TANBA   作:ドラナリ

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第3話 VSはたけサクモ!

俺は準備を済ませはたけサクモと対峙した。どうやら審判は先生がするようだ。

 

「忍び組手開始!」

 

「は!」

 

ドン!

 

開始の合図がなるとタンバは先手必勝とばかりにサクモに速攻で近づき殴りかかった。

 

「ちぇ!防がれたか」

 

「なかなか鋭い、いい攻撃だった。並の中忍なら今の一撃で終わっていただろう。とても5歳とは思えんよ」

 

「そいつはどうも!」

 

その後もタンバは体術にクナイや手裏剣などを織り交ぜ忍術無しの戦闘をしていたが一発も当たることなく簡単に防がれたり避けられたりしてしまう。サクモはというと実力を見るためなのか攻撃はして来ず防御に徹している。

 

「ハァハァ。一発も当たらない」

 

タンバはこの時、当然風読みの力で次の動きを察知して動いていた。しかしサクモはそれを上回るスピードや読みでタンバの攻撃を防いでしまう。

 

「どうした?こんなものじゃないだろう?なぜ忍術を使わない?」

 

「最初は忍術無しだとどれぐらい通用するのかを見たかっただけだよ。でも、それももうわかったしここからは本気で行く!」

 

タンバは3枚の手裏剣を投げた。

 

「またそれか?」

 

「そんなわけないだろ!風遁・烈風掌!」

 

チャクラを風に変え圧縮し放出することで先に投げた3枚の手裏剣の追い風となり手裏剣のスピードが増す。

 

キン!キン!キン!

 

それでもサクモには通用せず、全ての手裏剣をサクモは弾いた。しかし、

 

「話には聞いていたが本当に5歳で風遁を使うとはな。む⁉︎」

 

サクモの目からタンバの姿が消えた。

 

「螺旋丸!」

 

「チッ⁉︎」ドン‼︎

 

タンバは風遁・烈風掌で加速させた手裏剣やクナイを囮に使い、そちらに目がいっているうちにサクモの後ろに回り込み螺旋丸を食らわせた。

 

「さすがだね。あの状態から避けるなんて」

 

そう、サクモは一瞬見失いはしたもののすぐに後ろに回り込もうとしているタンバを察知してギリギリのところで避けた。だがこれに関してはサクモだけでなく、見学している先生やおじさんもすごい驚いているようだ。

 

「な⁉︎なんだ今のは⁉︎あんな術見たことない⁉︎火影様!あの術は一体?」

 

「・・・・わからん。あんな術初めて見た」

 

「な⁉︎教授(プロフェッサー)と呼ばれている火影様が知らない術⁉︎そんな術が存在するんですか⁉︎」

 

「俺がいくら教授(プロフェッサー)と呼ばれていても全てを知っているわけじゃないからな、知らない術も当然ある。しかし、わずか5歳で俺の知らない術を習得するとはな」

 

そう!俺はあの原作主人公であるうずまきナルトの代名詞と言っても過言ではない螺旋丸を習得している。やっぱりNARUTOのファンだったら一度は試してみたい術No.1だろう。

 

俺も転生してから何気なしに試してみたら簡単にできた。その時は驚いたものだ。そしてその時に実感した!俺のチャクラコントロールは半端ねぇと!まぁいくら神様にすごいって言われても何事も自分でやってみなくちゃ実感しないからな。

 

「まさか3代目でも知らない術を5歳児が使ってくるとは思っていなかったよ」

 

サクモはそういうと今までの防御態勢ではなく攻撃態勢に入った。

 

「なーんか嫌な予感」

 

「君のある程度の実力は分かった。今度は君の今の限界を見さしてもらう」シュン!

 

そういうとサクモがクナイを持ち突撃した。

 

キン!

 

「驚くんで急に攻撃しないでもらます」

 

「そうは言うが結構余裕そうじゃないか」

 

「いや~、結構ギリギリなんですけどね~」

 

「じゃあそれが本当か確かめさせてもらおうか!」

 

キン!キン!キン!

 

攻守が入れ替わり今度はサクモの攻撃が始まった。タンバはそれを風読みの力や風遁を駆使しながらなんとか耐えている。しかしサクモの攻撃は徐々にスピードが上がってきた。そしてついに!

 

「クッ!ハッ!グワ!?」

 

タンバはサクモの攻撃に耐えることができず吹き飛ばされてしまった。

 

「ふむ、6割といったところか。まさかここまでの力があるとはね」

 

6割って!最後なんか全然対応できなかったのにまだ4割も上があるのかよ。どうしようかなぁ、あの術を使えばまだやりようはあるとは思うんだけど、でもあれは発動までの時間が長すぎてまだ実戦では使えないんだよな。まあでも、これは試験だし交渉次第ではいけるかもしれないな。それにサクモさんはまだ忍術を使ってないから最低でも忍術は使わせたいしな。

 

「さて君の限界も見れたしもう試験は終了かな」

 

「ちょっと待ってよ!まだ俺は本当の意味では全力を出してないよ」

 

「へえ。それはどういう意味かな?」

 

「ある術を使いたいんだけどまだ未完成で発動までの時間が長いんだよ。だから時間が欲しいんだ」

 

「へえ。君がそこまで言うんだったら見せてもらおうか」

 

どうやら待ってくれるようだ。それじゃあ早速準備に取り掛かるか。まあ、と言っても風遁のチャクラを練るだけなんだけどね。俺は早速風遁のチャクラを練り体の細胞一つ一つにまでいきわたる様にコントロールする。

 

「風がタンバくんに吸収されてるのか!?いったい何をしようとしているんだ」

 

10秒後。

 

「ふう。おまたせ。これが俺の切り札の空遁だ」

 

空遁を使ったタンバの姿は髪の毛が緑になっていた。

 

「後でたっぷりと教えてもらおうか!」

 

そう言うとサクモは突撃した。タンバはというとまだ防御の体制にも入っていない。このままサクモの攻撃が当たるかに思われたが、突如サクモの目の前からタンバの姿が消えた。タンバはサクモの後ろに現れ蹴った。初めて攻撃が当たった瞬間である。

 

「ガッ!?なんて速さだ!まるで瞬間移動でもしたのかのような速さだ。これは全力を出したほうがいいみたいだな」

 

とうとうサクモさんが全力を出すのか。さて、この空遁がどこまで通用するのか楽しみだな。

 

 

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