TANBA   作:ドラナリ

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第二次忍界大戦
第2話 はたけサクモ


「暇だ・・・」

 

「だから言っただろ。お前はアカデミーに幻想を抱きすぎてたんだよ」

 

「だってよー」

 

アカデミー入学から1ヶ月が経ち俺は早々に退屈していた。入学前はもっとアカデミーでも学ぶべきものがあると思っていたけど、アカデミーに入って最初にしたことは読み書きや計算と言った前世の小学低学年がやる様な事や、チャクラとは何かという名門一族なら今更感がある内容ばっかりだった。これらについては他の生徒たちも退屈そうにしていた。

 

さらに実技に入ると周りは5歳相当の実力しかない子ばっかりなのでそちらでも退屈だった。唯一フガクだけは毎日俺と遊んでいたからか周りよりもマシではあるが、それだけなのでフガクには悪いがフガクでも俺の退屈をしのぐことはできていなかった。

 

そんな時俺は先生から呼び出しを受けていた。

 

「俺なんで呼ばれたんだろう?あれかな?授業を影分身に受けさせていたことがバレたのかな?でも退屈な授業が悪いと思うんだよなー」

 

ちなみに今日は本体だ。流石に先生の呼び出しは本体がいかないとまずいだろうしな。そう考えている間に先生から呼び出された屋内練習場(体育館のような場所)に着いた。

 

ガチャ

 

「失礼しまーす」

 

俺が屋内練習場に入ると3人の人物が待っていた。1人は担任の先生で、他の2人は1人が見たことあるがあまり思い出せないという感じなんだけど最後の1人がやばかった。なんと!あの3代目火影猿飛ヒルゼン様だった!

 

と言ってもちょくちょく家に来るから俺からしたら親と仲がいいおじさんとしか思えないんだけどね。

 

「おじさん久しぶりー」

 

俺はおじさんに対してそう言いながら近づいた。

 

「バ⁉︎バカモン⁉︎火影様に向かってなんてことを⁉︎」

 

「かまわん。こいつはガンドの子供ってことで赤ん坊の頃から知っているからな」

 

ガンドというのは俺の親父のことだ。いつもは火影の補佐としておじさんと常に一緒にいるのだが今はおじさん直々の任務で不在にしている。

 

「それで?ここにおじさんがいるってことはおじさんが俺を呼び出したんでしょ?」

 

「ああ、その通りだ。唐突で悪いがお前には今からこの男と忍び組手をやってもらう」

 

そう言って前に出てきたのが見たことがあるけど思い出せない謎の男。

 

「本当に唐突だな。なんでそんなことをしなきゃいけないんだ?」

 

「お前の実力を考えてのことだ。お前ならこれぐらい言えばわかるだろう」

 

たぶん、実力次第ではアカデミーを卒業して下忍になるってことを言いたいんだろうけど・・・

 

「・・・戦争か?」

 

俺がそう言った瞬間、3人全員が驚いた顔をした。

 

「何故そう思う?」

 

「あの忍界大戦の真っ只中ならともかく、忍界大戦から何十年と平和が続いている今にいくら実力があると言ってもアカデミーに入って1ヶ月しか経っていない5歳をわざわざ下忍に上げるには何かしらの意味があるんだろうと考えただけだよ」

 

まあ本当は第2次忍界大戦のことを知っているからそう思っただけなんだけどな。

 

「ほう、賢いのは知っていたがまさかここまでとはな。下忍への昇格試験ぐらいは見抜くと思っていたが、まさかその先をも見抜くとはな。確かにお前の言った通り各里の動きがきな臭くなってきてな、近々戦争が起こるかもしれない。戦争が起きるのならばたとえ5歳であろうと優秀なら使うしかない。それが戦争だ」

 

「へぇー。俺、初めておじさんの火影の顔を見た気がする」

 

「すまないな。本当は5歳ならもっとアカデミーで友達と授業を受けているはずなのに」

 

「いいよ別に、気にしなくて。それで?その隣にいる人が俺の実力を見る人?」

 

「ああそうだ。お前の実力については先生方から聞いてはいるが実際に見たわけではないからな。試験がてらどれぐらいの実力があるのかを見てみようと思ってこいつを呼んだんだ」

 

そう言った後、謎の男が一歩前に出て自己紹介を始めた。

 

「はじめましてタンバくん。俺の名前は、はたけサクモ。君の試験官を担当するものだ」

 

はたけサクモ⁉︎はたけサクモって言ったらあのはたけカカシの父親で確か木の葉の白い牙と呼ばれてその名は伝説の三忍の名が霞むほどだったというあのはたけサクモか⁉︎

 

「まさかここではたけサクモさんに会えるとは思ってなかったな」

 

「へぇ。俺のこと知っているのか」

 

「当たり前ですよ。木の葉の忍びを志す者であなたの事を知らない奴はいない。でもおじさん!俺の実力を図るためとはいえ試験官にこんな人を連れてこなくてもいいだろう!おじさんは本当に俺を下忍にする気があるのか!」

 

「別にサクモに勝つ必要はない。お前は俺やサクモに実力を認めてもらえればいいんだ。そんなことよりさっさと準備をしろ!」

 

「へいへい」

 

まさか、あのはたけサクモとやり合うとは思っていなかったな。でも俺が今どれだけの実力があるのかを図るにはいい機会かもな。

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