恋愛小説集   作:小春春斗

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ものすごくお久しぶり(約半年ぶり)です!小春春斗です!
リアルが落ち着いたんで、ちょっとずつ進めたいと思います

告白した後輩ちゃん。はてさてどうなるのかお楽しみください!


後輩&先輩~2~

先輩がキョトンとしたかと思うとそっぽを向いてしまった。そんな先輩へ一歩踏み出して、もう一度訊いてみた。

 

「ど、どうってな……」

「…… (じーっ)」

 

私が近づいてさらに戸惑ったような先輩をじーっと見ると、何か決めたようにこちらを見て、

 

「すまん、全くそんなこと考えたことなかった。ただ、俺にとって幼馴染で年下だったからなんつうk「急にこんなこと言っていきなり返事欲しいとか厚かましいですよね!すみませんでした!私は用事を思い出したので帰ります!それでは、部活頑張ってください!」おい、ちょ……」

 

私から言い出したものの、先輩が言痛いことがなんとなくわかってしまって、最後まで聞くのが嫌になってその場から走り出してしまいました。

 

 家まで全力で走って帰ってくると、自分の部屋に駆け込みカバンを投げ捨てると、その勢いのままベッドにダイブしました。そして、

 

「うわぁぁぁぁぁ!!なんで逃げ出してんの、私!これじゃ、今朝の夢のまんまじゃん!あぁー、もう、これから先輩とどう接したらいいの?!」

 

なんて足をバタバタ、ゴロゴロ転がってるもんだから、下から、

 

「うるさい!少しはおとなしくしなさい!」

 

なんてお母さんから叱られてしまいました。ごめんなさい。

 

 その日の夜、お風呂に入って自分の部屋に戻ってからベッドの上で座りながら、

 

「そういえば、先輩、あの後なんて言おうとしてたんだろ……。私が思ったことと一緒なのかな。気になるなぁ……。かと言ってこっちから聞くなんてできないし……」

 

なんてブツブツ言っているとピコンとメッセージが届いたことを知らせる音がしたので、スマホを見ると、

 

「誰からだろ……って、先輩から?!なんで、え?」

 

驚いてばかりもいられないので、とりあえず、内容を確認して見る。

 

『先輩:なんであのまま逃げたんだ?』

 

んー、なんとなく怒ってそう?とりあえず返事を

 

『私:す、すみません

つい反射的に』

『先輩:反射的にねぇ……』

『私:えっと、ほんとに用事を思い出しただけで』

『先輩:なら、今度の休み暇だよな?少し付き合え』

 

……へ?これって、いわゆるデートってやつじゃ……。確かに今度の休みは暇だし、先輩と出かけるなんて、嬉しいに決まってるんだけど、どういうことなんだろ?なんて考えていると、

 

『先輩:どうすんだ?』

 

なんて催促が来たので、

 

『私:行きます!』

『先輩:なら、9時に駅前に集合な』

『私:わかりました』

『先輩:それじゃ、おやすみ』

『私:おやすみなさい』

 

私の返事で会話が終わった。

 

「はぁ〜、緊張した〜。それにしても、先輩とお出かけか……楽しみだなぁ」

 

なんて考えながらボフッとベッドに寝転がってスマホの先輩とのトーク画面を眺める。

 

「なんで、こんなこと言って来たんだろ。もしかして私のこと………。いやいや、全く考えたことなかったって言ってたし、どうせ妹としか思ってなかったとかっていうオチだろうし。でも、だったらなんであんなこと……。うーん、今気にしても仕方ないよね、うん!よし、寝る!」

 

そう言ってスマホを充電器にぶっ刺して枕元に置くとそのまま目を閉じて襲いかかってくる眠気に身を任せた。

 

——一方その頃

 

「なんで俺はこんなこと言ったんだ……」

 

そう呟いた俺の手にはスマホのトーク画面が映っている。

 

「はぁ、言っちまったもんは仕方ないけど、これは、なぁ」

 

俺は今日、幼馴染である後輩から告白された。俺自身、まさか告白されるとは思ってなくてその時思ってたことをそのまま言おうとしたら途中であいつが、

 

『急にこんなこと言っていきなり返事欲しいとか厚かましいですよね!すみませんでした!私は用事を思い出したので帰ります!それでは、部活頑張ってください!』

 

なんて言って逃げ出してしまった。そりゃ、幼馴染で年下だから、妹としか思ってなかったけど、逃げるのはどうなんだよ、なんて少しイラっとしながらも部活に行った。部活も特に変わったこともなく終わって、家に帰って飯食って風呂入って現在に至るわけだが、

 

「本当になんでこんなこと言ってんだよ。これじゃまるで、俺があいつのこと気になってるみたいじゃねぇか」

 

とぼやいてふとあいつのことばかり考えていることに気づいた。というか、気づいてしまった。まるで、なんかじゃなくて……

 

「俺はあいつのことが好きなんじゃねぇかよ」

 

はぁ、気づいてしまったからか変に恥ずかしくなってきた。

 

「…楽しみだな」

 

俺はそう言うとスマホを充電器にぶっ刺して机の上に置いて目覚ましをかけると、そのまま目を閉じて襲いかかってくる眠気に身を任せた。

 

——翌日

 

「あー!なんで寝坊するのよ!昨日は早く起きれたのにー!」

 

先輩とメッセージで話して寝たのがそこまで遅い時間でもないのに、あっさりと寝坊してしまった私は自分に対しての不満を口にしながら、学校まで全力で走っています。

 

「しかも、今日1限小テストあるのにー!しかも、あの先生、合格点に届かなかったら再テストまであるのに!」

 

昨日はあれ(・・)のせいで全く勉強できなかったから、朝から学校でちょっとでもしようと思ってたのにこれだし……。なんて思ってるうちに学校に着きました。靴を履き替えて教室に入って自分の席に着くと、なんとか間に合ったことにホッとして机にグダッと伏せました。

 

「ふぅー、なんとか間に合った……。とりあえず、テスト勉強しない——」

 

一息ついてすぐに体を起し、カバンから教科書を出してテスト勉強しようとしたところで、

 

キーンコーンカーンコーン……

 

「HR始めるから席につけよー」

 

とHR開始のチャイムがなり、先生が入ってきました。

 

「それじゃぁ、連絡事項からなー。まずは——」

「あー……。今日のテスト終わった……」

 

先生が教壇で話し始めると同時にボソッと口にして、小テストが簡単なものでありますようにと心から祈りました。

 

——その日の放課後

 

「あー、終わった……。追試確定だよ、これ……」

 

机に突っ伏してグッタリしてます。こうなった理由はもちろん、今日の小テスト。元々そんなに勉強できないからこそ朝からしようと思ってたのに、それができなかったから手応えがあんまりなくて、後日あるであろう追試のことを考えて鬱になってます。

 

「こんなうだうだしてても仕方ないよね!追試になったらその時はその時で!」

 

過ぎたことだし、もう気にするのはやめようと1人で納得すると、とりあえず教室を出ることにしました。

 

「今日は家に帰ったら何しようかなー。明日の授業は何も宿題はなかったよね、多分」

 

と家に帰る道すがらぶつぶつと言って歩いてます。傍目から見たら変な人ですよね、はい。

(……うん、ないよね!なら、この間買った漫画まだ読んでないし読もうかなー)

確かあの漫画、最近新刊出たばっかりだし初めから読もうかな、なんて考えていると、先輩が歩いてるのを見つけました。声かけようかなって考えてると、先輩は家の方ではなく駅の方に向かいました。

 

「あれ、先輩駅に用事あるのかな……。んー、なんか気になるし暇だしついて行ってみようかな」

 

となんとなく先輩に見つからないように後を追いました。

 

 数分後、駅前に到着すると先輩は急にキョロキョロし始めました。

(誰か探してるのかな?)

なんて思った傍から、駅前の時計の前まで行くと、携帯をポケットから取り出していじり出しました。

 

「これは誰かと待ち合わせしてるよね……。相手は誰なんだろう」

 

物陰に隠れて呟きました。しばらく様子を見ていると、先輩がいる方に近づいていく女の人を見つけました。その女の人が声をかけると先輩は顔をあげて話し始めました。少ししてそのまま2人は近くのファミレスへ入って行きました。

 

「先輩が待ってたのって、あの人なのかな?……もしかして彼女、とか?いやいや、ないよね、うん。もし本当に彼女がいるとかだったら、あの時にちゃんと言ってくれてた、と思、うし……」

 

って言いかけてあの日のことを振り返ってみる。

 

『すまん、全くそんなこと考えたことなかった。ただ、俺にとって幼馴染で年下だったからなんつうk『急にこんなこと言っていきなり返事欲しいとか厚かましいですよね!すみませんでした!私は用事を思い出したので帰ります!それでは、部活頑張ってください!』おい、ちょ……』

 

「って!私、途中で逃げてんじゃん!」

 

振り返った結果、頭を抱えてうずくまった。

 

「……ハァ。今更言っても仕方ないよね。それにしても、先輩たちファミレスに入って何してるのか気になるなぁ……。でも、うーん……」

 

ため息を吐いて立ち上がって先輩たちが入ったファミレスを見ながら入るべきかうんうん悩んで、

 

「……うん、入るのやめとこ。なんか真面目な話だったら悪いし。それに、次の休みにでも聞けると思うし!よし、それじゃ、帰ろう!」

 

私はそのまま回れ右をしてきた道を帰りました。

 




なんだかんだ言って実は両思いだった二人でしたが、次回はデート(?)回です!
全くそんな経験ないので、なんか違和感あるなーなんて思ってもさっと流してくれると嬉しいです!

では、また次回!
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