今回は愛さんとキスしたい……
けどどんな風にキスをすれば……いや、どんな風と言っても、もうキスに慣れて…………
「何か嫌な慣れしてるな~」
ため息をついていると…………
「あれ~侑~何してんの~?」
すると部室に愛さんがやって来た。何というか噂をすれば何とやらだ……
「えっと……色々と考えてて……」
「そっか~でも侑にはそんな暗い顔は似合わないよ~」
愛さんは私のほっぺを摘まみ、伸ばしたりする
「おぉ~侑のほっぺ柔らかい~」
「ひゃいしゃん……」
愛さんは伸ばすのを止めると……
「折角だからさ、映画見に行こ」
「映画?」
「この間チケットもらったからさ。愛さんと逢引きしない?なんつって~」
逢引き……愛さんも何だか顔を赤くしてるし……でも気分転換になるからいいかもしれない
「それじゃ行こう。今日の放課後に……」
「えっとさ……出来たら……今度の休日にしない?」
「う、うん、いいよ」
てっきり今日かと思ったけど…………
そして次の日の休日……
「お待たせ!」
待ち合わせ場所に来た愛さん。いつもと変わらない私服なんだけど……
「何だか今日の愛さん……すっごく可愛い」
「もう侑ったら、そんなお世辞言って~ほら、早く行こう」
お世辞じゃないのに……でも愛さんって誉められ慣れてるのかな?普通なら紅くなったりするのに……
映画館に着いて、早速映画を見ることになった。前みたいな映画かと思ったら…………まさかの恋愛映画だった。
愛さんにしては珍しいと言うか…………こういうの見るイメージがなかった
でも……面白い映画だな~
クライマックスシーンで、主人公とヒロインの二人がゆっくり顔を近づけていた。このままキスシーンかなって思っていたら……
「侑……」
愛さんに呼ばれて、振り向くと…………
チュ
唇に柔らかい感触が……それに愛さんの匂い……
唇が離れると、愛さんは微笑み……スクリーンの方を見た
「い、今のって……」
「いや~中々面白かったね」
「う、うん」
私は口を押さえながらそう言った。さっきのって…………夢とかじゃないよね……未だに感触残ってる
「どうしたの?侑」
「愛さん……」
これ……さっきのキスの理由聞いた方がいいよね
でもわざわざ聞くのも恥ずかしい……それなら……
「あのシーン良かったよね」
「どのシーン?」
「…………」
私はそっと愛さんにキスをして……
「…………このシーンだよ」
「わ、私も……好きだよ」
お互いに顔を赤くして……またキスをするのであった。
「えへへ……好きな人にキスされるのって……こんなにいいんだね」
「愛さん……私、愛さんのこと好きだよ」
「私は侑……貴方のこと愛してるよ」