妖狐、海賊の世界へ   作:はすきるりん

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んーちょっとロビンちゃんのキャラがおかしくなっちゃってるかもです笑

でも私はロビンちゃんの過去に少しでも青春を足したかったんです笑
(多めに見てください…笑)


3話

ロビンが考古学者になった記念にパーティーをしていたルーリィエ達だったが、今ロビンとクローバー博士は言い合いを始めていた。

 

「どうして!?“歴史の本文(ポーネグラフ)”を研究すれば、空白の100年に何があったかわかるんでしょ!?」

 

「ぬおーっ!?お前っ‼︎なぜそんなことまで‼︎“歴史の本文”を解読しようとする行為は“犯罪”なんだと承知のハズだぞっ‼︎」

 

どうやらロビンは自分の能力を使って地下室を覗いていたようだ

 

「だけどみんな‼︎夜遅くに地下室で“歴史の本文“の研究をしてるじゃないっ‼︎」

 

ロビンは気付いていた。自分が学者じゃないから自分も仲間に入れてもらえないんだと。この島で唯一自分を受け入れてくれてるみんなの、本当の仲間になりたかった。だからロビンは必死に努力して考古学者になったのだ。

 

「いいかロビン。確かに…学者としての知識をお前は身につけた。だが、お前はまだ子供だ‼︎

我々とて…見つかれば首が飛ぶ。命がけでやっているのだ‼︎いい機会だ。

教えておくが…歴史上古代文字の“解読”にまでこぎつけたのは、

唯一 この「オハラ」だけだ。踏み込むところまで来た我々はもう戻れない。

『全知の樹』に誓え…!今度また地下室に近づいたら、お前の研究所と図書館への出入りを禁ずる‼︎いいな‼︎」

 

クローバー博士は強く言い聞かせると、ロビンは黙って全知の樹を飛び出していった。

その様子を見ていたルーリィエは、後を追うわけでもなくどこから持って来たのか新聞を見ていた

 

「おいクローバー。この“オルビア”という女、ロビンと顔が似ているが母親か?」

 

オルビア、その名前が出た瞬間クローバー博士やその場にいた全員の視線がルーリィエに集まった。

 

「お前は何者なんじゃ…ロビンと一緒にいるということはこの島の者じゃないことはわかる。何が目的じゃ」

 

「なに、我はただあやつと同じ妖のような者だ。そして目的だが、我は今記憶がなくてな。しばらくの間ここに滞在して、この世界のことを思い出すためにここに来た、ということだ」

 

「記憶を…そうか。そう言うことならここを利用すると良い。その代わりと言ってはなんだが…」

 

クローバー博士はルーリィエの目的に納得し、図書館の利用を許可した。だが条件付きで。

 

「…良いだろう、言ってみよ」

 

「ロビンのことをお願いしたい」

 

クローバー博士はルーリィエに頭を下げた。

 

「フッ…良いだろう。最初からそのつもりだ。」

 

そしてルーリィエはしばらく世界のことと、簡単にだが自分たちのことや、歴史の本文についても説明した。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

空が暗くなって来た頃ルーリィエは、一旦ロビンが住んでいた家に向かい、帰宅していた家族の記憶を通力で多少いじってから、ロビンの気配を辿って森に来ていた。

道中食べられそうな物を集めていると海岸に座り火を焚いているロビンを見つけた。

 

「まさか火まで起こしているとは、気が利くではないか。」

 

「ルーリィエ…なんで私は仲間に入らないのかな…」

 

ロビンは膝を抱え頭を沈めていた。どうやらかなり、精神的に応えてるようだった。

 

「やつらは貴様を想っての行動なんだろう。…少し魚を獲るから見ていろ」

 

ロビンとルーリィエは海に近づいた。そしてまたルーリィエの瞳が光ると、

ザパァーンと球体状に海をくりぬいて宙に浮かせた。

中には大量の魚がいた

 

「この球体をここ“オハラ”としよう。魚はこの島の人間だ。

オハラはこの世界が禁止した歴史の本文の研究をやっているな。

そしてクローバーが言ったが、その研究がバレれば容赦なく殺される。ここまでは良いな?」

 

「うん…」

 

「そしてここからだが、もし世界が“オハラが研究をしている”と知ったらどうなる?」

 

「この島に確認しに来る。確認して、見つかったら多分…殺されちゃう」

 

「そうだ。だがそれはあくまで“研究者”だ。考古学者ではない」

 

「あ…」

 

ルーリィエは成長している魚だけを残し、他の小魚は球体と共に海へと戻す。

 

「いつそう言った状況が来るか分からない。だからクローバーたちは貴様が成長して大人になり、ちゃんと責任を持てるようになったら考古学者から研究者へと扱ってくれる筈だ。だからそう焦るな。今はまだ顔が合わせづらいだろうが、近いうちまた気楽に話せるようになる。

貴様の努力は奴らも認めている、決して無駄ではない。

良いな?ロビン」

 

「…うん!ありがと!」

 

「よし、それではこの魚たちは焼いて食べるとしよう」

 

ルーリィエは浮かせている魚を、道中で拾った枝を刺して火の方へ誘導し焼き始めた。

それから2人は話しながら魚や果物を食べ、ルーリィエ自作の簡単な小屋を作りそこで寝ることにした。

 

「ねぇルーリィエ。私ね、ルーリィエとずっと一緒にいたいな。いつか帰ってくるお母さんとルーリィエと一緒に海へ出て、いろんな所へ行って歴史を知っていきたい!そしてね、私が大人になったら…」

 

「なにをもじもじしている。言いたいことがあるのなら、はっきり言ってみろ。自らの気持ちを言葉にするのは大切だぞ」

 

「うん…あのね、私が大人になったらルーリィエのお嫁さんになりたい!側室でもいいから私はルーリィエと一緒にいたい!」

 

「フッ…フハハハ!嫁か!また面白いことを言うではないか!…ん?なぜ側室って言葉が出た?」

 

「え…だってルーリィエって王様っぽかったから。喋り方とか食事の時とか凄い綺麗で貴族みたいだったもん」

 

ルーリィエは自分の行動を振り返ると、確かに食事の時はいつもの癖が出ていたような気がしていた。

だがそれだけでわかるか?と想ったが、実際王だったためオーラが出てしまっていたか!と納得していた

 

「貴様の言う通り、我は王だった気がするな。今少し思い出せたようだ。そうだな、我が国へ帰り、貴様が大人になったその時、まだなりたいと言うのなら…ロビン、貴様を貰おう」

 

「本当に!?約束だよ!絶対絶対約束だよ?」

 

ロビンはばっと起き上がると、ルーリィエの上に乗り顔を見下ろした

 

「フッそれほど嬉しがるとは愛いやつだ!良かろう!我、ルーリィエが誓おう。必ず我が貴様を貰ってやる」

 

ルーリィエは今もなお顔を覗いているロビンの頬を優しく撫で、微笑んだ。

まだ会って1日も経っていないが、ルーリィエのその優しい表情を初めて見たロビンは、もう何度目か分からないほど見惚れていた。

ルーリィエの体からは、女を虜にする何かでも出ているんじゃないか、って思ってしまうほどにロビンはメロメロになっていた。

 

まだ恋愛を知らない子供には、ルーリィエの妖艶なオーラは強すぎたのかロビンの顔は段々と火照っていた。

そしてロビンはその空気に当てられてか、もしくは自分を貰うと誓ってくれたことが嬉しかったのか、徐々に顔を近づけていき、ルーリィエの唇にそっと自分のを重ねた。

 

「や…約束ね!それじゃおやすみルーリィエ!」

 

自分からやって恥ずかしくなったのか、ロビンはサッとルーリィエから離れると、持ってきた小さいブランケットで丸まるように眠った。

その一連の流れをされるがままになっていたルーリィエは、ロビンの頭を寝息がするまで撫で続けた。

 

スゥースゥー

 

しばらく撫で続けるとロビンから寝息が聞こえ、気配で眠っていることを確認すると小屋を出て、浜辺を歩いていた。

 

「さて、おそらくあの神がまた何か本に書いていることだろう。まぁもっともなんとなくだが予想はできているがな」

 

ルーリィエは便利な通力の力でしまった、神からもらった本・神書を取り出し、ページを開くと新たに文字が書いてあった。

 

「ふむ…まさかこんな細かく書いてあると思わなかったが、そうか…残り数日、出来る限り知識を蓄えるとするか」

 

本を閉じ、神書を消すとルーリィエは朝になるまで海岸を歩いていた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ザザァーン

クークー

 

「…あれ?ルーリィエ?」

 

朝になり目を覚ましたロビンは、隣にいるはずのルーリィエがいないことに気付くと、バタバタと小屋を出た。

小屋を出た所ですぐにルーリィエの足跡がある事に一先ず安心した。

 

(よかった…夢じゃない)

 

ルーリィエとの出会いは、ロビンにとってそれほどまでに大事なことだった。そしてロビンは早くルーリィエに会いたくなり、足跡を走りながら辿っていた。

走り始めてすぐ、ロビンの目線の先には大きな山が近づいて来た。

 

(動く山…じゃない、人?)

 

山に見えたものは、横になっている人のシルエットをしていることからロビンは人と推測した。そしてよく見るとその巨大な人を持ち上げてこっちに向かってくる人影がいた

 

「ルーリィエ!」

 

ルーリィエとわかったロビンはタッタッタッと走って近づいて行った。

近づいてシルエットがはっきりした。

 

(やっぱり人だ…巨人族かな?おっきい…)

 

顔を上げてその巨人族を見ていると、ルーリィエがロビンに声をかけた

 

「起きたか。ところでロビン、こいつを水の場所まで持っていく。念のため荷物を持って後から来い。我は先に行く」

 

「わかった!すぐ行くね」

 

ロビンは小屋へと戻り、ルーリィエは巨人族を持ちながらも、凄いスピードで移動し、1分近くで目的地に着いた。その数分後、ロビンが荷物を持って来ると巨人とルーリィエが話していた。

 

「おーお前さんがロビンか‼︎ワシはハグワール・D・サウロという名だ!お前さんは巨人族初めてか?」

 

「うん」

 

「どうやらこの巨人は、人に追われているようでな。自分のことは秘密にしてほしいそうだ」

 

「そーいうことだ。お前さん守ってくれるか?」

 

「わかった」

 

「返事よすぎる、ルーリィエと一緒だで。ロビンは絶対無理だで…」

 

「言わないってば」

 

「ウソだで〜子供が秘密守れるわけねぇでよ〜」

 

「だって私…あなたにそんな興味ないもん」

 

ロビンの一言にルーリィエとサウロはいったん固まった。そして…

 

「フッ…フハハハハハ‼︎」

 

「ぷーっデレシ‼︎デレシシシ‼︎デレシ‼︎」

 

2人揃って大爆笑していた

 

「ルーリィエまで笑わないでよ!それにしても、でれし?って何ていう意味?」

 

ロビンはルーリィエに軽く注意し、話を変えようとサウロから出る“デレシ”という聞いたことない言葉が気になっていた。

 

「なにってお前笑ってんだで!」

 

「笑ってるの?」

 

「フハハハハハ!ロビン!こやつはな、昔から笑い方が下手でずっとこうらしいんだ!なんともおかしなやつめ!フハハハ‼︎」

 

「ふふっあはははは!変な笑い方っ」

 

フハハハハ

あはははは

デレシ‼︎デレシシシ

 

3人は楽しそうに笑っていた。

 

「デレシシシ!ロビン、おめぇ笑うと可愛いでねぇか!もっと笑った方がええで!」

 

“可愛い”そうはっきり言われたのは2人目で、全然慣れてないロビンは昨日ぶりにボッと顔が真っ赤になった。

それから3人はさらに仲良くなり、サウロが来てからの数日間、共に過ごしていた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【運命の時まで、残り数時間】

 

スゥースゥー

グゴォー!グゴォー!

 

フッ…やはりこの巨人のいびきは慣れんな。

 

ルーリィエはロビンとサウロが寝たことを確認すると、1人海岸を沿って歩いていた。

 

残り数時間後に、方法は知らんがこのオハラは滅ぶ。そしてこの島の生き残りはロビンだけか…

となると、クローバーや学者は当然だが、この巨人やオルビアも死ぬ。

だがあの神からは〜〜を助けろと言うことだが。

まずは船でも作るか…ん?

 

ルーリィエは漂着物が集まる海岸を歩いていると、瓦礫に埋もれている宝箱を見つけた。

 

「ほう?これが宝箱か。書庫で見た絵本のまんまなのか。して、その中はなんだ?」

 

ルーリィエは宝箱をぱかっと開けると

 

………どう言うことだ?確か悪魔の実は希少で、滅多に見ることができないと書いてあったはずだが。これもあの神の仕業か

 

宝箱の中には唐草模様をした果実が入っていた。

ルーリィエはじっとその実を観察すると、はぁ〜とため息をして通力で一旦消した

 

どんな能力か知らんがとりあえず持っておいて損はないだろう

…さてもう朝まで残りわずかだ

 

「将来、我の女の1人にさせると約束したからな。しばらく見れん寝顔を見に行ってやるとしよう」

 

ルーリィエは自身を雷に変え、雷のスピードでロビンの元へ戻った。

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