雄英高校1年A組銀八先生   作:icy tail

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第21話

合宿三日目。

個性を伸ばす特訓の続きだ。

生徒たちは皆体がキツイようだが、特に補習組が酷い。

 

「補習組。動き止まってるぞ。だから言ったろキツイって」

 

「おーおー。見てらんねェなー。なぁ…切島ァ!」

 

銀時は不気味に笑いながら言った。

 

「お、押忍!教官!」

 

「今日も存分にしごいてやるから覚悟しとけよォ」

 

「押忍!ありがたき幸せ!」

 

綺麗な敬礼で答える切島。

他の生徒はドン引きしています。はい。

そこでピクシーボブが口を開く。

 

「ねこねこねこ…それより皆!今日の晩はねぇ…クラス対抗肝試しを決行するよ!」

 

生徒たちは合宿がキツすぎて忘れていたようである。

 

「というわけで!今は全力で励むのだぁ!!!」

 

『イエッサァ!!!』

 

そして三日目の合宿が終わり夕食の後。

 

「腹もふくれた!皿も洗った!お次は…」

 

『肝を試す時間だー!!』

 

生徒たちははしゃいでいる。

特に補習組が。

だが…

 

「その前に大変心苦しいが補習連中は…これから俺と補習授業だ。銀時そっちは頼んだぞ」

 

『ウソだろっ!?』

 

そうしてイレイザーに連行されていく。

 

「おー。任せろー。そんじゃ俺から一曲」

 

銀時はイレイザーに返事をした後、わざとらしく咳払いをして…

 

「んんっ。ドナドナド~ナ…」

 

「坂田先生悲しくなるからやめてぇ!!」

 

とりあえず合掌。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

肝試しが始まりなん組かの生徒が出発した。

その時、何かを感じ取った銀時だか…

 

「…ん?っ!流子ォ!!」

 

「飼い猫ちゃんはジャマね」

 

「えっ…なに?きゃっ!」

 

少し遅かった。

ピクシーボブが敵にやられて気絶してしまった。

 

「何で…!何で敵がいるんだよォ!!!」

 

「やばい…!」

 

「ご機嫌よろしゅう雄英高校!!我ら敵連合開闢行動隊!!」

 

銀時たちの前に二人の敵が現れた。

ピクシーボブは敵の足元で倒れている。

 

「この子の頭潰しちゃおうかしら、どうかしら?ねえどう思う?」

 

「させぬわ!このっ…」

 

「虎」

 

「銀時!だが…っ!」

 

虎は銀時に抗議しようと振り返ったが、銀時の異様な雰囲気に息を飲んだ。

 

「待て待て早まるなマグ姉!」

 

敵側もおさまったようだ。

そしてもう一人の敵が話始める。

 

「生殺与奪は全て…ステインの仰る主張に沿うか否か!!」

 

「ステイン…!あてられた連中か…!」

 

ステインと言う言葉に飯田が反応する。

 

「そして、アァそう!俺はそうおまえ君だよメガネ君!…ん!?」

 

敵は銀時を視界に入れた。

 

「おぉ!!!これは大当たりだ!マグ姉!白夜叉がいるぞ!」

 

「あら…そうねえ。手間が省けたわね」

 

「保須市にてステインの終焉を招いた人物であり、ステインの思想を真っ向から打ち砕いた人物。申し遅れた…俺はスピナー。彼の夢を紡ぐ者だ」

 

そう言って武器を構える敵。

虎が我慢の限界に達し一歩踏み出そうとしたところで銀時が口を開いた。

 

「もォ…いいかよ」

 

「はぁ?何を言って…」

 

「それでいいのかって聞ィてんだ。…オメェらの遺言は…最後の言葉はそれでいいのかって聞ィたんだ」

 

銀時の気迫に敵は後退る。

 

「っ!?お、お前だけはこの手でっ!」

 

「っ!待ちなさい!スピナー!」

 

焦ったようにスピナーは銀時に突撃していく。

マグネの制止の声も届いていないようだ。

 

「そォかい。なら…」

 

「粛清してや…ぐぇっ!!?」

 

スピナーが銀時に斬りかかろうとするが、銀時には遅すぎる攻撃だ。実力差が大きすぎる。

簡単に交わし渾身の力でスピナーの顔面に木刀を叩き込んだ。

 

「あの世に行かせてやるよ。トカゲ野郎」

 

銀時の一撃をモロに食らったスピナーは木を何本が薙ぎ倒しながら吹き飛び動かなくなった。

死んではいないようだが完全に気を失っている。

 

「次はテメェだ。おかま野郎」

 

「な、なによこれ!こんなの聞いてないわよ!…バケモノじゃない!」

 

今さら気づいても遅すぎる。

一番怒らせてはいけない男を怒らせたのだ。

 

「逃げるしか!…きゃっ!」

 

マグネは即断で逃げる決意を固め逃げようとしたが…

 

「逃がすわけないだろう」

 

虎が前に立ちはだかり行く手を阻んだ。

 

「銀時。悪いが参戦させてもらう。我もピクシーボブがやられて相当キテるからな」

 

「そりゃあいい。良かったなァおかま野郎。特別に俺達二人で相手してやらァ」

 

「いいえ。三人よ」

 

銀時が横にならび、さらにマンダレイもきた。

 

「ひっ…!」

 

マグネは既に絶望している。

 

「一名様ご招待だァ!さァ!あの世へお連れするぜ!帰りの便は無ェからなァ!」

 

「や、やめて!…きゃぁああああ!!!」

 

これから死ぬよりも酷い目にあうことになる。

銀時がいる時点で勝ち目がなかったことに今更ながら気づいた敵であった。

そして、敵を処理したあと。

 

「流子!大丈夫か?」

 

銀時たちはピクシーボブの元に来ていた。

 

「ぎ、銀さん…。見て…たよ。カッコよかった…」

 

「そォかい。…そんな口が利けんなら大丈夫だな。まあ…ゆっくり休め」

 

「うん。ありが…とう。大好き…」

 

ピクシーボブはその言葉を最後に気を失ってしまったようだ。

 

「…ちっ。調子狂うぜ…全くよォ」

 

銀時は頭をかきながら呟いた。

 

「銀時。主は良い男だな。ピクシーボブを頼んだぞ」

 

「そんなんじゃねェ!」

 

「む。そうなのか」

 

「あはは…。でもやるときはやるんだね。見直したよ」

 

「違ェよ。俺ァただ…俺の手が届く範囲くれぇは護れる男でありてェんだ。そんだけだ」

 

「やはり…ピクシーボブを任せた。主しかおらん」

 

「…そうね。ピクシーボブをお願いね!」

 

「だからそんなんじゃねェっての!」

 

本当に頼りになるときはとことん頼りになる男だ。

悔しいがかっけぇ…!

 

 

 

 

 




原作と大分違う展開になっちまった…!
どうしよ…

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