恋愛小説集   作:小春春斗

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始めまして小春春斗です!

今回は幼馴染で先輩後輩という設定です。
こんな恋愛したかったよ、コンチクショー!

あ、ちなみにこの作品は歩き曲を元に作ってたりします。
考えて見てください!


後輩&先輩
後輩&先輩~1~


——放課後、学校の屋上で私は柵に寄りかかってボーッとしている。先輩が屋上のドアから入ってきて近づいてくるのにも気づいてなさそうなくらいに。案の定、先輩に肩を叩かれてびっくりしている。そんな私を見て先輩が苦笑いしてる。そして、

 

「あ、あの、先輩。一つだけ訊きたいことがあるんですけど……」

「ん?何を訊きたいんだ?」

「せ、先輩!わ、私のこと——!」

 

それから先輩が何か喋っていたが私が急に走り出してしまった。

 あれ?これって——

 

 

……ジリリリリ……カチャ

 

「う~ん。なんか変な夢見た。……ん?今日は目覚まし一回で起きれたんだ。珍しいなぁ。いつも3回鳴らないと起きないって言うのに。……って、あれ、この時間ならもしかしてもしかすると、先輩と一緒に学校に行けるんじゃないの!?早く準備しないと!」

 

私はそう言うとベッドから出て、グーっと伸びをすると、学校の準備を始める。

 

 突然ですが、私には片思いの相手がいます。幼馴染で一つ年上の先輩です。先輩は私を異性としてより、妹としてしか意識してくれてないだろう。だって、自分がモテないとか私に言ってくるんだよ!しかも、下級生から結構人気あるのも知らないくせに!ここにだって先輩を想っている人はいるっていうのに……。絶~ッ対振り向かせてやるんだから!

 

 さっさと学校に行く準備をして家を出て数分、1人で歩いている先輩を見つけた。声をかけようと思って駆けよろうとした。けど、急に声をかけたりして嫌われ…ないよね?先輩だし。でも、見つけたのに挨拶しないのも嫌だしなぁ……。うん、ちゃんと挨拶しよ!

 

「おはようございます、先輩!偶然ですね!」

 

私は先輩へ駆け寄り、先輩の背中を叩きながら言った。

 

「お、おはよう。朝早いってのにテンション高いな」

「もちろんですよ!それに、今日は久しぶりに目覚まし一回で起きれたんですよ!?テンション高くならないわけないじゃないですか!」

 

私は笑顔でそう言いながら先輩の方を向いた。そしたら先輩はすぐ顔を逸らしてしまった。そして、先輩はそのまま、

 

「わかった、わかったって。…にしても、お前がこの時間にいるとか……明日また雨じゃねぇよな?」

 

なんて失礼なことを言って私の頭をわしゃわしゃしてくる。

 

「な、何するんですかー!」

「いきなり叩いてきたから仕返しだ」

 

としばらくじゃれている(?)と、

 

「さてと、こんなことしてたら遅刻するかもしれないし、行くか」

「はい!」

 

先輩がさっさと歩き出したので私もその後を追いました。今日は偶々いつもより早く起きれて、学校までの間に偶々先輩に会えたんだよね……。もしかしたらこんな機会もうないのかな……。うーん……悩むくらいなら今しかないよね、うん!

 

「あ、あの、先輩!」

「どうした、急に」

 

先輩が立ち止まって振り返るとそう言って来た。うー、言ったものの怖い〜。

 

「あ、あの。き、今日の放課後って、じ、時間ありますか?」

「どうしても今日じゃなきゃ駄目なのか?」

「……はい」

「……わかった。部活あるけどちょっと遅れて行っても大丈夫か。それで、何の用だ?」

「その時に話します。屋上に来てもらってもいいですか?」

「わかった。できるだけ早くしてくれよ」

「はい!」

「ん。それよりも、そろそろ学校へ進まないと、予鈴に間に合わないかもしれないぞ。ほら走るぞ!」

「え、嘘!ま、待ってくださいよ!」

 

先輩と約束できたのは良かったけど、こんなに走るなんてないよ〜!ちなみに、ちゃんと間に合ったよ。

 

「おーい、席に着け!終わりのショート始めるぞ!」

先生の声にハッとして時計を見ると、今日の最後の授業の終わりを指していて、えっ、いつの間に授業終わってたの?!……びっくりした。って、そういえば、授業中ずっっっっと放課後のこと考えてたんだっけ。授業の内容全く覚えてないやと慌てていると、

 

「おーい、もう教室の鍵しめるから早く出てくれ。もし残るんなら、鍵置いとくぞー」

 

と先生に声をかけられた。

 

「で、出ます。出ますから、ちょっと待ってくださーい!」

 

と慌てて言って帰る準備をしていると、

 

「今日は一体どうしたんだ?授業中もボーッとしてたらしいじゃないか。いつもうるさいお前がどうしたんだ?相談くらい乗るぞ?」

 

と言われてしまった。

 

「な、何でもないです!先生、また明日!」

 

と先生を無視するように教室を出た。

 

 教室を出ると私は、屋上に来ました。先輩が来るまで色んなことを考えた。どう言ったらいいのかなとか、もし付き合えたらどれだけ嬉しいんだろうなとか。でも、それよりも、告白して、フラれて、今の関係が壊れたらどうしよ……なんて考えていると、

 

「おい、来たぞ~」

「ヒャッ!せ、先輩」

 

ついに、先輩が来た。

 

「そんなに驚くことか?それより、話って何だ?」

 

と、先輩から話題を振ってきた。

 

「えっとですね……」

 

今更後戻り出来ないよね、さすがに。もう勇気出すしかないよね。

 

「おーい、どうしたんだ!」

「……よし!」

「ど、どうした?」

「あ、あの、先輩。1つだけ訊きたいことがあるんですけど……」

「ん?何を訊きたいんだ?」

「先輩!わ、私のこと、どう思ってますか!」

 

言っちゃったぁぁぁぁぁ!ついに言っちゃったよ!

 

「ど、どうって?」

 

先輩戸惑っちゃってるし。最後まで言わないと。

 

「わ、私は、先輩のことが好きです!幼なじみとしてじゃなくて、一人の男の子として先輩が好きです、大好きなんです!!せ、先輩は、一人の女の子として私のことをどう思ってるんですか?!」

「……へ?お前が?俺のことを?好き、だって?」

「そ、そ、そうです!そ、それで、ど、どう、なん、ですか?」




一話目にして告白をしてしまいましたが、先輩の返事はどうなんでしょう?
皆さんも想像しながら次回をお楽しみにしてください!

では!
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