※注意※
この作品は突発的なネタと妄想とゴリ押しで構成されています。
閲覧には十分ご注意ください。
また、現在作者が執筆中の「Muv-luv Over World」とは一切関係ありません。

以上を了承の上、退屈しのぎ程度にご覧ください。

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この作品のブロリーはMADなノリで動いています

よく見ろ、地獄に行ってもこんな酷いSSは見られんぞ。ふぁ〜☆


もしもブロリーが悟空を追って別の地球にやってきたら

自分を負かしたサイヤ人——カカロットこと孫悟空に復讐すべく、爆発直前の新惑星ベジータから一人用の脱出ポッドで難を逃れた伝説の超サイヤ人ブロリー。

ところが知力26のポッドが別の地球を発見し、地球=そこにカカロットがいると誤認定。軌道修正されたポッドは正規ルートから大きく外れ、絶望が蔓延する地球へと降下した。

 

 

 

国連軍横浜基地

 

 

「——未確認飛行物体がオリジナルハイヴに落ちた?」

 

「はい。形状は丸く、大気圏を抜けて一直線に降下しました。しかしBETAのハイヴユニットとは違い、人工物のようです」

 

 

信頼できる部下— —イリーナ・ピアティフから提示された映像を香月夕呼は訝しげに眺めた。

確かに人の手で作られた物体のようだが、衛星にしてもこのような形状をしているものは見たことがない。BETAが人間と同じようなものを作ったのかとも考えたが、どう考えても奴らが作ったものとは思えない。

彼女はこれをどうでもいいことだと結論付け、それ以上未確認物体について考えるのをやめた。

どの道ハイヴに落ちた時点で回収は不可能なのだ。

そんなことに考える時間を割いている暇があれば、現在行き詰っている計画のために時間を割くべきだと判断した。

 

 

——その未確認飛行物体が、この世界に混乱をもたらすとも知らずに。

 

 

 

甲一号オリジナルハイヴ

 

 

「……ここはどこだぁ?」

 

 

一人用のポッドから出てきたブロリーは、普段あまり使わない脳みそを使って現在の状況を必死に考えた。

まず自分は新惑星べジータでカカロットに破れ、瀕死の状態でポッドに乗り込み星の爆発から生きながらえた。

ポッドの行き先は地球と設定したはずだが、周りにいるのは見たことがない化け物(BETA)ばかり。

しかも何故か瀕死の状態だったはずの体が傷ひとつないパーフェクトな状態に戻っており、力があふれてくる。

ちなみに通常のスーパーサイヤ人なので、彼が最も気に入っているイケメン容姿である。

そんな悩めるブロリーを余所に、一体の戦車級が戦術機の装甲も食い尽くす口を開いて迫る!

 

 

「邪魔だぁ!」

 

 

蚊を払う如く無造作に振られたブロリーの裏拳が戦車級を叩き飛ばす!

戦車級は他の小型種だけでなく要撃級をも巻き込んで彼方へと消えていく。

その存在が危険だと認識したのか、今度は他のBETAたちが津波となってブロリーへと襲い掛かる!

 

 

「カカロットよりお前たちから先に血祭りに挙げてやる!」

 

 

右手にエネルギーを集め、近くの敵にめがけてトラップシューターをお見舞いする。ショットガンのように放たれた気弾は着弾と共に爆風を巻き起こし、周囲のBETAを蒸発させていった。

 

 

「雑魚が集まったところで無駄なのだ!」

 

 

手当たり次第に拡散エネルギー波をばら撒きながら次々湧き出るBETAを迎え撃ち、道なりにそって地下へ向かって驀進する。

 

 

「落ちろ、蚊トンボ!」

 

 

ブラスターメテオで周りの小型種を一掃し——

 

 

「寄ってくるなら)犬がいい!」

 

 

迫り来る突撃級の大群をギガンティックバスターで押し返し——

 

 

「ハハハハハハハハ!」

 

 

要撃級の腕をつかんではジャイアントスイングで他の大型種を巻き添えにし——

 

 

「これでくたばるがいい!」

 

 

巨大な要塞級へはイレイザーブロウを連続してお見舞いし——

 

 

「とっておきだぁ……!」

 

 

突如壁を突き破って現れた母艦級へはブラスターシェルを嬉々としてぶち込んだ。

やがてめんどくさくなったのか、正面に向かってイレイザーキャノンを撃ち込む。レーダーがあれば真っ白な紙に墨汁の線をひいたような一本道ができたであろう道を、全身にバリアを纏い一気に進行。

悪魔が進撃した後には化け物の残骸と、無数の歪な孔が構成されていた。

やがて門のような壁のある空間にたどり着くが、それすらも紙のように突破しついに最深部へ突入する。

そこはほんのりと青白い燐光を放つ広大な空間で、中心部には無数の 触手を従えたモノがいた。

 

重頭脳級——またの名をあ号標的。

 

地球上の全ハイヴの頂点に立つ司令塔であり、人類の生存権を縮小させたすべての元凶だ。

しかしそんな重要な敵を前にしてブロリーは——

 

 

——虫けらよりキモイです。

 

 

以前新惑星ベジータでぶちのめしたナメック星人(ピッコロ)。あれの方がまだマシだと思っていた。

しかしそれは暗にピッコロも姿だけなら気持ち悪いと感じていることを示していた。(クソマァー!

そしてここにくるまでにブロリーの危険性はすでに伝わっていたらしく、重頭脳級は目標を殲滅すべく相手の体を乗っ取る触手を伸ばすが、もう遅かった。

 

 

「無駄なことを、今楽にしてやる!!」

 

 

莫大なエネルギーを左手に集めて凝縮し、大きく振りかぶってオメガブラスターを叩き込む!

手のひらサイズのエネルギーは一瞬にして直径数メートルの塊りとなり、触手をなぎ払って一気に本体を飲み込んだ。

止まることを知らない破滅の一撃は地球を内部から削り、やがて偶然にも反対側にあった佐渡島ハイヴも飲み込んで宇宙空間へと消える。

 

 

「イェイ! さすが俺と褒めてやりたいところだ!」

 

 

オリジナルハイヴの最深部で、金色の悪魔は己の成果を自画自賛し猛々しく笑った。

 

 

 

世界は混乱した。

突然佐渡島ハイヴから光の柱が伸びたかと思えばオリジナルハイヴからも同様の光が観測され、周辺のBETAが一斉に行動を始めた。それはハイヴの反応炉が停止したときの挙動に酷似しており、国連本部では二つのハイヴの反応炉が同時に消滅したと判断した。

 

この話を聞いた横浜基地の香月博士は観測映像を見ながら「理解できない!」「わけがわからないわ!」と一時半狂乱になるも、そこは天才。反応炉を失ったBETAが次に起こす行動はと思った瞬間、横浜基地の反応炉を求めて押し寄せて来る可能性に思い至り一気に冷静さを取り戻して防衛線の構築を提言。また、日本帝国へ状況説明と部隊の派遣を依頼した。

 

さて、日本でそんな話が上がっている中。その根源とも言えるブロリーはハイヴ内のポッドを回収し、カシュガルハイヴのモニュメントを悪魔のような笑みで見下ろしていた。

蜂の巣をつついたようにBETAがあちこちへ飛び出してハイヴから去って行く姿を見て、唇の端がさらに大きく釣り上がる。

 

 

「このまま行かせると思っていたのか?」

 

 

ポッドを左の小脇に抱えたまま右手に気を集め、大きく振りかぶる。

 

 

「ふんっ!」

 

 

叩きつけるように放たれたそれの名はプラネットゲイザー。

着弾と同時に新惑星ベジータで奴隷のシャモ星人たちが葬られた時と同じくーーモニュメントに代わって巨大な光の柱が建造された。さらに周りの地面の穴という穴から小さいながらも同じ柱が上がり、周囲のBETAを塵へと変換していく。

しかしやはり数を武器に人類を追い詰めていった地球外起源種、難を逃れた個体はまだまだいた。

 

 

ーーだからと言って、見逃すほど日和ったサイヤ人ではないのが彼だった。

 

 

「どこへ行くんだぁ?」

 

 

そして開始される蹂躙劇の第2幕。

ハイヴ内部でぶっ放した時以上のブラスターメテオがユーラシアの大地に降り注ぎ、地表は無数のクレーターで埋め尽くされ、有象無象の区別なく蒸発させていく。

抵抗を試みた光線級もいたが、狙いを定める前に感づかれて何もできないまま消滅していった。

そして悪魔は進撃する。西へ、ひたすら西へと。

このBETAという幾らでも湧いてくる玩具で遊ぶため。

道中でハイヴを発見したら直ぐに突入しては反応炉を破壊し、脱出の後上空からプラネットゲイザーでトドメをさすを数回繰り返していった。

やがて18個目のハイヴをオメガブラスターで破壊し尽くしたところで、ふと思い出す。

 

 

「そういえば、カカロットはどこだぁ?」

 

 

気を探ってみるが、この星ではカカロットどころかその息子やベジータ、ピッコロと言った面々の気も感じられなかった。さらに遠くの方まで気を探り、遥か彼方の宇宙でようやく覚えのある気を見つけた。

 

 

「まさか俺は星を間違えたのか!?」

 

(この星にカカロットがいるなどと、その気になっていたお前の姿はお笑いだったぜ)

 

 

死んだはずの親父パラガスの幻聴が聞こえるが、とりあえず脳内で殴り飛ばしておく。(door!?

しかしカカロットがいないと分かれば最早この星に用はない。

地上で脇に抱えていたポッドを降ろし計器類をチェックするーーだが、問題が発生した。

 

 

「なにぃ!? パワーが足りぬぅ!」

 

 

元々片道切符だったポッドは誤ってこの星に着陸したため、再出発して地球へ向かうのに必要なエネルギーが足りていないのだ。

エネルギー自体は電力なのでこの世界でも賄えないことはないが、BETAばかりを見てきたブロリーはこの星に人間がいることを全く把握していなかった。

どうしたものかと唸っていると、彼の脳内で26ワットの電球がデデーン!と閃いた。

 

 

「俺のパワーを吸収しロットォー!」

 

 

自らのパワーをポッドへと送り込み、エネルギーに変換してチャージさせる!

ゲージが一気に膨れ上がり、一瞬にしてレッドゾーンを振り切った。

しかしエネルギーチャージはまだ続いており、過剰に注がれたエネルギーは当然の如くオーバーフローを引き起こし逃げ場を求める。

ポッドが真っ赤に染まり、傍から見ても爆発寸前である。

 

 

「あぁい!? これはマズイ、緊急発進だぁ!」

 

 

殴るように発信ボタンを押すと、機体は一瞬にして大気圏を離脱してルートを再設定する。

 

 

「へぁっ!? コントロールが効かぬぅ! ポッド、動け! ポッド! 何故思い通りに動かん!?」

 

 

しかし勢いが強すぎるせいか、進路上に障害物があろうと回避できず直撃してはピンボールのように宇宙空間を飛び跳ね木星帰りの天才みたいな発言まで飛び出す始末に。

果たして、ブロリーはポッドが壊れる前に目的の地球へ降り立つことができるのだろうか!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーちなみに、ブロリーが去った後の地球は激減したBETAに対して大反抗作戦を決行。

数ヶ月後には香月夕呼の研究成果の効果もあり、半年後には地球上から全ハイヴを破壊することに成功したそうな。




酷い一発ネタだった。
反省も後悔もしていない。


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