「次は誰が良いかな?」
私の部屋に集まってもらった歩夢、かすみちゃん、せつ菜ちゃんに相談を持ちかけた。
「なんと言いますか…………」
「侑さんの言い方……プレイボーイと言いますか……」
「侑ちゃん、もう少し言い方変えよう」
「えぇ~それじゃ……誰を口説けば良いかな」
「もっとひどくなった!?」
「とりあえず誰を落とすとかはなしにしましょう」
「侑ちゃん、そうしてね」
「ん~分かった」
本題に入る私たち。さて……
「ここは……エマ先輩にしましょう」
「何で?」
「エマさんは多少そう言うことに寛大かもしれませんので…………(とは言えハーレムに関して一番難しい歩夢先輩が認めてるから、他の人たちは大丈夫だと思うけど…………)」
エマさんか…………確かに良いかもしれない。それなら早速……
「告白してくるね‼」
「だから早いですって‼」
「もう少し考えましょう‼」
「少しずつ距離をつめていこう」
距離をつめるか…………頑張ってみよう
次の日の朝、部室に行くとエマさんが来ていた。
「あ、侑ちゃんおはよ~」
「おはよう。エマさん」
エマさんは本当に可愛いな……笑顔も素敵だし、雰囲気とかも優しくってふんわりしてる。
きょ、距離を詰めるって…………
「どうしたの?元気ないよ?」
顔を覗かせるエマさん。私は直ぐに笑顔で誤魔化した。
「ううん、ちょっと……疲れてるだけだよ。ごめんね。心配かけて」
「そっか~侑ちゃん、いつも頑張ってるもんね。それだったら……」
エマさんは突然私にハグしてきて、頭を撫で始める。
「え、エマさん!?」
「よしよし」
エマさんの胸の感触…………とかではなくエマさんの優しく撫でる手……それに匂い……落ち着く。
「エマさん……」
「なぁに?」
「好き…」
「えへへ、ありがとう」
これ……思わず言ったけど……違う意味にとらえられてるよね。
もう少し攻めてみよう‼
「エマさん……好き」
「うん、私も好きだよ」
「エマさん、私の好きは…………」
「うん、知ってるよ」
知ってるって…………
「貴方の好きと私の好きが同じだったらいいな~」
え、エマさん…………
「私とお付き合いしてくれますか?」
「は、はい」
あれ?これ…………私が口説き落とされてる?それに…………こんな無垢な笑顔を見ると…………
「は、話せない…………」
「話せないって?」
「その…………実はね」
私は部室の扉の方を見た。これ……どうにかして…………
「先輩、助け求めてますよ。どうするんですか?」
「あんな風に無垢な笑顔だと…………」
「侑ちゃん…………頑張って」
救援求めたけど…………来てくれない。
「侑ちゃん?」
「あ、あのね……実はね……」
私はエマさんにすべてを話した。エマさんは好きって言ってくれたけど…………
「みんなとお付き合いしてる?」
「うん……」
「…………」
お、怒ってるよね…………私はエマさんの方を見た。エマさんは…………
「それ楽しそう‼」
「えっ?」
「だってみんなとこれまで以上に仲良くなれるってことだよね」
「そ、そうだね」
「うれしい~」
エマさんは私に抱きついてくる。うれしいけど…………苦しい
「みんなとお付き合いできるように協力するね」
これでエマさんと付き合えることになった。嬉しいけど…………今回は凄くドキドキした。