雄英高校1年A組銀八先生   作:icy tail

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第18話

更衣室での一幕が終わりホームルーム。

イレイザーが話を始める。

 

「夏休み、林間合宿やるぞ」

 

『知ってたよー!やったー!!!』

 

「ただし…期末テストで合格点に満たなかった奴は…学校で補習地獄だ」

 

「勉強は全くの専門外だから俺んとこには聞きにくんなよー」

 

他人事のように言う銀時。

まぁ他人事であるのだが。

 

 

 

 

・

 

 

 

期末テストの前日。

会議室にてテストの概要についての話し合いが行われていた。

 

「敵活性化のおそれ…か」

 

「もちろんそれをーーー」

 

銀時はこの時代の事をあまり知らないため話に参加していない状況だ。

ある程度話が進み明日のテストの話になった。

 

「これからは対人戦闘・活動を見据えてやるよ!」

 

「具体的にはどうするので?」

 

「そうだね…」

 

話がつまりそうになった時にイレイザーが口を開いた。

 

「我々も動くべきかと。合理的にいきましょう」

 

「ふむ。具体的には?」

 

「生徒二人に対して我々教師が一人で対人戦闘でよろしいかと」

 

「ふむふむ…相澤くんグッジョブさ!決定だね!」

 

イレイザーの案で決定のようである。

そんな時に銀時が他人事のように口を開いた。

 

「いいんじゃね?それでよ」

 

「他人事だな。銀時もやるんだぞ」

 

「嫌だね。ガキ相手に本気になれっかよ」

 

「はぁ。お前は…」

 

「まぁまぁ!ここは僕に任せてくれよ!」

 

銀時の発言にイレイザーが返そうとしたところで校長が待ったをかける。

 

「坂田くん!これが何か分かるかな?」

 

「あん?…っ!こ、これはっ!」

 

校長がポケットから何かを取り出し銀時に見せる。

すると銀時は驚きをあらわにした。

 

「あそこの甘味処の1ヶ月パフェ食い放題券じゃあねェか!!!」

 

「コレ、欲しいかい?」

 

「えっ!なになに!?くれんの!?」

 

「いや~タダじゃな~」

 

「ガキ二人を半殺しにすりゃあいいんだろ!?任せてくれよ~そんくらいよォ!」

 

手のひらの返し方がえげつない銀時。

てか物騒なこと言ってるけど大丈夫なのか…。

 

「交渉成立さ!」

 

「ヒャッホーイ!!!」

 

『お見事です校長!』

 

見事な手腕を見せた校長。

銀時!チョロすぎるぞ!

 

 

 

 

・

 

 

 

 

そしてテスト当日。

担任のイレイザーが説明をする。

 

「それじゃあ演習試験を始めていく。言っとくが赤点もあるからな」

 

生徒たちは仕入れた情報通りのロボットを使った演習だと思っている。

生徒たちが各々話始めると、イレイザーの捕縛布の中から校長が出てきていきなり話始めた。

 

「諸事情があって今回から内容を変更しちゃうのさ!今回は二人一組でここにいる教師一人と戦闘を行ってもらう!」

 

そして対戦のペアの発表をイレイザーがしていく。

 

「まず、轟と八百万がチームで…俺とだ」

 

「そして、緑谷と爆豪がチームで相手は…」

 

「デ……!?」

 

「かっ……!?」

 

「私がする!」

 

オールマイトが二人の相手をするようだ。

そして…

 

「上鳴と芦戸がペアで…」

 

「誰とやんだ!?」

 

「誰?誰?」

 

「白夜叉とだ」

 

「マジか~!?大分ヤバイね~」

 

芦戸はいつもの調子で答えたが上鳴は…

 

「げっ…」

 

「か~みな~りくん!あ~そび~ましょ~!」

 

銀時は笑いながら言うが目が笑っていない。

完全に更衣室での一件の逆恨みである。

 

「俺、今日が命日かも…」

 

「なに言ってんだァ?死ぬわけねェだろ?」

 

「そ、そっすよね?いやー、心配して…」

 

「半殺しで勘弁してやるよ」

 

「…助けてくれぇぇぇぇぇ!!!」

 

A組の男性陣はほとんどが上鳴に合掌した。

そうして一斉に試験が開始される。

スタートの合図はリカバリーガールが行う。

 

『それじゃあ今から雄英高一年期末テストを始めるよ!レディイイ…ゴォ!!!』

 

それぞれの会場で試験が始まった。

 

「に、逃げの一手だろ!?」

 

上鳴は始まった瞬間に芦戸に提案する。

だが、芦戸は上鳴の置かれている状況がなんのその銀時と戦ってみたいらしい。

 

「えー、私は戦ってみたいんだけど!」

 

二人が作戦?を考えていると銀時がゆっくり歩きながら言った。

 

「逃がすわきゃねェだろ?殺戮パーティーの始まりだァ!!」

 

「き、来たーーー!!?」

 

「ほら!やるしかないよ!」

 

「行くぜガキ共!」

 

銀時はそう言って地面を蹴り、上鳴の脇腹に向かって木刀を振るう。

 

「ちょっ!まっ…ぐぇっ!」

 

そして、その勢いのまま体を回転させて芦戸に回し蹴りを決めた。

 

「はやっ!…うわっ!」

 

食らった二人は地面を何回か跳ねて転がった。

 

「ヒーローがなんぼのもんじゃい!」

 

「い、いったぁ~!」

 

「ガ、ガチじゃん!死ぬってマジで!」

 

銀時はこんな感じだがしっかり手加減はしている。

それに気づいていないのは力の差が大きいからか…。

 

「次ィ!行くぜェ!」

 

 

 

 

 

・

 

 

 

 

 

10分がたった頃。

 

「はぁ…はぁ!マ、マジでもう限界!」

 

「はぁ…はぁ!だ、だね!なんも効かないよ!」

 

二人はボロボロになって建物の陰に隠れていた。

 

「どぉする?やっぱ逃げる?」

 

上鳴はとにかく逃げたいみたいだ。

そこで芦戸が…

 

「ううん!作戦思いついちゃった!あのねーーー」

 

「マジ!?それ上手くいくか!?」

 

「やるしかないっしょ!」

 

「わ、分かった!行こう!」

 

そう言って二人は銀時の前に姿を現す。

 

「おっ、いたいた。もォ飽きてきたしそろそろ終ェだな。正直、ガキをいたぶる趣味もねェし」

 

銀時は二人に向かって歩き出す。

 

「上鳴行くよ!」

 

「お、おう!」

 

二人は仕掛けるようだ。

 

「全力っ!アシッドショット!」

 

まず、芦戸が銀時に向かって一転集中の酸で攻撃する。

 

「甘ェ!オラッ!…アレ!?」

 

それを銀時は木刀で払い除け、芦戸に攻撃を仕掛けようとしたが空振った。

銀時の木刀は刃の部分が溶けて無くなっていた。

 

「成功!上鳴っ!」

 

「離れてろよ!放電!!」

 

そして、空振って放心している銀時に上鳴が放電を放つ。

 

「アババババババ」

 

「ナイス!今のうちに!」

 

銀時が怯んでいるうちに芦戸が銀時の横をすり抜けゴールを目指して走り出す。

 

「ウェ…っぶねぇ!ギリ大丈夫だった!行けー芦戸!」

 

「っなんのォ!行かせねェ!…はぁ!?」

 

銀時は出来る限りの早さで復活し、芦戸を追うために振り向き走り出そうとしたが…

銀時が振り返ると芦戸が目の前にいた。

そして、またあの攻撃を食らうことになる。

 

「うっそぴょーん!バルス!」

 

「あァァァァァ!目がァ!目がァァァァァ!」

 

銀時は目に酸を受けて地面をのたうち回る。

その隙に二人はゴールを目指し走り出す。

 

「先生ー!威力は抑えてあるから少ししたら治るからねー!」

 

「いやー!まさか成功するとはっ!?」

 

二人が銀時の横を抜けていく時に上鳴だけ足をつかまれた。

もちろん銀時に。

 

「待ちやがれェ…」

 

「上鳴バイバーイ!」

 

「ちょっ!?ウソでしょ!?」

 

「もォ勝ち負けなんて知らねェ。芦戸がゴールするまでに二人で遊ぼうぜェ」

 

「ひっ…!」

 

「か~みな~りくん。あ~そび~ましょ~」

 

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

銀時の目は血走っていてもはやホラーだ。

このあと、上鳴がどうなったかはご想像にお任せします。

 

 

 

 

 




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