「かっは・・・っ」

 

ギルティ「それともー・・・“胃の中の・・・かえる?”ゲロゲーロ♪」ゴスッ

 

エコー「うっぁ・・・あ・・・っ」

 

ギルティ「あーでもあれだね。やっぱこういうやつって総じてさ♪」

 

エコー「はぁ・・・はぁ・・・っ」

 

ギルティ「“カス”っていうんだよ・・・ねっ♪」ドガスッ

 

エコー「かはっ!こっほ・・・っ!けほっ!えほっ!かは・・・っ」

 

ギルティ「なにこいつ。マジで弱ぇーな?あ?」

 

エコー「は、はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・っ」

 

ギルティ「さっきさー?なんかこー、ピカピカーって光ってたよね?なにあれ?」

 

エコー「うっく・・・」

 

ギルティ「キュアエコーとか名乗ってたけどさぁ・・・お前ってほんとにプリキュアなわけ?」

 

エコー「はぁ・・・はぁ・・・っ」

 

 

エコー「(ど、どうしよう・・・ぜんぜん、敵わない・・・)」

 

エコー「(手も足も・・・出ないよ・・・)」

 

 

ギルティ「あははははー♪まっさかねー?お前みたいなクズがプリキュアなわけねーかー?」

 

エコー「くっ・・・わ、わたしは・・・っ」

 

エコー「わたしは・・・キュアエコー!正義の味方・・・っ」

 

ギルティ「デコピーン♪」バチィィイイインッ

 

エコー「ぁぁっ!!?」ガァァンッ

 

ギルティ「あははは♪よっわー♪」

 

エコー「うぁ・・・あぁ・・・っ」

 

ギルティ「これならまだ“れいか”のが強ぇよ。ザコすぎ」

 

エコー「れ、れいか・・・ちゃん・・・?」

 

エコー「(や、やっぱり・・・この子が・・・)」

 

ギルティ「ほーら立った立ったー♪すたんだーっぷ♪」グイッ

 

エコー「ぅあ・・・っ」

 

ギルティ「ほれほれ♪さっきのもう一発撃ってみ?なぁ?」

 

ギルティ「チャンスあげっから♪ほらほらカモーン?」

 

エコー「はぁ・・・はぁ、はぁ・・・」

 

エコー「(バカにして・・・ッ)」キィィインッ

 

ギルティ「そうそう力を溜めてみよう♪」

 

エコー「“プリ・・・キュア・・・”」

 

ギルティ「いいぞいいぞー♪がんばれー♪」

 

エコー「・・・っ!!」カッ

 

ギルティ「あはは♪」

 

エコー「“フュージョンリーチ!!”」

 

ギルティ「“ダークボール♪”」ブワァァン

 

 

ドガガガガガガガァァアアアアアアアアアアアアアン!!!

 

 

エコー「きゃぁぁあああああああああああっ!!」

≪キュアエコーの両手の中に凝縮した光の束による渾身の一撃もギルティがなんのけなく振るった腕から放たれた闇の光弾に飲み込まれて大きな爆発とともにエコーの身体を吹き飛ばしてしまう≫

 

 

ギルティ「あははははははははははは♪なにそれなにそれぇー?ええーうっそマジー?今のわたしの中で超弱な攻撃だったんですけどー?相殺すらできねーとかマジかよおいおいー♪本気でマジでガチでクソ弱ぇーなおまえー♪」

 

エコー「あっぐ・・・あ、あぁ・・・」

 

ギルティ「あははあはは♪まぁまぁ気にすんなよ、今のわたしが強すぎちゃったんだごめんねー?」

 

エコー「は、はぁ・・・はぁ・・・ぁ・・・」

 

ギルティ「おーら、さっきまでの威勢の良さはどーしだんだ?あぁ?」

 

エコー「うっぐ・・・う・・・」

 

ギルティ「さっきから地面に這いつくばってばっか。もしかして地面とセックスすんのが好きなの?」

 

エコー「はぁ・・・はぁ・・・わ、わたしは・・・」

 

ギルティ「とりまわたしの勝ちだよねー♪誰がどう見ても判定するまでもなくわたしの勝ちー♪てくにかるのっくあうとー♪」

 

エコー「わたしは・・・まだ・・・」

 

ギルティ「勝者のギルティちゃんには景品が送られるそーですよー?うっわーなんだろなんだろー♪」

 

エコー「まだ・・・っ」

 

 

 

エコー「ま、負け・・・ない・・・っ!!」

 

 

 

ザシュッ

 

 

 

エコー「え・・・」

 

ギルティ「勝ったギルティちゃんにはー」

 

エコー「あ・・・」

 

ギルティ「プリキュアの“腕”をプレゼントー♪」

 

エコー「あ、ぁ・・・」

 

ギルティ「やったぜー♪戦利品だねっ♪」

 

エコー「あ・・・え・・・?」

 

 

エコー「(うで・・・)」

 

エコー「(腕が・・・わたしの・・・)」

 

エコー「(わたしの・・・右うで・・・え・・・)」

 

エコー「え・・・?」

 

 

ボトッ

 

 

エコー「いやあああああああああああああああああああああああああ!!!!」

 

ギルティ「あはははははは♪」

 

エコー「わ、わたしの・・・わたしの・・・み、みぎ、みぎうで・・・腕がぁぁあ・・・っ!!」

 

エコー「あ、あああああああ!!ああああああ!!い、いたいいぃぃい!!!」

 

ギルティ「そーりゃ痛いでしょ。ぶった切ってるんだから♪」

 

エコー「いたいいたいいたいいたいぃぃ!!痛いよぉぉ!!あぁぁああ・・・っ!!」

 

エコー「ひ、ひっぐ、あぐ・・・あぁぁ・・・あ・・・あぁぁああ・・・っ!!」

 

ギルティ「んだよー♪そんな泣くなよー♪ボンドでも買ってきてくっつけりゃいいじゃねーかよー♪」

 

エコー「痛いぃ!!痛いよぉぉ!!だれか・・・だれかぁぁあ!!」

 

ギルティ「おいおーい♪プリキュアが助けを求めちゃだめでしょー?プリキュア失格ー♪」

 

エコー「ひっぐ・・・えぐ、ああぁ・・・うあぁぁあぁぁぁ・・・っ」

 

ギルティ「あはは♪でもそうだねぇー?助けを呼べばオトモダチが助けにきてくれるかもしれないねぇー?」

 

エコー「あぁ・・・あぁぁあ・・・ぁああ・・・あ・・・っ」

 

ギルティ「きひひ♪」スッ

≪ギルティは右腕を伸ばすし泣き喚くエコーの顔を包み込むように手を広げ≫

 

エコー「あ・・・うぅぅぁ・・・あぁ・・・あ?ぁ・・・?」

 

ギルティ「“ブラックアウト”」

 

エコー「え・・・」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

-???

 

 

エコー「ど、どこ・・・どこここ・・・」

 

エコー「ま、真っ暗・・・な、なにも・・・なにも見えない・・・」

 

エコー「やだ、やだやだ・・・やだ、こ、こわいよ・・・」

 

エコー「やだ・・・だ、だれか、だれか!!ねぇ!!」

 

エコー「誰か・・・!誰か返事して!!ねぇ!!」

 

エコー「フーちゃん!!いないの!?ねぇ!!」

 

 

 

エコー「ねぇってば!!」

 

 

 

?『うるさいなぁ』

 

エコー「え・・・」

 

?『さっきから何を騒いでるんですか?』

 

エコー「あ・・・あ・・・」

 

?『あれ、アユミちゃん。また泣いてるの?』

 

エコー「み、みゆき・・・」

 

 

エコー「みゆきちゃんっ!!」

 

 

ハッピー『・・・』

 

エコー「それに・・・あかねちゃん!!やよいちゃん!!なおちゃん、れいかちゃんも!!」

 

サニー『・・・』

 

ピース『・・・』

 

マーチ『・・・』

 

ビューティ『・・・』

 

エコー「よかった・・・よかった!みんな、みんなぁ・・・っ」

 

ビューティ『いったいどうしたんですか?アユミさん』

 

マーチ『そんなに泣いちゃって。腕、ないし』

 

エコー「そ、それが・・・それがね。あ、ああ・・・キュ、キュアギルティが・・・キュアギルティが来たの・・・っ!!」

 

ハッピー『キュアギルティが・・・?』

 

エコー「うん、うんっ!みゆきちゃんたちに酷いことしたっていう・・・キュアギルティが来て・・・っ!!」

 

エコー「う、うで・・・わたしの・・・わたしの腕が・・・っ!!」

 

サニー『ふぅん?』

 

ピース『それはタイヘンだったね』

 

エコー「うん・・・うんっ・・・で、でも・・・でもみんな一緒なら・・・また、みんな一緒なら・・・っ」

 

マーチ『・・・』

 

エコー「わたし・・・わたし、頑張れる・・・から、わたし・・・まだ・・・っ」

 

ビューティ『・・・』

 

エコー「痛いけど・・・苦しいけど・・・みんな一緒なら・・・」

 

ピース『・・・』

 

エコー「みゆきちゃんたちが・・・諦めるなって・・・教えて、くれたから・・・」

 

サニー『・・・』

 

エコー「だから・・・っ!!」

 

 

 

ハッピー『諦めちゃえば?』

 

 

 

エコー「・・・ぇ」

 

ハッピー『諦めちゃいなよ。無駄だよ、そんなの』

 

エコー「み、みゆき・・・ちゃん・・・?」

 

ハッピー『諦めないでなんになるっていうの?そんなにやられちゃってさ。無駄無駄。諦めが肝心だよ』

 

エコー「え・・・え・・・?」

 

サニー『ボロ負けしよって、ほんま。同じプリキュアとして恥ずかしいわ・・・』

 

エコー「あかね・・・ちゃん・・・?」

 

ピース『だいたい、そんな腕で・・・ぷぷっ。ちょっと笑っちゃうよね』

 

エコー「やよい・・・ちゃん・・・」

 

マーチ『そうだよね。そんなにボロボロになってもまだ諦めないって、バカじゃないの?』

 

エコー「なお・・・ちゃん・・・」

 

ビューティ『あなたに勝ち目はありませんよ、アユミさん。早く諦めたらどうですか?』

 

エコー「れいか、ちゃ・・・」

 

ハッピー『ねぇ・・・アユミちゃん』

 

エコー「あ・・・み、みゆ・・・」

 

 

 

ハッピー『はやく死んでよ』

 

 

 

エコー「・・・っ!!」

 

 

 

ハッピー『正直、アユミちゃんみたいなのがプリキュアになったら迷惑なんだよねー』

 

サニー『弱いくせにうちらの仲間って言われてもなぁ』

 

ピース『一緒にしないでほしいよね』

 

マーチ『これじゃあわたしたちの評判まで落ちちゃうじゃない』

 

ビューティ『アユミさんひとりのために、みんな迷惑しているんですよ?』

 

エコー「あ・・・あ・・・」

 

ハッピー『だからさぁー?そのキュアギルティってゆうのに、このまま殺されてくれないかなー?』

 

エコ「あ・・・あ・・・っ」

 

ハッピー『そうすればさ、アユミちゃんが死んでみんなが助かるよ♪』

 

ハッピー『みぃ~んな・・・』

 

エコー「い・・・」

 

 

ハッピー『ウルトラハッピーになれるんだよっ♪』

 

 

エコー「いやぁぁぁぁぁああ!!!」

 

マーチ『おっと逃がさないよ』

 

エコー「や、やだ!やだやだ!!うそ!!こんなのうそよ!!」

 

サニー『プリキュアの力もまだ残っとるみたいやし、このままやったらなかなか死ねへんな』

 

エコー「やだ、やだやだやだ・・・!!は、はなして・・・っ!!」

 

ハッピー『じゃあ・・・わたしたちもアユミちゃんが死ぬお手伝いをしてあげるよ♪』

 

エコー「え・・・ぇ・・え!?」

 

ピース『あ、じゃあ次は足を切り落とすっていうのはどうかな?』

 

ビューティ『それは名案です♪』

 

エコー「え・・・え・・・え・・・?」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

ギルティ「“ダークロウ・デスサイズ”」

 

 

ズズズズッ・・・

 

 

エコー「いやぁぁあぁああああああああああああ!!!」

 

ハッピー『あはははは♪結構足って斬りづらいんだねー♪』ズズッ・・・

 

マーチ『おっと、サニー。しっかり抑えてなきゃダメじゃない』

 

サニー『わかっとるって。こーら暴れんなやっ』

 

エコー「やめて!!やめてやめてやめてやめてやめてええええええええ!!」

 

ピース『あは♪剣の先がアユミちゃんのフトモモに入っていくよ♪』

 

エコー「痛いいぃぃ!!いたいいたいいたいいたいいたいいいたいいいいいい!!!」

 

ビューティ『血がたくさん出て、綺麗ですよ?ほら、見てください?』

 

エコー「やだやだやだやだぁぁあ!!どうして!!どうしてこんな!!やだよぉ!!やだぁぁあ!!」

 

ハッピー『あはははははははは♪』ブチブチブチブチブチッ

 

エコー「いやぁぁあああああああああああああああ!!!」

 

 

 

ギルティ「あはははははははは♪」ブチブチブチブチブチッ

 

エコー「いやぁぁあああああああああああああああ!!!」

 

ギルティ「そんなに泣き喚いちゃってまぁまぁ♪」

 

エコー「痛い痛い痛いいたいいたいいたいいたいいたいたいたいたいたいたいたいいいい!!!」

 

ギルティ「どんな夢を見てるのかにゃー?あはははははは♪」

 

エコー「痛いいぃぃ!!痛いよぉぉ!!痛いぃぃいい!!だれか、誰か助けてええええええ!!」

 

ギルティ「助けてほしい?助けてほしーのー?」

 

エコー「助けて!!助けてええええ!!もうやだ!!もう痛いのやだよぉ!!」

 

ギルティ「でもでもぉーそうしちゃうと君の大事なトモダチが助けられないんじゃなかったー?」

 

エコー「ひっく、えぐ・・・えっぐ・・・助けて・・・助けてぇぇ・・・っ」

 

ギルティ「オトモダチのことどーでもいーのー?タイセツなトモダチなんでしょー?」

 

エコー「と、とも・・・だち・・・」

 

 

 

ハッピー『だいたいアユミちゃんみたいな子とトモダチになるわけないじゃーん♪』

 

サニー『せやせや、それをなーに真面目に受け止めとんねん。アホか』

 

ピース『だーれもアユミちゃんのことトモダチだなんて思ってないよねー♪』

 

マーチ『アユミちゃんっていっつもウジウジしてるし、見ててイライラするんだよね』

 

ビューティ『前もお情けで助けてあげましたが、なにを勘違いしているんでしょう?』

 

 

 

エコー「とも・・・」

 

 

 

クラスメイトA『ええー!坂上さんもプリキュア好きなのー!?』

 

クラスメイトB『その年でプリキュアとかマジでダサくなーい?』

 

クラスメイトC『せーぎのみかたとかカッコ悪いよねー♪』

 

クラスメイトD『そんなのが好きとか、坂上さんやっばぁー♪』

 

クラスメイトE『そんなのが好きなんて頭おかしくなーい?もう話かけないでよー』

 

 

 

エコー「だち・・・」

 

 

 

フュージョン『アユミ』

 

エコー「フーちゃん・・・っ」

 

フュージョン『アユミ・・・』

 

エコー「フーちゃん!フーちゃん・・・っ!」

 

フュージョン『アユミ、邪魔シタ』

 

エコー「え・・・」

 

フュージョン『アユミノセイデ、食ベラレナカッタ』

 

エコー「フーちゃん・・・?」

 

フュージョン『アユミのセイデ、チカラ、取リ戻セナカッタ』

 

エコー「フ、フーちゃん・・・」

 

フュージョン『アユミノセイダ』

 

エコー「ま、まって!フーちゃん!待って!」

 

フュージョン『アユミナンカ、トモダチジャナイ』

 

エコー「やだ・・・やだ!まって!まってよ!フーちゃん!待って!!」

 

フュージョン『アユミナンカ、キライダ』

 

エコー「あやまる・・・あやまるからぁ!!ねぇ!!まって!!まってよぉ!!」

 

フュージョン『・・・』

 

エコー「フー・・・ちゃ・・・」

 

 

エコー「あ・・・」

 

エコー「ああ・・・」

 

ハッピー『アユミちゃん』

 

エコー「・・・あ」

 

ハッピー『みんな、気持ちは同じだよ?』

 

エコー「みゆき、ちゃ・・・」

 

 

 

ハッピー『だーれもアユミちゃんのことなんかトモダチと思ってないんだよぉー♪』

 

 

 

エコー「ぁ・・・」

 

ハッピー『あはははは♪』

 

エコー「ぁあ・・・」

 

ハッピー『あははははははははは♪』

 

サニー『ははははははははははは♪』

 

ピース『あはははははははははは♪』

 

マーチ『あはははははははははは♪』

 

ビューティ『うふふふふふふふふ♪』

 

 

 

プツンッ-

 

 

 

エコー「ど・・・」

 

ギルティ「んんー?」

 

エコー「どうでもいい・・・」

 

ギルティ「ええー?なんだってー?」

 

エコー「どうでもいい!どうでもいいどうでもいい・・・!!」

 

エコー「どうでもいい!!どうでもいい!!どうでもいいからぁ!!みんなのことなんかどうでもいいからぁぁ!!助けて!!助けて助けてたすけてぇ!!わたしを助けてぇぇぇぇえ!!」

 

ギルティ「んんー?どうでもいいのー?さっきまで大事な友達だとかなんとか言ってたのにー?」

 

エコー「いらない!!いらないぃい!!友達なんていらないから!!友達なんかいらないからぁ!!助けて!!助けてぇ!!死にたくない!!死にたくないよぉ!!」

 

ギルティ「あははははっははははははははははははははは♪」

 

エコー「おねがい・・・!!やだ、やだよぉぉ!!死にたくない・・・死にたくないよぉぉ!!ママぁ!!パパぁ!!やだ、やだやだやだやだやだぁあ!!」

 

ギルティ「あはははははあはははは♪脆いなぁー♪ユージョーパワーってやつはよぉー♪」

 

エコー「やだやだやだぁぁ!!痛い!!痛いよぉぉ!!誰か、誰か助けてよぉお!!やだぁぁああ!!い、いたいよぉぉおおお!!」

 

ギルティ「じゃあ助けてあげる♪」

 

エコー「あ・・・あぁぁ、あぁあああ・・・あ・・・っ」

 

 

 

 

エコー「あ」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

-この日から、坂上あゆみは忽然と姿を消した。

 

-早朝4時過ぎ。出かけに父親とすれ違って以降、コンビニに行くといったまま帰ることはなかった。

 

-親族達は友人関係を当たってみたが、有益な情報を得ることはできなかった。

 

-同日、何者かによる猟奇的な惨殺死体が横浜市みなとみらいで発見される。

 

-被害者である女性、男性、そして警察官2名の身体は各部が鋭利な刃物、または引き千切ったかのように切り離された状態。

 

-凄惨たる現場には血の海が広がり、第一発見者であるマラソンをしていた男性はショックのあまり、そのまま病院へ送られることとなった。

 

-人智を越えた何者かによる猟奇的殺人事件は、七色ヶ丘市で起こっている連続猟奇殺人事件との類似性を考え、これも同一犯である可能性が高いとされた。

 

-そしてこの数日後。

 

 

 

-首と右腕、左足のない少女の遺体が港の沖合いで発見されることとなった。

 

-解剖の結果、少女は数日前に忽然と姿を消していた・・・

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

七色ヶ丘市-上空

 

 

 

バッサバッサバッサバッサッ

 

 

ギルティ「あぁぁ~っん♪」

 

≪早朝だというのにも関わらず太陽は暗い雲に覆われ、七色ヶ丘市の町はどこか陰鬱な雰囲気に飲み込まれていた。そしてそんな暗雲の中に、まるで巨大な蝙蝠かと思わせるほどの怪異的な羽をはばたかせている異形の少女の姿が・・・≫

 

 

ギルティ「はぐっはぐ・・・あっぐ・・・」ブチブチブチッ

 

ギルティ「んっく・・・んん・・・」クチャクチャ

 

ギルティ「あいつの“腕”まぁまぁイケんな。もう一本取っときゃよかった・・・プッ」

 

ギルティ「はぐっあぐ、んっく・・・ぷは、にしてもぉ・・・」

 

ギルティ「んふふ♪」

 

ギルティ「いい天気だにゃー♪」

 

ギルティ「まるでわたしの帰還をお祝いしてくれてるようじゃないかー♪あはははは♪」

 

ギルティ「んじゃまぁせっかくだしー?凱旋パレードでもして盛り上げなくっちゃねぇ?」

≪ギルティはまだ静寂さの残る早朝の七色ヶ丘市を上空から見下ろし≫

 

 

ギルティ「そいじゃあ・・・まっ」

 

ギルティ「まずは手始めに・・・」

 

 

 

ギルティ「世界征服でもしてみっか」

 

 

 

≪そしてキュアギルティが両腕を左右に広げた瞬間、まるで世界を作り変えるかのよう彼女の手から放たれた闇のエネルギーが町全体を侵食していった≫

 

 

ギルティ「“プリキュア・・・”」

 

 

 

 

 

 

 

 

ギルティ「“パラダイスロスト”」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

return to battle smile precure...




はい、というわけでギルティが七色ヶ丘市に戻ってきた直後の話でした。
実はあゆみちゃんと出会っていたわけです。最悪のタイミングで。

こういう「なんでよりにもよってこのタイミングで」という致命的な状況は何にでもあるものですね。南無。
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