「歩夢……」
「侑ちゃん」
歩夢を膝の上に座らせて、抱き締める。
「歩夢の……いい匂い」
私は歩夢のうなじを軽く嗅ぐ。歩夢の匂いは本当に落ち着く
「侑ちゃん……恥ずかしいよ~」
「嫌?」
「い、嫌じゃないけど……」
「それじゃ……」
更に嗅ぎ続ける。嗅ぐ度に歩夢は身体を震わせる。
「侑ちゃん……」
恥じらう歩夢を見てると……
「歩夢……こっち向いて」
「う、うん」
歩夢を私の方を向かせると、私は歩夢の首筋を甘噛みした
「んん…ゆ…ちゃん…」
「歩夢……可愛いよ」
「で、でも……こんなところで……」
「だって……ずっと歩夢と触れ合えなくって…………」
私はみんなとキスをすることに夢中になっていて、本当に好きな子の事を忘れていた。
「侑ちゃん……」
「歩夢……大好き……みんなのことも大好きだけど…………みんなと触れあって……一番好きな子の事を忘れていた」
「それって……」
「歩夢……大好き……愛してるよ」
「…………侑ちゃん……」
歩夢は涙を流す。泣かせてしまったと焦る私。すると歩夢は……
「えへへ、涙とはお別れしたのに…………」
「歩夢……」
「でも嬉し涙なら良いよね」
歩夢はそう言いながら私にキスをして来た。みんなとキスをして来たけど…………このキスは凄く特別に感じる
優しくって甘い……キス……
唇が離れると、私は歩夢を抱き締めた
「侑ちゃん……」
「歩夢……大好き……みんなを平等に愛したいって言ったけど…………歩夢が一番大好き」
「私も……侑ちゃんの事が大好き……」
「おばあちゃんになっても……ずっと一緒にいて……」
「うん」
私たちはもう一度キスをするのであった。
数日後、みんなに一番好きなのが歩夢だと気づいたこと…………みんなの気持ちを弄んだことを謝ると……
「まぁ、侑が決めたことだしね」
「彼方ちゃんは~侑ちゃんが本当に大好きな人とお付き合いするなら~いいよ」
「これからも私たちの事は好きでいてくれるんだよね。それならいつもと変わらないよ」
「そうそう、と言うより愛さん的にはこうなるかなって思っていたよ」
「はい!侑さん、自分の気持ちに気がついただけでも良かったです」
「先輩の本当の好きになれなかったのは残念ですが…………先輩が幸せなら……」
「うん、私たちに対する思い以上に……歩夢さんを思ってあげて」
「む~先輩の心を射抜きたかったですけど……しょうがないですね」
「みんな……」
「侑ちゃん、みんな、許してくれるって言ったでしょ」
「うん」
『二人ともおめでとう!!』
私たちの事をみんながお祝いしてくれた。それだけで私は本当に嬉しかった。
「歩夢……幸せになろうね」
「うん、幸せにしてね」
「私のことも幸せにしてね」
こうして、私のハーレムは終わりを告げ、歩夢との新しい日々が始まる…………
それから数週間後、フェスのボランティアで歩夢と揉めたけど……自分達の思いをはっきりさせて…………私たちは…………
「「結婚式?」」
実は……あなぽむ結婚式に繋がってました!はい、後付けです。
今回で最終回ですが……次書くとしたら……かすみと栞子の話かな?