雄英高校1年A組銀八先生   作:icy tail

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第20話

生徒たちが森に入ってから時間がたち、夕方。

 

「やーーーっと来たにゃん」

 

「遅ェよ。今何時だと思ってんの?ナメてんの?」

 

頑張った生徒たちに対して酷い言い様である。

 

「どうした銀時。お前も森に行きたいのか」

 

「オメェら!なかなかやるじゃねェか!銀さんは信じてたぞ!」

 

それなら初めからしなきゃいいのに…。

 

「とりあえずお昼は抜くまでもなかったねぇ」

 

「なにが三時間ですか…」

 

「腹へった…死ぬ…」

 

生徒たちは皆死にそうなくらい疲れている様子だ。

 

「悪いね私たちならって意味アレ」

 

「実力差自慢の為か…」

 

「ねこねこねこ…でも正直もっとかかると思ってた。私の土魔獣が思ったより簡単に攻略されちゃった。いいよ君ら…特に」

 

そう言ってピクシーボブは生徒を指差した。

 

「そこの4人。躊躇の無さは経験値によるものかしらん?うーん!三年後が楽しみ!ちょっと前の私ならツバつけてたとこだよ!でも…」

 

次いでピクシーボブは銀さんに駆け寄り腕に抱きつきながら言った。

 

「今の私には銀さんがいるから!」

 

「おい!引っ付くんじゃねェ!」

 

銀時は嫌そうにしているが、それを見た一部の生徒から異様なオーラが吹き出している。

 

「オイラ達が森で死にそうになってる時に…」

 

「自分は女とイチャイチャしてやがったんすか…」

 

特にヤバイのが峰田と上鳴。

それと…

 

「ふーん。そうゆうことね」

 

 

「少し教育が必要みたいですわね」

 

耳郎と八百万だ。

 

「ちょっ、ちょっとオメェら落ち着けェ!銀さんは何も悪いことしてないから!流子が勝手にィ!…あっ、やべ」

 

『流子ーーー!!?』

 

「ご、誤解だ!!!俺は無罪だァ!!!」

 

「「ギルティ」」

 

「「死刑(ですわ)」」

 

「く、来るな!ちょっ、あァァァァァァ!!!」

 

日頃の行いが悪さが災いした銀時であった。

この日銀時は気絶したまま目覚めなかったとさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日。

合宿二日目。

 

「お早う。諸君」

 

「うーっす。なぁ消太」

 

「なんだ」

 

「いや、なんかよォ。昨日の途中から記憶がないんだけど…なんか知ってるか?」

 

「…。いや、なにもなかったぞ」

 

「そォか。まぁいいや」

 

知らない方が良いこともあるぞ銀時。

その後イレイザーから説明を受け二日目が始まる。

 

「今日から君らの個性を伸ばす。死ぬ程キツイがくれぐれも…死なないように」

 

そうしてA組が特訓に入ったあとB組が合流してきた。

 

「よう、イレイザー、白夜叉」

 

「ん?おー、ブラドか」

 

「時間がないんでなB組も早くしろ」

 

「しかし私たちも入ると40人だよ。そんな人数の個性たった6人で管理できるの?」

 

気になったことをB組の生徒が言った。

 

「だから彼女らだ」

 

すると…

 

「そうなのあちきら四位一体!」

 

「煌めく眼でロックオン!!」

 

「猫の手、手助けやって来る!!」

 

「どこからともなくやって来る…」

 

「キュートにキャットにスティンガー!!」

 

『ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ!!!』

 

四人揃ってフルverだ。

それぞれ個性の説明付きだった。

 

「なんか増えてんだけど…しかも暑苦しィ」

 

「む。主が白夜叉か。我は虎と言う。よろしく頼む」

 

「あちきはラグドール!ヨロシクー!」

 

銀時に気づいた昨日いなかった二人は近づいてきて挨拶をしてきた。

 

「あー。よろしくな。…なんだよ」

 

挨拶をしたあと、ラグドールは銀時の事をじっと見ている。

 

「んー?銀さんって…過去かむぐっ!」

 

「ちょーっと黙ろォか!」

 

銀時はラグドールの口を急いでおさえて小声で言った。

 

(ラ、ラグドールさん!いや、ラグドール様!それは秘密で頼んます!300円あげるからァ!)

 

銀時の必死なお願いにラグドールは首を縦に振った。

銀時はラグドールには頭が上がらなさそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

個性を伸ばす特訓中。

銀時は切島と鉄哲の前に立っていた。

 

「よォし。オメェら始めんぞ」

 

「うっす!」

 

「よっしゃー!」

 

「そんじゃ…気張れ。体から力抜くなよ」

 

銀時が言うと、二人は個性を発動した。

 

「行くぞ。…オラッ!」

 

「「ぐっ!!」」

 

銀時は個性を発動した二人に向かって木刀を振るった。

この二人の個性を伸ばす特訓は持続時間の延長と強度の底上げだ。

だからとにかく銀時が木刀でぶっ叩く。

 

「どんどん行くぜ」

 

「「押忍!」」

 

そして、銀時の連打が50を越えた頃。

 

「だハハハハハハ!!!そらっそらァ!!!」

 

銀時は変なテンションになっていた。

 

「ぐはあっ!」

 

「ぐうっ!」

 

「力抜くんじゃねェぞコラァ!俺専用のストレス発散マシーンなんだからよォ!」

 

もはや目的が変わってしまっている。

とにかく鬼畜。

 

「はぁ…はぁ!まだ…まだぁ…」

 

「はぁ…もっとこいやぁ…」

 

その言葉を最後に二人は倒れて気絶した。

 

「ちっ!情けねェ!流子!水持ってきてくれェ!」

 

「は~い!銀さんどーぞ!」

 

「サンキュー!」

 

銀時は気絶した二人に水をかけて強制的に起こす。

 

「…はっ!俺は…」

 

「…ぶはっ!…ありゃ?」

 

「早く起きやがれ!続き始めんぞ!」

 

「「お、押忍っ!!」」

 

生き生きしている銀時の特訓は続く。

 

 

 

 

「うわー。えげつねぇ」

 

「あそこが一番の地獄だな」

 

「坂田先生笑ってるし…」

 

生徒たちは明らかにドン引きしていた。

 

 

 

 

 




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