雄英高校1年A組銀八先生   作:icy tail

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第14話

体育祭が終わり休みを挟んでの登校日。

 

「おはよう」

 

「はよー」

 

『おはようございます!』

 

「今日のヒーロー情報学。ちょっと特別だぞ」

 

「そうだぞー。特別なんだぞー」

 

いる意味あんのか?銀時は…。

そんな中、皆が緊張で息を飲む。

 

「『コードネーム』ヒーロー名の考案だ」

 

『胸ふくらむヤツきたああああ!!』

 

一斉に喜びの感情が爆発した。

 

「そんなに喜ぶことかァ?…若いって良いねェ」

 

「プロからのドラフト指名に関係してくるからちゃんと考えろよ」

 

「ハイ。ってなわけで集計結果出しまーす」

 

銀時が色々はしょって集計結果を出した。

 

爆豪 4210

轟 4123

常闇 360

 

「例年はもっとバラけるんだが…二人に注目が偏った」

 

「ちっ!なんでボンバーマンにこんなに指名がくんだよ。見る目ねェなプロ」

 

「おいコラァ!!聞こえてんぞクソ天パァ!!」

 

銀時と爆豪の絡みももはやいつもの光景と化している。

 

「静かに。…これを踏まえ、指名の有無関係なく職場体験ってのに行ってもらう」

 

「それでヒーロー名か!」

 

「俄然楽しみになってきたァ!」

 

皆が口々に思ったことを話始める。

そこでイレイザーが口を開いた。

 

「まァ仮ではあるが適当なもんは…」

 

「付けたら地獄を見ちゃうよ!!」

 

イレイザーが全部言い終わる前に誰かが割って入ってきた。

 

「この時の名が!世に認知されそのままプロ名になってる人多いからね!!」

 

『ミッドナイト!!』

 

「まァそういうことだ。その辺のセンスをミッドナイトさんに査定してもらう。銀時も手伝うんだぞ」

 

「へいへーい」

 

そして15分後。

 

「じゃそろそろ出来た人から発表してね!」

 

ミッドナイトの合図で始まった。

皆が思い思いのヒーロー名を発表していく中、一人だけバカがいる。

 

「爆殺王」

 

「アホかオメェは。オメェには既にぴったりなのがあんだろが」

 

「うっせェ!クソ天パがっ!」

 

爆豪だ。

もう諦めてた方がいい領域まで浸透しているのだが…。

本人は認めたくないらしい。

 

「残ってるのは再考の爆豪くんと…飯田くん、そして緑谷くんね」

 

「おいおい。新八くんもかァ?」

 

「…」

 

銀時は飯田に話しかけるが何かを考えているのか返事がない。

 

「ん?もしもォ~し」

 

「…」

 

「あん?飯田ー」

 

「…!は、はいっ!」

 

「早く決めろよー」

 

「わ、分かっています!」

 

(なーんかあったなこりゃ…。あとで緑谷あたりに探りいれるか)

 

思い詰めたような顔をした飯田。

それを見た銀時は…。

やっぱり案外過保護である。

その後、飯田と緑谷も決まりあとは爆豪だけになった。

 

「爆殺卿!!」

 

「そこのアホ。もォ諦めろー。時間の無駄だぞー」

 

「…………クソがっ!か、仮だかんな!クソ天パァ!」

 

爆豪が取り敢えず諦めてフリップをだしたが…

 

「うェェ。オメェのツンデレなんて需要ねェよボンバーマンくん」

 

「ぶっ殺すッ!!!」

 

銀時の余計な一言により爆豪がキレて銀時の顔面を爆破した。

 

「っぶねェな!!!こらァ!!!やんのか!?あぁん!!!」

 

「上等だァ!!!」

 

辛うじて避けた銀時は爆豪に噛みつく。

そして爆豪も銀時を挑発する。

 

「おい。お前らやめろ」

 

イレイザーが起きたことによりおさまったが…

やっぱり心は子供な銀さんであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

授業が終わり放課後。

銀時は教室に残っていた。

 

「緑谷。ちょっと来い」

 

「えっ!?さ、坂田先生!?」

 

「ほれ。いいから」

 

「は、はいっ!」

 

銀時は緑谷を連れて教室を出ていこうとしている。

出ていく寸前に気づいたようにイレイザーに向き直る銀時。

 

「そォいや…消太ー。生徒指導室だっけ?まぁ、使うかんな」

 

「…ああ。わかった」

 

そして今度こそ教室を出ていった。

二人が出ていった後の教室は騒然としていたらしい。

銀時と緑谷はある空き教室に来ていた。

 

「…っと。ここか。んじゃ入ってくれ」

 

「し、失礼しますっ!」

 

「早速だが…」

 

「は、はいぃ」

 

緑谷は銀時の雰囲気に飲まれ失神寸前だ。

 

「飯田になんかあったのか?」

 

「い、いや!ぼ、僕はっ!…へ!?」

 

「だァかァらァ!飯田になんかあったのかって聞いてんだよ!アンダースタァァァン!?」

 

「い、飯田くんの事ですか…。実は…ですねーーー」

 

緑谷は何かに安心したのかある程度落ち着いて話し出した。

 

「ーーーって事があったらしくて…」

 

「…そォか。兄貴がヒーロー殺しに…ねェ」

 

(多分だが…飯田は復讐しに行くだろォな)

 

「まぁ分かった。こっちでも警戒しておくわ」

 

「はい!ありがとうごさいます!」

 

「ああ。そんじゃ帰っていいぞ」

 

「失礼しました!」

 

「おーぅ。気をつけて帰れよー」

 

(また面倒事に巻き込まれるかもなァ…)

 

「はぁーーーー。ほんっとに教師ってのは大変だよ。全くよォ」

 

そう言った銀時の顔に嫌そうな色はなかった。

なんだかんだ教師に適応できている銀時であった。

 

 

 

 

 




ヒーロー殺し編が始まります!
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