TANBA   作:ドラナリ

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第15話 驕り

タンバが倒れた後サクモと戦っていた三代目風影が砂の炎遁夫婦が殺されたことに気づき、予想外の事態に砂の炎遁夫婦の遺体を運んで退いた。

 

それをサクモは妨害はせず見送った。妨害をしようと思えばできないこともなかったがそれはしなかった。理由としては実戦で初めて使う雷遁チャクラモードにサクモ自身もまだ慣れていなく雷遁チャクラモードの限界が近かったこと。それともう一つの理由としてタンバが倒れているのを心配してというのもある。

 

本来の忍びなら仲間の心配よりも三代目風影を殺すことを優先するのが普通だが、原作でもあったようにサクモは任務よりも仲間の命を優先する優しい性格をしていた。故に今回も三代目風影を殺すことよりもタンバの命を優先した。

 

その結果タンバはすぐに医療忍者に見てもらい助かることとなる。

 

*****

タンバは倒れてから数時間後ベットの上で目を覚ました。

 

「ここは?」

 

目を覚ますとそこにはノエミがいた。

 

「タンバ!?目を覚ましたのね!大丈夫?どこか痛いところはない?」

 

タンバはノエミにそう聞かれ自身を確認した後答えた。

 

「大丈夫、何ともないよ。ここは医療室みたいだけどあの後はどうなったんだ?」

 

ノエミはタンバが倒れた後について話した。

 

「そうだ!サクモ先生とフガクに知らせなきゃ!ちょっと待っててね!」

 

そう言ってノエミは出ていくと割とすぐサクモ先生とフガクを連れて戻ってきた。

 

「タンバ、目が覚めたようでよかった。体はどうだ?」

 

「大丈夫。特に痛みとかないしも無いし。逆に今すぐに動きたいぐらいかな」

 

「それぐらい元気なら大丈夫だろう。だが、念のため今日一日は横になっていた方がいい」

 

「ああ、そうする」

 

俺はそう言って改めて横になった。

 

「・・・驕っていたか?」

 

サクモ先生にそう言われ俺は頷いた。

 

「自覚はなかったけどそうなんだと思う。俺は風神モードと空遁・瞬空の術が無敵の術のように無自覚にも思っていたのかもしれない。そのせいで空遁・瞬空の術のデメリットが見えていなかった。それが今回バチが当たったんだと思う」

 

「確かに空遁・瞬空の術は非常に強力であり生半可な忍びなら反応も出来ないかもしれないけど、逆に言えば反応できる忍びもいると言う事だ。もっと言えばそこをあえて狙ってくる生半可じゃない相手も現れるだろう。それを今回知れたのは良かったのかもしれないな」

 

俺とサクモ先生が話し終わるとフガクが話しかけてきた。

 

「タンバ、目が覚めてよかった。無事ならもう俺は行かせてもらう」

 

「え⁉︎ちょっとフガク⁉︎」

 

ノエミが呼び止めるもフガクは去っていった。

 

「あいつどうしたんだ?」

 

俺がそう聞くとノエミが答えてくれた。

 

「・・・フガクはタンバが戦っているのに自分は守られている状況が悔しかったのよ。だから待機している時でも鍛錬と称して体を動かしているのよ」

 

そうノエミが悔しそうにしながら答えた。おそらくノエミ自身もフガクと同じぐらい悔しかったんだろうな。

 

すると、サクモ先生がノエミの頭を撫でた。

 

「焦ることはない。タンバがいるせいで自覚がないかもしれないがフガクもノエミもその若さで下忍になることを許されるなんてとんでもない才能がある証拠なんだ。それだけの才能と悔しがれる気持ちがあればすぐに強くなれるさ」

 

そうサクモ先生が頭を撫でながら言うとノエミは力強い表情になり鍛錬をするためフガクを追っていった。

 

まあ、普通に考えて8歳で戦争に出て経験豊富な大人の忍びを殺したりできるってのは普通に考えたら天才だからな。俺は神様のおかげだし。

 

その後は一日ベットの上で安静にして戦争に参加した。しかし三代目風影は出てこずサクモ先生の無双状態となった。そのおかげで戦争は木の葉が押す展開となった。

 

そして、サクモ班が戦争参加から半年以上が経過したとき木の葉に戻れるようになった。

 

*****

翌日

 

木の葉に戻ってからしばらくの休暇を貰った。という事なので少し街を練り歩いているといつもの公園でフガクともう1人の男の子がいた。

 

「フガク!昨日帰ってきたばかりなのに早速修行か?」

 

俺がそう答えるとフガクともう1人の男の子が振り向いた。

 

「タンバか。ああ、この前のような何も出来ずただ守られている状態っていうのは嫌だからな」

 

「フガク・・・」

 

「・・・あっ!そうだ紹介するよ。こいつは俺の弟でイナミだ」

 

そう言ってフガクはもう1人の男の子、イナミ君を紹介した。

 

「初めましてうちはイナミと言います。いつも兄がお世話になっております」

 

そう言いながらイナミ君はお辞儀をした。

 

「礼儀正しい子だなぁ〜。俺の名前は伊賀崎タンバだよろしく。でも珍しいんじゃないか?いつもは弟なんて連れていないだろ?」

 

「ああ、今回も連れてくるつもりは無かった。だがイナミがどうしてもって聞かなくてな」

 

「いつも『また今度な』とか言っていつまでも連れていってくれない兄さんが悪いんじゃないか。僕は兄さんがいつも話すタンバさんに会いたかっただけなのに。それに兄さんが出した条件はクリアしたからね」

 

「条件?ここに連れてくるのに条件なんて付けたのか?」

 

「ああ。その条件っていうのは写輪眼に開眼する事だ。それを戦争に出る前に言ったんだが、いざ帰ってくるとすでに開眼してたんだよ」

 

そう言うので驚きながらイナミ君を見ると察してくれたイナミ君が証明するように写輪眼になってくれた。

 

すごいな。写輪眼ってそんな簡単に開眼しないんじゃ無かったっけ?それとも記憶違いかな?

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