遊戯王プレイヤーが召喚魔法を身につけて異世界で無双する話 作:大将軍汗明
なんだよお前。
俺は振り返ると、急に声を掛けてきた体をローブで覆った少女に不機嫌そうに話しかける。
{お前、やっぱりいいわね!その反抗的な態度!物怖じしない精神!お前こそこの私のパートナーに相応しいわ!}
なんだよ、どうせお前も俺が人と違うから馬鹿にしに来たんだろ!
{それは違うわ!だって私だって普通の人とは違うもの!}
そう言うと彼女は、ローブを脱ぎ捨てた。
どんなに明るい人にも、人には言いたくない物があるのだ。明るみになった彼女の顔は、ひとつしか目が無く、潰れている右目には大きな傷が付いていた。
服の裾から覗く肌には無数の大小様々な傷がついていた。
……
{私はね、小さい頃は奴隷で子供を痛めつけて喜ぶような、イカれた奴の玩具だったのよ!それでこんなに見た目になったのよ!見た目は私の方が明らかに異常じゃない!いちいちへこたれてんじゃないわよ!新参者!}
彼女の言葉はとても重く、俺の心に深く突き刺さった。
わかった。俺が悪かった。話を聞かしてもらってもいいか?
そう言うと彼女は、笑顔になって
{当然!さぁ、私の家に行くわよ!}
えっ?
突然の女の子の家訪問イベントに俺は目を丸くして、少しの間、止まってしまった。
移動中→
移動中に俺は彼女に色々訪ねてみた。彼女がなんでも聞け、と言うので少し深いところまで聞いてみた。
まずは、名前を聞いてもいいか?
{エルミーよ、エルミー・ガータンよ。}
分かった、エルミーでいいか?
{いいわよ、ついでにもっと軽い感じで喋りなさい!}
お、おう分かった、よろしくな!
{んふ〜、よろしくね!}
意外と話してみれば普通の女の子と変わらないな。
それはそうか、傷があると言うだけで中身は普通の女の子だもんな…ん?そう言えば…
なぁ、エルミー、お前ってその傷が治せたら治すか?
{うん、まぁ、過去を忘れない意味も込めて残したい気持ちもあるけど…やっぱり、普通の女の子見たいにオシャレとかしてみたいなぁ…}
彼女は、顔や肌を隠すために地味なローブに身を包んでいる。
なぁ、エルミー、ちょっといいか?
{いいけど、どうしたの?}
ちょっと目をつぶって待っててくれないか?
{分かったわ。}
これは俺の偽善かも知れないが俺はこの、普通の女の子になりたがっている、普通の女の子に、救いの手を差し伸べたい。
そう思い俺は、デッキケースの中のストレージからあるカードを取り出して、召喚魔法を使った。
(よし、上手くいったぞ!)
エルミー、目を開けてみてくれ。
{んっ?…えっ、な、なんで?}
エルミーは戸惑ったように自分の体や顔を触って見ている。
それもそのはずだ何故ならさっきまで付いていた
{嘘、どうして?誰も治せなかったのに…?}
そうやって感動するエルミーを見ながら俺はデッキケースに
{まさか、あんたが…?}
うーんと、そう、って言ったらどうする?
そう言うと彼女は、しっかりと開かれた両目から大粒の涙を流していた。
驚きのあまり立つことの出来ない彼女をおんぶしながら俺は少し落ち着けそうな所を探しながら歩いていた。
ここいらで角山のステータスでも書いておきますね。
名前 角山遊戯
所持金 9989ゾール銀貨と900ゾール銅貨
職業 魔法使い
武器 短剣 カード
防具 Gパン ジャケット(神具級エンチャント付き)
スキル 召喚魔法 短剣の心得Lv1 代償
脱兎
ステータス 力 600
知力 1400
防御 450
魔防 700
速度 1700
技術 1000
(冒険者初心者だとだいたい全部50くらい)
(エンチャントにより全て2倍になっている)
こんな感じですかね。まだ戦闘全然してないんで、ここからはスキル増えてくるんですけど、まだ少ないですね。
ちなみに短剣の心得は、短剣を使っていく事にどんどん速度、力、技術の倍率が着くようになりますLv1だと、まだ1.1倍ですね。
ちなみに今回出てきたディアンケトは、代償により、一ターンに1枚しかカードが使えないと言う代償を付けて、効果を上げた物です。