TANBA   作:ドラナリ

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第21話 上忍昇格!

火影室に向かうまでの道中にサクモ先生に要件を聞けば、

 

「後のお楽しみだ」

 

と、嬉しそうにしながら言っていたのでサクモ先生はどう言った内容かは知っているようだ。

 

その後はたわいない話をしながらも進んでいると火影室に到着した。

 

コンコン

 

「失礼します」

 

ガチャ

 

サクモ先生が扉を開け火影室に入っていった。すると中には当然三代目火影猿飛ヒルゼンがいた。

 

「タンバをお連れしました」

「・・・来たかタンバ。よく来たな・・・」

「まあ、そりゃあ三代目火影のおじさんに呼ばれたら断る木の葉の忍びはいないだろ?」

 

俺がそういうとサクモ先生が珍しく注意してきた。

 

「タンバ、いい加減三代目火影のことをおじさんと呼ぶのはやめろ」

「急にどうしたの?いつもならそんな事言わないのに?」

 

俺がそう怪訝そうにしているとおじさんが答えてくれた。

 

「それはタンバをここに呼んだことに関係がある」

 

一拍置いてからおじさんはさらに続けた。

 

「伊賀崎タンバを今日より上忍に昇格する」

 

おじさんが真面目な顔でそう言い出した。

 

「・・・マジ?・・・」

 

俺が驚いてそう言うとサクモ先生がため息をした。

 

「はあ〜。上忍に昇格した第一声がそれか?もっとあるだろう?」

「ははは!だから言っただろ?タンバはあからさまに喜んだりはしないってな」

 

俺が予想外のことを言われ固まっている間サクモ先生とおじさんが話していた。

 

「いや、喜んではいるんだけど予想外だったから。だって俺まだ10歳だぞ?そんな俺が上忍になんかなっていいのか?」

 

俺がそう聞くとおじさんが答えてくれた。

 

「まあ、確かにタンバの年齢を問題視する声があったのは事実だが逆に言えばそれだけだった。お前の実力は誰もが認めるところだし、すでに木の葉でも指折りの実力を持っていることを考えれば上忍になるのは早いか遅いかの違いでしかないからな」

「それに当分は今まで通り僕の指揮下にある。さらに今後は上忍としての勉強をしてもらうという事で反対していた人も納得してくれたよ」

 

それで納得するもんなのか?やっぱりいろいろ無理をしたのかな?でもそういえば原作でもはたけカカシが若いながら上忍になってたな。流石に何歳でなったかは忘れたけど。

 

じゃあ案外実力主義ってところもあんのかな?まあ、今が戦争状態ってのもあるとは思うけど。

 

「じゃあ俺は今後もしばらくはフガクとノエミと一緒ってこと?」

 

俺がそう聞くとおじさんが答えてくれた。

 

というかさすがに上忍になったなら火影様って言ったほうがいいかな?だからこそさっきサクモ先生に怒られたんだろうし。

 

「ああそこも変えるつもりはない。しかしタンバが上忍になったことでこれからはサクモが単独任務や単独行動をすることが多くなるだろう。だからその時は2人のリーダーとなり指揮を取ってもらう」

「その為にもこれからはそう言った上忍としての勉強もやってもらうからな」

 

上忍になったことだし試しにおじさんを火影様と呼んでみよう。

 

「かしこまりました火影様!伊賀崎タンバ!身命を賭して頑張ります!」

 

俺は片膝をつき恭しくそう言った。すると、サクモ先生もおじさんも突然のことにびっくりした表情になった。

 

おじさんの方はびっくりした後嫌そうな顔になった。

 

「なんだ突然?心にも思ってないような事を言うのはやめろ。似合わないぞ?」

「確かに。誰かを敬っているタンバは気持ち悪いですね」

 

ただサクモ先生に言われた通りにやっただけなのにひどい言われようだな。まあ、すこし過剰にやったのは認めるけど。

 

「おじさんがそういうなら今後も同じでいいよね?」

「ああ、そうしてくれ。お前に敬われても何か企んでいると考えてしまう」

 

別に見せてないだけでちゃんと敬ってるんだけど、それを形で見せるとそう言われるんなら今まで通りでいいだろ。おじさんもそれを望んでいるみたいだし。

 

*****

翌日

 

任務で俺たちは集まった。ちなみにまだ誰にも上忍昇格の事は話していない。「どうせ明日になれば任務で会うんだからその時に言おう」と思っていたからというのもあるけど、フガクとノエミを驚かしたいというのもあった。

 

門の前に行くともうすでにとフガクとノエミがすでにいた。

 

「おはよう、2人とも」

 

俺が挨拶するとフガクとノエミがこちらに気づいた。

 

「おはようタンバ」

 

ノエミはそう挨拶を返してくれたがフガクは違った。

 

「そんなことよりタンバ昨日火影様に呼ばれた要件は何だったんだ?」

 

開口一番そう聞いてきた。ノエミもフガクから聞いていたのか興味津々だ。

 

「まあ、その話はサクモ先生が来てから話すよ」

 

数分後サクモ先生がやって来た。

 

「待たせたね3人とも。タンバからもう話は聞いているかな?」

 

そうサクモ先生がフガクとノエミに話を振った。

 

「まだです。タンバがサクモ先生が来てからって言ってたので」

 

そう答えたのはノエミだった。

 

「なんだ、まだ話してなかったのか。別に先に話しておけばよかったのに」

 

サクモ先生が俺を見ながらそう言って来た。

 

「まあ、一応サクモ先生の口からの方がいいかなって思って」

 

まあ、正直さらっと言ってしまっても良かったんだけどやっぱり上忍に10歳という若さでなったんだから少しは自慢したっていいと思うんだよな。

 

「そうか、なら僕から言おう」

 

サクモ先生は少し間をおき言った。

 

「タンバは上忍に昇格した」

 

フガクとノエミの2人にそう簡潔に言った。俺は若干胸を張ってみた。

 

「「ええええ〜!?」」

 

2人は思いの外驚いていた。

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