キスのために、私はある人にメッセージを送った。
『果林さん、明日用事ありますか?』
メッセージを送り、暫くしてから返事が返ってきた
『特に用事はないけど……デートのお誘いかしら?』
『うん、果林さんとデートしたいの』
『えっ?』
『明日10時に駅前で待ってるから』
メッセージを送り終え、私は明日のために色々と計画を立てるのであった。
次の日
駅前で待ち合わせしていると……
「お待たせ」
果林さんがやって来た。なんと言うか予想していた時間より早かった
「早いわね。待った?」
「そんなに待ってないよ」
「それにしては約束の30分前よ。もしかして私とのデートがそんなに楽しみだったの?」
「うん!果林さんとデートしたかったから……」
「あ、あなた…よく照れもしないで////」
「そうかな?」
大人っぽい果林さんとデートするだから……ちゃんと考えてきたプラン通りに……
「それじゃ行きましょう」
「うん、最初に……」
最初にご飯でも食べに行こうと言おうとすると……
「服を見に行きましょう」
「えっ?」
「ダメだった?」
「ううん、ダメじゃないよ」
果林さんの希望だからダメとは言えない。プランが上手くいかなくてもちゃんとリードしないとね
「行こう!果林さん」
私は果林さんの手を握りながら果林さんの行きたいところに向かうのであった。
「侑はもうちょっと胸元をあけて……」
「あ、あの…恥ずかしい」
胸元をあけてって言うけど……凄く恥ずかしい
「立派なものを持ってるのに……勿体無いわね」
「だ、だって…」
「その分磨きがいがあるわね」
それから果林さんにおもちゃ……もとい磨かれるのであった。
「ふぅ、充分楽しんだわね」
「う、うん」
まさか気づいたら夕方までかかるとは……
「そろそろ寮の門限ね」
「……」
何だか本当に楽しんでもらえたのかな?
「どうかしたの?侑」
「その……楽しかった?今日……」
「えぇ楽しかったわよ」
「…………本当に?」
「えぇ、楽しかったわよ」
「私……果林さんを喜ばせようと頑張るつもりだったんだけど…………全然上手くいかなかった……」
私的にはこんなデート……失敗だ。ちょっと悲しくなってきた。すると果林さんは私のおでこにでこぴんしてきた
「もう……泣きそうな顔して……」
「だって……」
「私は……ううん、きっとみんなも思うことよ。貴方とデートするだから…楽しいに決まってるじゃない」
「私と…」
「侑が私をデートに誘ってくれて凄く嬉しかったし、凄くドキドキしたわよ」
「果林さん…」
「だから一緒にいるだけで私たちはそれだけで楽しめるのよ…これからみんなとデートするとき、楽しませようとか考えないで、楽しみましょう」
楽しませようとしないで……楽しむか……それも良いかも……
「それじゃ……そろそろ」
「うん」
私たちは手を繋いで帰ろうとするのであった。本来の目的であるキスは出来なかったけど……きっといつかキスできるように……
「あ、そうだったわ」
果林さんは何か思い出したかのように立ち止まると……
「デートの締めをしないとね」
「デートの締め?」
首をかしげた瞬間、私の唇に柔らかい感触を感じた
「ん…!?」
「……帰りましょう」
夕日に照らされた果林さんの顔は赤く染まっていたけど……赤いのは夕日のせいなのかキスしたからなのか分からなかった……でも私的にはキスしたからと思いたい
「あの…果林さん」
「何?」
「今度は私からするね」
「……期待してるわ」
次回は……彼方ちゃんにします