07 三年生と過ごしたい
「すや~」
「彼方さんぐっすりだね~」
「うん、そうだね」
「にしても侑、貴方はよくそんな状態で普通でいられるわね」
「そんなに変かな?」
「えぇ」
「かなちゃんに抱き枕にされてるね~」
今現在、私は彼方さんに抱き枕にされている。割りと最近はこんな風にされることは多いけど…………
「もう慣れたからかな?」
「いやな慣れね」
「いいな~私も侑ちゃんの事、抱き枕にしたいな~」
「侑を抱きまくらね…………それもいいかもしれないわね」
エマさん、果林さん……何だか怖いのだけど…………
「でも学校とかじゃ勿体ないわね…………」
「それじゃ何処かピクニック行く?空気が清んでいて、気持ちよくお昼寝出来るよ…………」
「いいわね。彼方も喜ぶだろうし…………みんなの予定を聞いて見ましょう」
何だか話が進んでるけど…………私の意思は?
そんなこんなでピクニック当日、駅で集まったのは…………私、果林さん、彼方さん、エマさんだけだった。
「皆来れないんだね~」
「せつ菜はどうしても外せない用事があるとかね」
「愛ちゃんと璃奈ちゃんは二人で前々から予定してたことがあるからだって」
「かすみちゃんは~しずくちゃんと演劇見に行くって~」
「歩夢は…………」
「ごめんね。今日は家にいないと駄目なの」
「そっか……しょうがないね」
「頑張って説得したんだけど…………うぅ」
泣きそうになる歩夢ちゃん。私はそっと歩夢ちゃんの頭を撫でた
「大丈夫だよ。今度二人で出掛けようね」
「本当に‼約束だよ」
「うん」
「ってことがあってね」
「歩夢らしいわね」
「それじゃ行こう」
「お~」
私たちは早速目的地に向かおうとすると、何故か果林さんだけ私たちとは違う場所に向かっていた。
「果林ちゃ~ん」
「えっ?あぁ、そっちね」
「果林ちゃん、相変わらず方向音痴だね~」
「何だか山で迷子になりそうだから…………」
私は果林さんと手を繋いだ。
「あ、ありがとう……」
「どういたしまして」
「ずるい~それなら~」
羨ましくなった彼方さんは私と腕を組み始めた。あの彼方さん……歩きづらいし、その……距離が近くてドキドキする
「いいな~私は……」
「あの……おんぶしてって言わないでね……」
「おんぶ……いいかも」
それだと私の負担が大きいと話し、何とか説得するのであった。
そんなこんなで何とか目的地にたどり着いた私たち。
最終的には皆で手を繋いで行くことになった。(本当は交代していこうと言う話しになったけど、それだと果林さんが迷子になるので)
「着いたね~」
「それじゃ……お弁当食べる?」
「いいわね。丁度お昼時だしね」
シートを広げて、四人でお昼御飯を食べる。
「今日の彼方ちゃんは元気一杯だから~御馳走だよ~」
「すごい量ね……」
「かなちゃんのお弁当おいしい~」
「……おいしい」
「喜んでもらって良かった~」
彼方さんのお弁当を食べ終わり、本来の目的であるお昼寝をすることになった。
エマさんは私の左側から抱きつき、果林さんは右側に、彼方ちゃんは……
「彼方さんはそこでいいの?」
「たまには侑ちゃんを膝枕してみようかなって~貴方の寝顔見ながら眠るのもいいね~」
こうして見られながらは新鮮だからか凄く恥ずかしい…………
「「「それじゃおやすみ~」」」
「おやすみ」
次回は一年生です