関東軍の将校。
中身はかばんちゃん。
1935年8月23日
大日本帝国 東京
犬養毅視点
私は、ドイツのアドルフ=ヒトラー総統から聞いた情報をもとに、彼が将来起きると言った日中戦争を回避するため、色々と考えていた。
「まずは、資料に目を通そう。」
≪日中戦争は中国軍の一部が日本軍の兵士を殺害したことによって起こった戦争である≫
だとすると、満州国と中国の国境地帯に配備されている部隊には『演習をする際は日本本土に戻って来ること』といった方が良いかもしれないな。
それから、2年後の1937年、無事に日中戦争は回避され、史実のような戦争の泥沼化は避けられた。
1937年7月8日
ドイツ ベルリン
総統官邸
ヒトラー視点
私は、仕事を終えて、コーヒーを飲んでいた。
そんな時、ナチス親衛隊の隊員が部屋に入ってきた。
「ハイル=ヒトラー!! 失礼します。大日本帝国外務省から連絡です。日中戦争の回避に成功したとのことです。」
「そうか。回避してくれたか。これで、我々も対連合戦に集中できる。軍隊の拡張をしておいてくれ。特に海軍を増強したい。日本と海軍技術の共有をするべきだ。大日本帝国外務省に連絡してくれ。」
「了解! ハイル=ヒトラー!!」
そういって、彼は部屋から出て行った。
この2日後の1937年7月9日に日独技術共有条約が締結され、日本は陸軍、ドイツは海軍の技術を得ることとなった。
1938年1月1日
満州国 新京
石原莞爾視点
僕は、ソ連への侵攻計画について考えていた。
「今回の作戦はドイツ軍との共同作戦です。まず、ソ連の沿海州に侵攻し、直ちに占領してください。その後、量産体制に入った重戦車≪ニジ≫を用いて、満州から北上。300キロメートル進んだ後に、進軍を停止し、防衛に徹してください。その後、コミンテルンに参加しているモンゴルへ侵攻してください。
侵攻が完了した後、モンゴルからカザフスタン方面へ進撃。トルコ軍と合流してください。
その後、ウラル山脈で侵攻を停止し、後はドイツ軍に任せます。この作戦に反対の人はいますか? ・・・いませんね。では、この案を承認します。陸軍・海軍はそれぞれ必要な装備や部隊を準備してください。」
「了解!」
私は会議を終わらせ、片付けを始めた。
「あの・・・」
そんな時、一人の兵士が話しかけてきた。
「どうした?」
「本当にこの戦争に英仏は介入してこないのでしょうか?」
「ああ、恐らくドイツを攻撃しようとするだろうが、ドイツの後ろには、ハンガリーがいる。バルカン半島はただでさえ爆発しやすい地域だ。英仏も自ら、世界大戦を起こす気はないだろう。さらに、自由協定にはギリシャやチェコスロバキアも参加する予定だ。」