TANBA   作:ドラナリ

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第19話 螺旋丸は未完成!?

ミナトが螺旋丸を思ったよりも速く習得してしまった。確か原作だともっと時間がかかったんじゃなかったっけ?

 

「どうですか?タンバさんよりも少し小さいですよね?」

「まあ、確かに少し小さいかもしれないけど。でも1日で習得したんだったら十分だろ?」

「そうですかね?」

 

しかし困った。いくらミナトでも習得にはもう少しかかるって思ってたからこれからの事は何も考えてないんだよな。

 

「どうかしたんですか?」

「ん?いや別に何でもないよ。あ、そうだ言い忘れてたけどそれ完成じゃないから」

「えっ!?螺旋丸が完成じゃないってどういう事ですか!?」

 

俺が螺旋丸がまだ完成じゃないと伝えると思いの外驚いていた。

 

やっぱり一から作るのと人から教わるのとは習得時間や気付きも違うんだな。

 

「ミナトは形態変化と性質変化は知ってるか?」

「はい、知っています。最近アカデミーで習いましたから」

 

形態変化とはチャクラの形を変化させる事。この形態変化で螺旋丸は球状に変化さしている。

性質変化とはチャクラの属性の事で、火・水・風・土・雷の五つの属性が存在する。この五つの他に陰と陽という性質変化も存在する。

 

「じゃあもうわかったと思うけど、その螺旋丸は形態変化を極めたような術だ。だからこそ螺旋丸に性質変化を加える事で螺旋丸はより強力な術になる」

「なるほど、それじゃあ今度はその修行ですか?」

「いや、その修行はしない。まだミナトには早すぎるし螺旋丸でも十分だろ?」

「修行をしないんですか?僕としてはやってみたいんですけど?」

 

俺が螺旋丸のこれ以上の修行をしないと言うとミナトは明らかに落ち込んだ感じになった。

 

「これ以上はさすがに危険すぎるんだよ。だからこれ以上の螺旋丸の修行はミナトが大人になってからすると良い」

 

俺がそう言うとミナトはなんとか分かってくれた。まあ、実際原作のナルトの螺旋丸に性質変化を加えた風遁・螺旋手裏剣は相当腕を酷使する術だったはず。さすがにそんな術を6歳の子供に教えるわけには行かない。

 

「見るだけでいいんで見せてくれませんか?タンバさんの性質変化を加えた螺旋丸を」

 

そうミナトがキラキラした目で言うもんだから今更やったことが無いなんて言えるはずもなくミナトに見せる事になった。

 

だったらついでにフガク達にも見せてみようと言う事で俺はミナトを連れてフガクとイナミといつも鍛錬している公園に向かった。

 

*****

いつもの公園に向かうと幸いまだフガクとイナミがいた。どうやら2人は忍び組手でもしていたらしい。

 

「フガク!イナミ!」

 

おれが2人に声をかけると忍び組手をしていた2人は俺の方に振り向いた。

 

「タンバ?どうしたんだ?今日の鍛錬は終わっただろ?」

「ああ、ちょっとやりたい事があってな。ちょうどいいけら2人にも見せようと思ったんだ」

「タンバさんその後ろの子は誰ですか?初めて見ましたけど?」

 

そうイナミから質問が来たので俺はミナトを紹介する事にした。

 

「こいつは波風ミナト。ミナトこいつらはうちはフガクとその弟のイナミだ」

 

俺が紹介するとミナトが俺よりも一歩前に出た。

 

「波風ミナトです。タンバさんから螺旋丸を教わったのでタンバさんの弟子になるのかな?」

 

どうなんだろう?螺旋丸は教えたけどそれだけで師匠ってなるのかな?俺がちょっと悩んでいるとフガクがミナトの名前に反応した。

 

「波風ミナトって事は君は自来也さんの弟子の子か」

「え!?あの三代目火影の教え子の自来也さんの弟子!?」

「ええ、確かに僕は自来也さんの弟子として自来也さんに色々教わっています」

「・・・いやちょっと待て。そういえばさっきミナトくんはタンバから螺旋丸を教わったと言わなかったか?」

 

フガクがそう言って俺に視線を向けて来た。

 

「ああ、教えたな。それがどうかしたか?」

 

俺がそう問いかけるとフガクが何か言う前にイナミが聞いて来た。

 

「螺旋丸ってなんですか?」

 

まあ、そりゃ知らないだろうな。螺旋丸は作ったはいいものの風遁の方が使用頻度が高いし螺旋丸はあまり使わないからな。

 

「ちょうどいいからミナト、お前の螺旋丸を見せてやれ」

「はい」

 

ミナトはすぐに螺旋丸を作り出した。

 

キィーン

 

「これが・・・螺旋丸・・・」

「・・・まさかこんな小さな子が螺旋丸を習得しているなんて・・・」

 

イナミは初めて見た螺旋丸に驚き、フガクは6歳のミナトが会得難易度Aランクの螺旋丸を習得している事に驚いていた。

 

「・・・これ・・・習得までにどれぐらいかかったんだ?」

「たった1日だよ」

「たった1日で螺旋丸を!?」

 

そのセリフにフガクが驚愕の顔をした。

 

「ああ。俺も驚いた。ミナトは俺が思っている以上に天才だったんだよ」

 

俺がそう言うとフガクが今度は呆れた顔でこちらを見た。

 

「それをお前が言うのか?その螺旋丸を思い付きの一瞬で作ったやつが?」

 

フガクがそう言うとミナトが驚愕の顔をした。

 

「螺旋丸を思い付きの一瞬で!?」

 

ミナトがそう驚いている。

 

「見たら難しそうだと言うのは分かるけど螺旋丸ってそんなに難しいの?」

 

そう言えばフガクはともかくイナミは螺旋丸を知らないんだったな。

 

「当たり前だ。何せ螺旋丸は会得難易度Aランクの術だぞ?」

「会得難易度Aランク!?そんな難しいんだ」

 

フガクがイナミに螺旋丸について教えている。

 

「まあ、螺旋丸はまだ完成してないんだけどな」

 

フガクは俺がそういうと不思議そうな顔をした。

 

「螺旋丸が完成してない?それはどう言う事だ?」

 

という訳でフガクとイナミにも螺旋丸が未完成である事を教えた。

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