今日はせつ菜ちゃんとお出かけ。
これをきっかけに……キスをできたらいいな~
「侑さん!あちらですよ!早く行きましょう!」
お出かけ……デート先は色んなアニメショップを回ると言うものだった。
今日中に全部回りたいと言っていたけど…………
「ほら、こっちですよ」
私はせつ菜ちゃんと手を繋ぎながら走り回っていた
「せつ菜ちゃん、少し……」
「さぁ!どんどん行きますよ!時間的に余裕がありそうなのでアイドルショップも回りましょう」
三時間後、ようやく落ち着いて休憩することが出来たけど…………
「す、すみません。つい、はしゃいでしまって……」
せつ菜ちゃんは申し訳なさそうに謝っていた。
「気にしないで、私も楽しかったから……」
「でも……」
「それにね……せつ菜ちゃんが楽しそうにしているところを見ていると私も楽しくなっちゃうの……」
「そうなんですか?」
「うん、せつ菜ちゃんの事が好きだからかな?」
「侑さん///その、そう言うことを恥ずかしげもなく言うのは///」
「えっ?だって本当の事だし……」
せつ菜ちゃんは顔を真っ赤にしていた。こうして照れているところも好きだな……
「アイスでも買ってくるね」
「は、はい////」
未だに顔を真っ赤にさせているせつ菜ちゃん……私は近くのお店でアイスを買いに行くのであった。
せつ菜ちゃんにアイスを渡して、ベンチで一緒に食べていると……
「あれ?侑さん、頬っぺたにアイスがついてますよ」
「えっ?本当?」
私はアイスを拭おうとすると……
「少し待ってくださいね」
せつ菜ちゃんは顔を近づけてきて……舌でアイスを拭いとった
「せせせせせせ、せつ菜ちゃん!?」
「とれましたよ?あの……どうしてそんなに……あっ!?」
せつ菜ちゃんは自分がしたことに気がつき、また顔を真っ赤にさせた
「えっと……」
「その……こういうのも恋人みたいな感じですね」
「う、うん」
たまにせつ菜ちゃんの攻めが本当にすごい……
「今日で恋人らしいことが沢山できました」
「例えば?」
「手を繋いだり、さっきみたいに一緒に話をしたり、アイスを食べたり、その……頬っぺたに……」
恋人らしいことが沢山出来て良かったかもしれない
「それでも……1つだけ……してみたいことがあるんです」
「何?」
「恋人なら……私がしてほしいこと……分かりませんか?」
そう言ってせつ菜ちゃんは目を閉じた。そっか、してほしいこと……それは……
私はそっとキスをした。さっき食べていたイチゴの味がほんのりする。
「…………キスって、レモンの味がすると聞いてましたが……桃の味もするんですね」
「それは……」
さっき食べたアイスのっと言おうとしたけど、雰囲気が台無しになるから止めた
「侑さんはみなさんとキスをしたのですか?」
みんなとキス…………ううん、まだみんなとしていない
「あと一人だけ…………」
「………………侑さん。みんなの事が大好きでも……本当に大好きな人がいるんですね」
本当に大好きな人?
「侑さんは優しいからみんなの事が大好きと……言ってますが……本当に大好きな人を悲しませないでくださいね」
せつ菜ちゃんの笑顔は夕日に照らされていたからか…………優しく輝くいつもの笑顔と違い、何処か悲しそうだった。
次回で最終回!