TANBA   作:ドラナリ

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第5話 初戦闘!

俺たちの任務は砂隠れとの国境線の警備だ。どうやらもうすぐ砂隠れが攻めてくるという情報を入手したらしい。なのでそれに先立って俺たちが砂隠れとの国境線の警備をすることになった。

 

警備すること数日。この数日間、俺は一緒に任務を受けている人たちと仲良くなるためにコミュニケーションを取って行ったのだが何人かはそれで仲良くなれはしたが、やはりいくら隊長のサクモや火影様が認めたと言っても実際に実力を見るまでは信じられないといった人が大半なのでこれから実力を見せて行かなきゃいけない。

 

今日も交代をしながら警備をしていると一緒に警備をしていた日向チルドさんが白眼で敵の接近を確認した。

 

「隊長!砂隠れの接近を確認しました!」

 

その報告を聞くとサクモなど部屋で休んでいた人達が奥の部屋から出てきた。

 

「敵の数は?」

 

そうサクモが聞くとチルドさんが答えた。

 

「先遣隊なのか数は少なく7人ほどです!」

 

サクモは少し考えるとこちらを向いた。

 

「タンバ、やってみるか?」

 

サクモがそういうと他の人が驚いた様な声をあげた。

 

「待ってください隊長⁉︎いくら火影様や隊長がお認めになったからといってもまだ5歳ですよ⁉︎それに対して敵はこちらを殺しに来ている大人の忍びです!いきなりそんな事が出来るとは思えません!」

 

他の人もどうやら同じ意見らしい。まあ確かにはたから見れば5歳児に「7人の大人を殺しに行け」なんて狂気の沙汰としか言いようが無い。だけどみんなの信頼を勝ち取るならここだろうな。

 

「実力を証明してみせます」

 

そう、俺は敵の存在を知った時から行く気満々だった。最初の任務という事もあり全力で行く為に風神モードで行くことにした。

 

これを使った時サクモに見せた時の様に皆驚いていた。

 

「それじゃあ行ってきます」

 

そう言って俺は瞬空の術を使い敵の砂隠れの忍びの前にやってきた。

 

「なんだこのガッ⁉︎「空遁・窮風斬」」

 

どさ!

 

「まず1人目」

 

俺は初めに近くにいた砂隠れの忍びを風遁チャクラを腕に纏い鎌鼬のように攻撃できる窮風斬という技を使い相手を切り裂いて殺した。

 

「ガキが⁉︎なにしやがっ⁉︎「空遁・空指銃」」

 

突然目の前にやってきた俺(5歳児)がいきなり仲間を殺したからか他の6人が戸惑いそのうちの1人が激怒しながら攻撃しようとしたので右手を銃の形にして人差し指の先から空気の弾丸を相手の頭に向かって放ち殺した。

 

「これで2人目」

 

これでやっと1人が正気に戻ったようで周りに指示を出した。

 

「姿に騙されるな!強敵とみなし全力で当たれ!」

 

部隊長らしき人物の指示で気が引き締まった砂隠れの忍び達は全員で忍術を発動した。

 

「「「風遁大突破!!!」」」

 

5人の砂隠れの忍びから突風が俺に向かって放たれた。

 

ブオオオ!

 

突風は砂を巻き上げながら俺に迫るが今の風神モードの俺にとってすべての風は俺の味方となっている。

 

「その風、利用させてもらう」

 

そう言うと俺は迫りくる風を操り砂隠れの忍びに返した。

 

「なっ!?か、風が!?」

 

「「「「「ぐわあああ!?」」」」」

 

5人の砂隠れの忍びは空中に打ち上げられた。俺はその隙を見逃さず空遁を放った。

 

「空遁・窮風斬!」

 

俺は窮風斬状態の腕を空中に打ち上げられた砂隠れに向かって横に振りぬいた。すると、風が鎌鼬の要領で砂隠れに向かって飛んでいった。

 

そして鎌鼬は砂隠れの忍び達を切り裂いた。こうして俺の初陣は圧勝に終わった。

 

*****

あの後は木の葉に砂隠れの襲撃があったことを報告し正式に木の葉と砂の戦争が幕を開けた。

 

その頃俺は砂隠れとの戦いが俺の初戦闘という事と5歳という年齢も考慮しサクモ隊長に休息を言い渡されて今は個室にいる。

 

あれ以降の周囲の反応は俺を木の葉の忍びとして認めてくれて親しげに話しかけてくれる人と俺を恐れる人に分かれた。

 

まあ、それはそうだろう。いくらこの世界が殺し殺されの世界だったとしても、たった5歳児が7人の大人の忍びを皆殺しにしたのだから。

 

「まあ、俺でも自分が怖いんだから当たり前だろうなあ〜」

 

なぜ自分が怖いのか。それは砂隠れの忍びを殺した時に罪悪感や殺すことの恐怖、殺したことの恐怖を一切感じなかったから。ただ淡々と砂隠れの忍びを殺して回っていた。

 

その様は自分自身でも恐怖を覚えるほど。

 

「まあ、この世界で忍びをするにはいつかは人を殺さなければいけなかったし、その際に恐怖で身体が固まって動けないという状況よりは良かったのかもな」

 

そうやって俺は納得することにした。

 

*****

その後は本格的な戦争に備える為に木の葉隠れの忍びの部隊がやってきた。その部隊の中には後に「伝説の三忍」と言われるようになる、自来也・綱手・大蛇丸もいた。年は十代半ばぐらいだろうか。

 

そんな3人がサクモ隊長に会いに来た。

 

「サクモさんお久しぶりです!」

 

そう真っ先にあいさつしたのは自来也さんだった。

 

「ああ、よく来てくれた自来也。それに綱手と大蛇丸もな」

 

「まあ、サクモさんがいるんだったらうちらも必要なかったかもしれませんけどね」

 

そう言ったのは綱手さん。残りの一人の大蛇丸は来た時からずっと俺を見ていた。

 

正直見ないでほしい。食べられそうで怖いから。

 

「・・・この子が先生が認めた神童ですか」

 

大蛇丸がそう言うとサクモ隊長と話していた自来也さんと綱手さんも俺に注目してきた。

 

「初めまして伊賀崎タンバです。まだ5歳なので何かとご迷惑をかけるかもしれませんがよろしくお願いします」

 

こうして俺と伝説の三忍は出会った。

 

 

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