恋愛小説集   作:小春春斗

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はい、どうも!小春春斗です!

前回で鈴と正輝が付き合うことになりましたね!そんな続きです。

どうぞ!

結叶視点:◇ ◇ ◇
咲愛視点:◆ ◆ ◆
鈴視点:▲ ▲ ▲
正輝視点:△ △ △


5

◇ ◇ ◇ 

 

 夢を見ている。

 目の前には俺の妹がいるが、どこか様子がおかしい。彼女は俺に背を向けていて前方に広がる闇をじっと見ているようだ。

 

「——咲愛?」

 

呼びかけたが返事は帰って来ず、少しの間を置いてから

 

「ねぇ、結兄。……私のこと、どう思ってるの?」

 

彼女は呟きながら振り返った。その瞬間、

 

「咲愛っ!」

 

咲愛が闇の中に徐々に引き摺り込まれ始める。悲しそうな瞳をしながら沈んでいく。

 なんの冗談だよ!クソッタレ!どう思ってるなんて、今更だ。

 俺は単に咲愛は妹だから(・・・・・・・)兄として(・・・・)好き……だ?

 本当に?

 

『好きな人に好きな人がいたとしても告白する、それが男ってもんじゃねぇのかよ!!』

『ゆ、結叶……!そう、そうだよな!サンキュ!!オレの友がお前で良かったよ!おかげで告白する決心ついたわ!なんかあったらまた相談しに来るかもしれねぇけど、その時はまた頼むぜ!それじゃ、またな!』

 

なんであの時自分の言ったことに自信を持てなかったんだ?まるでこれじゃ——

 俺は、どうしたら——

 

 

「……ぃ、……兄、結兄ってば!もう起きなよ!……ってどうしたの?なんかうなされてたけど」

「あぁ、咲愛か。なんでもないぞ?」

「んー、それならいいけど……。なんかあったら言ってよ?兄妹なんだし。あ、そうだ、もう朝ごはんできてるから早く降りて来てね。鈴ちゃんに呼ばれて早く学校に行かないといけないから」

「わかった。俺も正輝に呼ばれてるしすぐ準備するわ。あと15分待っててくれ」

「早くしてよね!」

 

と言って咲愛は部屋から出て行った。

 

——15分後

 

「さて、行くか!」

「うん!」

 

俺達は一緒に登校し始めた。

 

 

▲ ▲ ▲ 

 

 

 早めに学校に着いたわたしは中庭でボーッと咲愛ちゃんを待っていました。しばらくして、

 

「鈴ちゃん、お待たせ!」

 

と咲愛ちゃんが駆け寄って来ました。

 

「朝早くに呼んじゃってすみません」

「いいよ!それで、なんのお話なのかな?早く滝沢くんに会いに行きたいんでしょ?」

 

と茶化すような言い方で昨日、どこかで見られていたのだと分かりました。

 

「告白してるところ見てたんですか!?///」

「ううん、なんか、この前までと違って、仲睦まじげに歩いてるのを見たから、そうなのかなぁーって。」

「そ、そうだったんですか……。でも、改めまして、わたし、正輝くんとお付き合いをすることになりました///。色々ありがとうございました、咲愛ちゃん」

「よかったね、鈴ちゃん!それにしても、ふ〜ん」

「な、なんですか?」

「もう滝沢くんのこと下の名前で呼ぶようになっちゃって〜。このこの〜」

「……あっ!えっと、こ、これは、そのー……って、咲愛ちゃん達、最後まで付いて来てなかったんですか?」

「そうなんだよ!前よりも仲良く歩いてるなーっていうのを見てから私も後を追おうとしたんだけど、見失っちゃって……」

「そ、そうだったんですか」

ちょっとホッとしました。でも、

「……で、結局あれからなにをしたのかな?」

 

咲愛ちゃんが含みのある笑い方でこんなことを言ってくるものですから顔がとても熱くなって慌ててしまいました。

 

「っ!///さ、咲愛ちゃん、な、なに、なにを、とは?」

「ん〜?観覧車乗ったり、ファミレス行ったりしたのかなってことだけど、鈴ちゃんは何を想像したのかなぁ〜?」

「っ〜!!///も、もぅ!からかわないでください!」

「あははっ!ごめんごめん。でもあれから何したのかは教えて欲しいな?」

「わ、わかりましたけど、誰にも言わないでくださいね?」

「やった!」

 

少しハメられたと思いながらも、昨日のことを思い出して話し始めました。

 

 

——昨日

 わたし達は付き合って晴れて恋人になった後、ティーカップや初めに乗ったものとは別のジェットコースターに乗ったりして疲れてベンチに座っていました。

 

「はい、沢井さん。りんごでよかった?」

 

と滝沢くんがジュースを買って来てくれました。

 

「はい、ありがとうございます」

 

と言ってわたしがりんごジュースを受け取ると、滝沢くんが横に座りました。

 

「ふぅー。それにしても結構遊んだな」

「そうですね。……あ、このジュース美味しいです」

「お、そうなんだ」

「滝沢くんも飲んでみますか?」

「えっ!!い、いい、の?」

「え?・・・あっ///す、すみません」

「い、いや、こっちこそ、ゴメン///」

 

それからわたし達は黙り込んでしまいました。つい先程付き合い始めたばかりでお互いにお互いを意識しすぎているみたいでとても照れくさいです///。それに、先程、わたし、その、か、間接キスしませんか?と言っているようなもので……あー、もう、一体何をしているんでしょうか、わたしは///。

 

 黙り込んでしまってから数分、そろそろ何か話さないと……

 

「「あ、あの!」」

「す、すみません。先にどうぞ」

「ご、ごめん。先に言っていいよ」

 

……完全にかぶってしまいました。ど、どうしましょうと少しオロオロしていると、

 

「か、観覧車に行こ!次何か乗ったら帰らないとダメだろうし、今の時間なら景色が綺麗だろうし!」

「そ、そうですね!行きましょう!」

 

気まずくならなくてよかったとホッとしました。お互いにまだぎこちないままですが観覧車の方に歩いて行きました。

 

「ま、まさかこれに乗ることになるとは……」

「ふふっ。大丈夫ですよ、落ちませんから」

 

観覧車に並ばずに乗れましたが、この遊園地には全面ガラス張りの「透明ゴンドラ」があるらしく、わたし達は運良く(?)それに乗ることになりました。滝沢くんはジェットコースターですら怖がっていたのでかなりビクビクしています。

 

「さ、沢井さんはこ、怖くないのか?」

「はい。元々高いところや絶叫系が好きですから。それに今は、その、滝沢くんと一緒ですし///」

「え、あ、そ、そうなんだ!///あ、見て、沢井さん!あっちスッゲーキレイだよ!」

「本当ですね……。とても綺麗です」

 

滝沢くんが指差した先には紅く染まっていく海と沈みかけの夕日。ふと滝沢くんの方を見てみると彼の横顔がとても輝いて見えました。今日、わたしに告白してくれたこと、とても嬉しかった。こんなわたしでも好きだと言ってくれて、改めて彼に恋をして、恋人になることができて、本当に幸せだと思った。わたしは鞄から小さな箱を出すと、

 

「滝沢くん」

 

と声をかけました。こちらに振り向くと同時に箱を前に出すと、

 

「……え?な、なに?」

「今日、ここに連れて来てくれて、一緒に遊んでくれたお礼です。受け取ってくれますか?」

 

滝沢くんは箱を受け取るとすぐに開封して中身を取り出した。

 

「これって——イヤリング?」

「はい。いつもつけてるので、いいいかなと思いまして。……どう、でしょうか?」

「あ、ありがとう!うわー、スッゲー嬉しい!!……ちょっと目瞑っててくれる?」

「は、はい」

 

そう言ってわたしは目を瞑りました。しばらくガサゴソという音がしたかと思うと、少しゴンドラが揺れ、呼吸音が近くまで来ました。びっくりして目を開けると、滝沢くんの腕がわたしの首に回されていて、顔が目の前にありました。あまりにも急だったので固まってしまっていると滝沢くんが離れて、元のところではなく横に座ると、

 

「実は、沢井さんにあげようとオレも買ってたんだよね、プレゼント!」

「……これ」

 

わたしの首にかけられたネックレスを持ち上げて見ていると視界が滲んできてしまいました。

 

「え!沢井さん?!ネックレス気に入らなかった?」

「っ!ち、違います!ち、ちが、うんです。うれ、しくて・・・。グスッ。ごめん、なさい。泣いたり、なんか、してしまって」

「沢井さん——」

 

滝沢くんはわたしにとって勿体ない人なのかもしれません。こんなに格好良くて、優しくて、わたしを守ってくれて。こんなわたしじゃ——と思っていると、滝沢くんがわたしを抱きしめてきました。壊れ物を扱うように、でも力強く。

 

「?!?!た、滝沢く——「沢井さん、オレは沢井さんが好きだ。いつも楽しそうで、日直の仕事も真面目にして、勉強熱心で、笑顔が可愛い沢井さんを見て好きになったんだ。これからいろんな沢井さんを見ていくと思うけど、それでも好きでい続けるよ」……ぅ、ぅう。た、たき、ざわ、くん」

 

わたしが泣き止むまで滝沢くんは抱きしめてくれていました。

 

 泣き止んで体を離すと、

 

「……滝沢くん、イヤリング貸してくれませんか?」

「え?沢井さんがくれたのだよね?いいけど………」

「ネックレスをつけてくれたので、お返しにわたしもイヤリングをつけてあげます」

「ありがと、沢井さん!……ハイ」

 

イヤリングを受け取ると、ドキドキしながら滝沢くんの耳にそっと触れました。ビクッとなって耳が赤くなるのを見たわたしは、照れてるんだなとわかると、少し可愛く思えてしまいました。

 

「・・・はい、つけ終わりました」

「あ、ありがと///」

「耳を触った時、ビクッとして可愛かったですよ」

「男に可愛いっていうものじゃないだろ・・・。でも、これも、今日も本当にありがとう、沢井さん」

「はい!こちらこそ、ありがとうございました。本当に楽しかったです」

「・・・よし!沢井さん!」

「は、はい!」

「名前で呼び合いませんか?!ほら、付き合い始めたし、苗字にくん付けさん付けってなんか、ね?」

「ふふっ、そうですね。」

「そ、それじゃぁ・・・スーハー・・・す、鈴///」

「は、はい///。ま、正輝くん///」

 

名前で呼びあった後、なんだか照れくさくなって笑ってしまいました。そうしているうちに観覧車も終点につき、ゴンドラから降りると、手を繋いで帰りました。

 

 

——現在

 

「——という感じでした///」

「えー!つまんなーい!耳を触ったあたりでほっぺにチュってしたらよかったのに!」

「無理ですよ!もうあれ以上は死んじゃうかもしれないというくらい恥ずかしかったんですから!///」

「初々しいねぇ〜♪そのネックレスがそうなんだ!似合ってるよ!」

「あ、ありがとうございます///」

「それにしてもいいなー。付き合えて」

「望月くん、最近変わったことってないんですか?」

「それが、なんか悩んでるっぽいんだけど、話してくれないんだよね」

「そうなんですか・・・…正輝くんに望月くんが何で悩んでるか知らないか聞いてみますね」

「ありがとう!鈴ちゃん!」

「いいんです。わたしがしたくてしているので。そろそろ教室に向かいましょ?」

「うん!」

 

わたしは、これがちょっとでも咲愛ちゃんに対してのお礼になればいいなと思いながら教室に向かいました。

 

 

◇ ◇ ◇ 

 

 

「結叶ぉぉぉぉ!!」

「うわ!びっくりしたー、なんだよ、正輝」

 

咲愛と校門前で別れて教室へと向かっていると、正輝がものすごい勢いで駆け寄ってきた。それも、とてもいい笑顔で。尾行していたので理由はわかり切っているが、

 

「じ、実はな」

「沢井さんとうまくいったんだろ?おめでと」

「ど、どうしてそれをぉー?!」

「ま、まぁ、いいじゃないか、そんなこと。……で、どこまでいったんだ?」

「な、な、なに、なに言ってんだよ、結叶ー!ま、まだ、鈴とは手つ、繋いだくらいだし!」

「へぇ〜、『鈴』ねぇ〜。もう名前呼びかよ」

「ま、まぁな。……お前のおかげだよ、結叶。サンキュな」

「お礼言われる筋合いないんだがな。正輝が頑張ったからだろ」

「お、おぅ。でも後押ししてくれただろ?だからサンキュな」

 

いつも通り、でも少しだけ雰囲気が変わった正輝を見て、本当にうまくいってよかったと思う。

 

「あ、鈴がいるし、行ってくるわ!」

 

そう言って走っていく姿を見て苦笑しながらその場に立っていた。

 

 

◆ ◆ ◆ 

 

 

 私と鈴ちゃんが教室へと向かっていると、滝沢くんがこちらに走ってくるのが見えたので、

 

「ほら、王子様が迎えにきてくれたみたいだよ。私先に行ってるからHRに遅れない程度にねぇ〜」

「も、もぅ///」

 

と短い会話をして別れました。

 

 滝沢くんとすれ違い、1人で教室に向かっていると、結兄が立っているのを見つけたので、足音を忍ばせて近づくと、

 

「ゆ〜い兄!どうしたのぼーっとして」

「うぉ!さ、咲愛か。い、いや、なんでもないぞ。それにしてもあの2人うまくいって良かったよな」

「そうだね。……ねぇ、本当に悩んでることとかないの?」

「なんもないって。ほら、教室に行くんだろ?行くぞ」

「……うん、わかった」

 

なんか誤魔化してるんだろうなってことは分かったんだけど、追求できなくてそのまま結兄と一緒に教室に向かった。

 

 

▲ ▲ ▲ 

 

 

 その日の放課後、咲愛ちゃんと望月くんはスーパーのタイムセールで争奪戦をするために先に帰ってしまったので、今正輝くんと一緒に帰っています。

 

「「……」」

 

付き合うことになってから初めての放課後で、気まずかったり、恥ずかしかったりで無言のまま並んで歩いています。

 

「あの」「あのさ」

「先にどうぞ、正輝くん」

「いやいや、鈴が先でいいよ!」

「えっと、ちょっと長くなりそうなので、正輝くんが先に言ってください」

「んー、分かった。じゃ、じゃあ、どこか寄って帰りませんか?」

「そ、それって……」

「ほ、放課後、デートってやつ///。もうちょっと一緒に居たいしな///」

「は、はい!///わたし、一回だけでいいので食べてみたいものがあったんですけど、1人じゃダメで……。ダメですか?」

「だ、ダメじゃない!行こう!」

「ありがとうございます!こっちです!」

 

わたしは正輝くんの手を握ると、わたしが行きたいと思っていたお店へ向かい始めました。

 

 ある喫茶店に入ったわたし達が奥の方にあるテーブル席に案内され座ると、しばらくして、

「いらっしゃいませ。ご注文は何に致しましょうか?」

「オレはブレンドコーヒーで。鈴は?」

「わたしはオレンジジュースとこ、これをお願いします」

 

と正輝くんにメニューが見えないように店員さんに見せて”ある“写真を指しながら言うと、店員さんが微笑みながら、

 

「かしこまりました。少々お時間がかかりますので、出来上がるまでお待ちください」

 

と注文を取ると水を置いて、メニューを持って奥へ戻って行きました。

 

「時間がかかるって何頼んだんだ?」

「ひ、秘密です!///ど、どんなのか楽しみにしてください!」

「そこまで言うなら……にしても、鈴も喫茶店とか来るんだな」

「たまに咲愛ちゃんと一緒にですが」

「へぇ〜、そうだったんだ」

「「……」」

 

それを機にまた無言になってしまいました。どうしようかとしばらく悩んでいると、

 

「お待たせいたしました。ブレンドとオレンジジュースと”男女ペア限定“パフェです。ご注文は以上でお揃いでしょうか?ごゆっくりしてください」

 

店員さんはそう言ってわたし達の前にそれぞれの頼んだ飲み物とハート形のクッキーやチョコが散りばめられ、アイスも小さめのが2つのっている少し大きめのパフェ、伝票を置くとまた奥に戻って行きました。

 

「す、鈴が食べてみたいものって……」

「こ、これ、です///。咲愛ちゃんと、好きな人ができたらその人と食べたい、という話を以前しまして///。……ダメ、ですか?」

「だ、ダメじゃないけどさ、スプーン1本しかないぞ?」

「え!あ、そ、そうですね///。もう1本持って来てもらいましょうか?」

「多分だけど、こういうものなんじゃない?ほ、ほら、さっき、男女ペア限定って言ってたぐらいだし」

「そ、そうかもしれませんね……そ、それじゃ、正輝くん」

「ん?」

「あ、あ〜んです///」

「?!あ、あーん///……う、うん、お、おいしい///」

「そ、そうですか///。で、ではわたしも」

「鈴、スプーン貸して」

「あ、は、はい、どうぞ」

 

正輝くんも自分でパフェを食べたいのかなと思って素直にスプーンを渡すと、

 

「ほら、お返し。あーん」

「え?あ、は、はい!あ、あ〜ん///。……た、確かに美味しいですね///」

「だろ?」

「は、はい!でも、これってその、いわゆる、か、間接、キ、キスなのでは……///」

「そそそ、そうだな///」

「「……」」

 

また無言です。勢いで「あーん」をしてしまったものの、やっぱり恥ずかしいです!///

 

 しばらくして、正輝くんが、

 

「な、なぁ、早く食べないとまずくね?ちょっとアイス溶け始めてるし」

「あ、本当ですね。正輝くんがスプーン持ってるので、先に食べたいだけ食べてください」

「ん、わかった。なら、鈴の話でも聞きながら食べることにするわ」

「はい」

 

そして、わたしは話し始めました。望月くんが咲愛ちゃんにも相談できないようなことがあるかもしれなくて、それを訊いて欲しいこと。咲愛ちゃんと望月くんが”義“兄妹であること。そして、咲愛ちゃんが望月くんのことを好きだということ。正輝くんは義兄妹のこと、好きだということを聞いた時は思いにも寄らなかったみたいでとても驚いていました。

 

「……わたしもパフェ食べたくなったのでもらっていいですか?」

「あ、あぁ、もうオレ、いらないから残りっても3分の1ぐらいだけど、全部食べていいいよ」

 

と言うので、正輝くんからスプーンをもらってパフェを自分の方に寄せて食べ始めました。……やっぱり甘いものは美味しいです!

 

「とりあえず、結叶の悩み事に関しては本人に訊いてみるけど。まさか、咲愛ちゃんがねぇー……」

「わたしも初めて聞いた時はすごくびっくりしました。でも、咲愛ちゃん達なら大丈夫じゃないかなって思います」

「んー、でも、表向きは血の繋がった兄妹って理解だしな……。まぁ、オレもあの2人ならって思うけど」

「そうですよね」

 

それから、わたしがパフェを食べ終えるまでは正輝くんは何か考えているみたいでした。

 

 パフェを食べ終えて帰路についていると、

「なぁ、鈴」

「なんですか?」

「オレは結叶に何か悩みがないか訊くだけでいいだよな?」

「はい。すみません、こんなお願いしてしまって」

「いいって、オレだってあいつには世話になったし」

「ありがとうございます、正輝くん。あ、ここまででいいですよ」

「お、そっか。それじゃぁ、また明日!」

「はい!」

 

そうして別れる寸前に正輝くんの服の裾を引くと、

 

「っん///」

「?!?!」

「ま、また明日、正輝くん///」

 

わたしは正輝くんの頬にキスをすると、固まってしまっている正輝くんを放って走って家に帰りました。そのままの勢いで家に着くと、すぐに自分の部屋に入り、ベッドに倒れ込むと、

 

「あぁー!!///わたし、その場の勢いだけであ、あんな、ほ、頬にキ、キスだなんて!///いつかはあ、あ、あ、あれ以上も……あれ以上なんて……うぅ〜〜///」

 

と悶えてしまいしばらくバタバタしてしまいました。




ちょっと甘々な二人を書いてみました!次回はちょっとシリアスが入るかも?

では、次回、また!
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