TANBA   作:ドラナリ

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第17話 波風ミナト

数日後

 

さすがにフガクに修行を毎日つけるのは自分の時間が無くなるので嫌だと思い強くなるには休息も必要だという事でたまに休日を作ることにした。

 

そして俺は今日、自来也さんが言っていた自来也さんの弟子に会いに来た。つまりはミナトのことである。ちなみに自来也さんは今は砂隠れとの戦争に行っていていない。

 

「さて、自来也さんが言うにはここでいつも修行しているって話だけど?」

 

自来也さんからは事前にミナトの容姿やどこにいけば会えるかなども聞いているのでその聞いた場所にやってきた。すると、黄色の髪をした年下の男の子がいた。

 

「確か俺の3歳年下って言ってたから6歳か。見た目とも合うな」

 

という訳で1人で手裏剣の修行をしているミナトに話しかけた。

 

「波風ミナト君?」

「えっ?」

 

俺が話しかけるとミナトが振り向いてくれた。

 

「あの?どなたでしょう?それにどうして僕の名前を?」

 

俺はそのミナトの質問に近づきながら答えた。

 

「俺の名前は伊賀崎タンバ。君の事は自来也さんから聞いていたんだよ」

「そうでしたか、あなたがタンバさん。僕もタンバさんの事は自来也様から聞いています。凄い天才だって」

 

その後俺とミナトは自来也さんやアカデミーでのことなど様々なことを話し合った。

そこで分かった事だが、どうやら俺はアカデミーでの授業で名前が出てくるらしい。木の葉の天才忍者達として初代火影様などと一緒に名前が出てくるらしい。それはいくらなんでも早すぎると思うんだけどな。

 

まあ、それはともかく俺は本来ならミナトが開発するはずだった主人公の代名詞でもあるあの術をミナトに教えることにした。

 

「ミナト、お前に会得難易度Aランクの螺旋丸って言う術を伝授しよう!」

 

大々的に言ってみたらミナトは驚くでもなく呆れるでもなく、若干首をかしげながら不思議がっていた。

 

「らせんがん?聞いたことない術ですね。それに会得難易度Aランクの術をなんで僕なんかに?」

「・・・ごほん。えーと順番に答えると、まず聞いたことがないってのは当然だよ。なんせ俺が螺旋丸を使ったのなんて一回きりだからな」

「タンバさんが一回だけしか使ってないってそれだけ危険ってことですか?」

 

ミナトは若干顔が強張りながらそう聞いてきた。というか、今思ったけどミナトって6歳のはずなのに大人みたいにしっかりしてるよな。もしかして転生者とかじゃないだろうな!・・・ないな。それにミナトなら幼少期からこれだけ頭がよくてしっかりしていてもおかしくないしな。

 

「別に危険だから使ってないわけじゃないよ。ただ、俺には風遁があったからな。簡単に言えば必要なかったんだよ」

「たしかに。風の妖精と言われるほどですもんね」

 

ミナトはからかうでもなく普通にその恥ずかしい異名を言ってきた。

 

「・・・それはやめてくれ。恥ずかしいから・・・」

「え?あ、はい。分かりました」

「・・・さて、なんでミナトに教えるかだけど。・・・もったいないだろ?」

「も、もったいない?」

 

ミナトは予想外の返答だったのか間の抜けた表情をした。

 

「だってさ、せっかく作っても使わなかったら意味ないだろ?特に強力な術でもあるし」

「・・・まあ、それは分かりましたけど。どうして僕なんですか?先生から話を聞いてたとはいえ今日会ったばかりなのに?」

 

まあ、当然そうなるよな。自来也さんって言う共通点があるからいくらかは仲良くなれたけど、まだそこまで深い仲でもないしな。・・・まあ、適当にごまかすか。

 

「勘だ」

「勘・・ですか?・・」

「そう、勘だ。ミナトなら会得難易度Aランクのこの術も習得して使いこなせると話しているうちに思ったんだ」

 

俺がそう言うと完全には納得していないようだったけど、とりあえずそれ以上何も言ってこなかった。

 

「とりあえず、手始めに螺旋丸がどんなものか見せるよ」

 

そうして俺は久し振りに螺旋丸をやってみた。

 

キィーン!

 

何年も使ってなかったから久し振りだったけど問題なく一瞬で発動することができた。

 

「うん、出来たな。これがミナトに教える螺旋丸だ」

「・・・これが・・・螺旋丸・・・」

 

ミナトは俺の螺旋丸に驚いているようだった。

 

「・・・チャクラをただ放出するんじゃなく乱回転させて密度を高くした上で掌の上に留めてる・・・こんな超高等忍術を事も無げにやってのけるなんて・・・」

 

なにやらミナトから尊敬のまなざしを向けられている。どうやらミナトにとっても螺旋丸はそれだけの衝撃を受けるほどの忍術だったらしい。

というか、螺旋丸を一回見ただけで瞬時に見抜くなんて。やっぱり天才だな。

 

「さあ、ミナト。やってみてくれ!」

 

俺が有頂天でそう言うとミナトが若干呆れた感じで答えた。

 

「・・・タンバさん。会得難易度Aランクの螺旋丸はやってみてくれと言われてできるほど簡単じゃありません。何かコツとかないんですか?」

 

まあ、そりゃそうか。でもコツかぁ。コツって言われても俺は感覚で出来るからコツも何もないからな。

 

「うーん?コツかぁ?・・・・・・そうだ!」

「何か思い浮かびましたか?」

「水風船からゴムボールからの風船だ!」

「??」

 

ミナトはよくわからないようで首を傾げてるけど、確か原作だとナルトが自来也との修行でその順番で螺旋丸を覚えたんだったよな?多分そうだよな?

 

自信はなかったが他に思いつかなかったので早速ミナトに修行方法を教えることにした。

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