どうぞ!
俺たちが校庭に行くと、クラスメイトやら友達やらが集まってきて俺たちを囲んだ。そして、どこ行ってたんだとか、2人きりでナニしてたんだとか、もしかしてやっと付き合ったのかだとか、色々言われたが適当にあしらって、フォークダンスに混じった。フォークダンスが終わるとすぐにまた質問攻めにあい、帰り遅くなるだろうなと呆れ混じりに沙月の方を見ると、沙月も同じことを思っていたのかこちらを向いたので、2人そろって吹き出してしまった。それを見て、さらに冷やかしの声が飛んでくる、ということが続きながら学園祭はその幕を下ろしていったのだった。
色々あった文化祭の振替休日を経て学校へ行くと、
「お前、やっと沙月ちゃんと付き合うことになったんだな、おめでと」
とか、
「せいぜい長く続くように友達として祈っとくよ」
やら、
「どこまでいったんだ」
とかを(最後のを言った奴はもちろん一回殴っておいた)休憩になるたびに友達から言われ続けた。どうやら、沙月も似たような状況になっていて、話そうにも話せなかった。昼休みになると全員が言い終わったのか、やっと解放してくれ、今昼ご飯を食べ終えて沙月と屋上のベンチに並んで座っていた。
「くっそ!なんでこんなに広まってんだよ!一日しか経ってねぇだろ」
「ホント、そうだよね!……今日、樹ともうちょっと一緒にいたかったのに」
「そうだよな。沙月ともうちょい一緒にいれるかと思ったのによ///」
「そっか、そうだよね///(ヤッター!!一緒のこと考えてくれてた!)」
と言うと、沙月が嬉しそうに恋人つなぎをして俺の右腕に抱きついてきた。
「さ、沙月、ちょ、引っ付きすぎ///」
「嫌だった?」
「い、嫌じゃねぇよ。スゲー嬉しいんだけど……」
「だけど?」
「えっと、あ、当たってるんだよ!」
「……?——ッ!!た、樹だから良いの!」
「そ、そうか。沙月大好きだよ///」
「きゅ、急に何、もぅ///私だって樹のこと大好きだよ///」
そう言って俺たちは触れるだけのキスをした。顔を離すと、
「やっぱり、恥ずかしいな///」
「うん///」
そう言うと、沙月は一回俺から離れると、体ごとこちらを向いて、
「これからも、よろしくね、樹」
と顔を赤くして言ってきた。急に言われたものだから俺も顔が熱くなってしまった。そして、
「あ、あぁ、こちらこそ、これからもよろしくな、沙月」
と言った。そのまましばらく見つめ合って、
「「アハハハ!」」
と、恥ずかしさからか俺たちは笑い始めた。
どうかこんな楽しい時間を沙月と一緒に過ごせますように、と願いながら。
はい、どうだったでしょうか?ニヤニヤしてくれたら嬉しいです!
また、そのうち新シリーズを出そうと思いますのでお楽しみに!
では、新シリーズでお会いしましょう!