01 みんな可愛いから付き合いたい
虹ヶ咲学園
スクールアイドル部にて私はあることを考えていた。
「……みんな可愛いな……」
9人全員個性的で凄く可愛い。もしも私が男の子だったら…………
「口説きたいな……」
絶対口説いてる。本当に口説いている。もうこの気持ちを押さえきれない…………
「侑先輩、おはようございます。ってどうしたんですか?難しい顔して~」
部室にやって来たかすみちゃん。私の事を慕ってくれている可愛い後輩…………
「ううん、大丈夫だよ。ちょっと曲作りに悩んでるだけ」
「そうなんですか?かすみんに出来ることがあったら何でも言ってください」
何でも!?何でもって…………
私は立ち上り、かすみちゃんの顎をクイッと上げた
「へ?先輩?」
「何でもって言ったよね」
そっと頬に触れる。かすみちゃんは顔を紅くしていく。
「せ、先輩……その……ど、どうしたんですか?」
「かすみちゃん……可愛いな……」
「ほ、本当に、どうしたんですか!?」
私は顔を近づけて、かすみちゃんの耳元で囁いた
「好きだよ。かすみ」
「//////」
ボンッと言う音が聞こえ、かすみちゃんは顔を真っ赤にさせて倒れた。
「かすみちゃん?大丈夫?」
「侑ちゃん?何してるの?」
後ろを振り向くとそこには歩夢ちゃんがいた。
「歩夢……いつから?」
「そ、その……かすみちゃんに耳元で…」
そこからなんだ……それじゃあと思い、私は歩夢に近寄り……
「歩夢……今日も可愛いね」
「その……侑ちゃん?」
「子供の頃から歩夢の事……大好きだよ」
「えっ?えっ?その……私も…す、好きだよ」
歩夢ちゃんの頬に触れてながらそっと唇を寄せようとしていると……
「あーーーー!?先輩何してるんですか!?」
復活したかすみちゃんが大声を出してきた。
「さっきまで私の事口説いてたじゃないですか!?なのに……なのに……」
泣きじゃくるかすみちゃん。とりあえず落ち着かせて…………
「えっとつまり……」
「私たちの事が好きすぎて……暴走したと……」
事情を話しつつ、正座する私。だって……みんなが
「可愛いんだもん」
「もういきなり浮気されたのだと思いましたよ」
「あ、あはは……侑ちゃん、たまに暴走するもんね。でも好きって言われて……嬉しかった」
「歩夢……」
「もう!?歩夢先輩は甘すぎです‼」
「だって……」
「そりゃ…私も嬉しかったですけど…………」
満更でもない顔をするかすみちゃん。
「正直……みんなの事愛したい……大好きって伝えたいから……私とつきあって」
「まだ暴走してます?」
「……侑ちゃん、私たちの事を……平等に愛してくれるの?」
歩夢は真剣そうな顔をしていた。私はしばらく考え込み……
「もしも平等に愛せてなかったら……ちゃんと言ってくれる?」
「うん」
「私……頑張るから……お付き合いしてください」
「いいよ。かすみちゃんは?」
「わ、私も…ちゃんと愛してくれるなら……いいですよ」
こうして二人と付き合うことになった私。あと7人……
「次は誰落とそう?」
「切り替え早いですよ!?」
「落とす前に……私たちと……イチャイチャしよう」
歩夢が腕を組んできた。するとかすみちゃんも負けじと腕を組んでくる。
「えへへ、侑ちゃん」
「侑先輩~」
二人が凄く甘えてくる。私は二人の頭を交互に撫でていく。
充分イチャイチャして、二人とも満足そうにしていると…………
「先輩、みんなを口説くのはいいですが…………大丈夫なんですか?」
「何が?」
「そのね……侑ちゃん、私とかすみちゃんは良かったけど……ハーレムに対して嫌がる子もいるんだよ」
ん~そうなんだろうけど…………でもみんな優しいから納得してくれるはず‼
そんなこと思っていると…………
「おはようございます‼みなさん早いですね」
せつ菜ちゃんが部室に入ってきた。これは…………
「せつ菜ちゃんはどうかな?」
「そうですね…………行けるのでは?」
「かすみちゃん……その根拠は?」
「勘です‼」
「あの~どうしたんですか?」
私たちの様子が気になるせつ菜ちゃん。ここは……
「せつ菜ちゃん、話があるの」
「何ですか?もしかして振り付けの相談ですか?」
せつ菜ちゃんは真っ直ぐ私の事を見つめてきた。私はせつ菜ちゃんの耳元で……
「す…き」
「へ!?」
私の囁きに驚くせつ菜ちゃん。私はそんなせつ菜ちゃんを抱き締める
「あの…お二人が…みて…」
「せつ菜ちゃん、好き…大好き」
抱き締めながらも好きを言い続ける私。せつ菜ちゃんは…………
「あ、あの……その……えっと……」
「私と……付き合って」
「そ、それはその……」
「女の子同士だからダメかな」
「い、いえ、その……私で良ければ‼」
「落ちましたね」
「落ちたね」
歩夢たちはため息をつき、せつ菜ちゃんに事情を話すのであった。
「つまり……侑さんはみなさんの事が大好きで……」
「みんなと付き合いたいの‼みんな平等に愛する‼ダメかな?」
「そ、それは……漫画みたいと言うべきか…………侑さんの想いは本気みたいですね‼それなら私も本気で答えます‼」
「せつ菜ちゃん……ありがとう」
せつ菜ちゃんと付き合うことになった。
「それじゃ……イチャイチャしよ」
「はい‼」
恥ずかしがることなく私に抱きつくせつ菜ちゃんであった。