最近、同好会がおかしい気がする。
食堂にいたかすみさんに声をかけると…………
「今日こそは……勝って先輩と…………」
「今日こそは?」
「はひ!?何?しず子?」
「何って……かすみさん、何だか変だったので……何かあるんですか?」
「へ?あ~うんと……色々とね……」
色々と…………侑先輩の事かな?
「先輩と何かするんですか?」
「え?えっと……しず子もその内分かると思うよ」
そそくさと逃げるかすみさん。やはり何かある…………
最近、演劇部でミステリー物をやることになったので、参考に推理物を読んでいるからこそ分かる。
「かすみさん…………先輩と……」
素直に祝福しないと…………いけないのは分かってる。だけど…………
「歩夢さんは……この事を知っているのでしょうか…………」
もしも知らなかったら…………知ったときの反応が怖い……
「それとなく聞くべきでしょうか…………」
これで同好会の空気が悪くなったら…………そう思い、探しに行こうとすると……
「あれ?しずくちゃん、こんなところでどうしたの?」
歩夢さんに声をかけられた。これはタイミングいいのかもしれない
「あの歩夢さん……聞きたいことが……」
「聞きたいこと?」
「はい……その……侑先輩のことですが…………」
「侑ちゃん?」
「かす…………誰かと凄く仲良くなってるとか聞いたことありませんか?」
「えっ?」
危ない……かすみさんの名前を言うところだった。自分でも凄く動揺している…………
「誰かと…………どうだろう?」
「そうですか……すみません、変なこと聞いて……」
私は直ぐ様その場から離れるのであった。
「しずくちゃん、もしかして…………」
「と言うことがあったの」
「つまり……しずくちゃんが気づいてるってこと?」
「何となくだけど……」
「多分、私のせいかもしれません」
「かすみちゃんの?」
「その……今日先輩とイチャイチャ……ん…出来るかと思って……」
「しずくちゃん~勘が鋭いもんね~」
「じゃあ……んん!?彼方さん……その…耳は…」
「ねぇ私も甘噛みしていい?」
「あ、歩夢……良いって言う前に……噛まないでよ……」
歩夢と彼方さんに耳を甘噛みされながら、私はかすみちゃんに膝枕して頭を撫でていた。
「うぅ……何故チョキを……」
「せつ菜ちゃん、よしよし」
残念がるせつ菜ちゃんを慰めるエマさん……ジャンケンで決めるのやめた方が…………
「じゃあ……しずくちゃんをだね」
私は早速しずくちゃんのところに…………
「ダーメ、まだだよ」
「もう少し~」
「せんぱ~い~もっと頭撫でてください~」
三人に抱き締められる私であった。
夕方になり、しずくちゃんを呼び出した私。
「あの……先輩……お話って……」
「あのね……しずくちゃんに話があるの」
「その…知ってます。先輩が仰りたいことを」
知ってるって…もしかして……私がみんなと付き合ってること?
「先輩が……かすみさんと付き合ってることを……」
「うん、かすみちゃんと付き合ってるよ」
「やはり……歩夢さんはどうするんですか?」
「歩夢は……受け入れてくれてる」
「そ、そうなんですか!?」
何故か驚くしずくちゃん。何で驚くのかな?
「でもね……私としては……しずくちゃんとも付き合いたいの……」
「わ、私とも!?その……かすみさんとは……?」
「かすみちゃんもしずくちゃんならって……」
「で、でも……かすみさんは……口ではそう言ってるかもしれませんが……実際は泣いて……」
「ううん、笑顔だったよ」
「そうなんですか!?」
「うん……だから……」
私はしずくちゃんの腕を掴み、距離を詰める
「私と付き合って……」
「あ、あの……それは……その……」
「大丈夫……幸せにするから……しずくちゃんもみんなも……」
「…………みなさんも?」
「うん」
「あの……話が見えないのですが……」
私は一から全てを話した。話終えるとしずくちゃんは…………
「成る程……そう言うことですか…………先輩らしいと言うか…………先輩はみなさんの事が大好きなんですね」
「うん‼」
「分かりました。その……私も付き合って良いのであれば……」
「ありがとう。しずくちゃん」
私としずくちゃんは抱き合うのであった。
「しずくちゃん……」
「先輩……」
抱き合いながらお互いの名前を呼ぶ。
「先輩……こう言うとき……恋人ならどうします?」
「えっ?」
「こう言うときは…………」
そっと唇を寄せてくるしずくちゃん…………私は拒んだりしたらダメだと思い、動けずにいると…………
「ダメ~‼」
歩夢が突然物陰から出てきて止めに来たのであった。
「キスはまだダメ‼ダメなの‼」
「ダメなんですか?」
「そう言うのは……まだダメだって決めてるの‼」
歩夢に怒られ、少しがっかりするしずくちゃんであった。
「仕方ありませんね。では今はこれだけで……」
そう言ってしずくちゃんが腕を組んできた。
「むぅ~」
歩夢も負けじと腕を組み、一緒に部室へと戻るのであった
一応告白編終わった後、リクエストでのデート編、その後、キス編やる感じです