さて、観光をした主人公ですが、この後どうするのでしょうか。
では、どうぞ!
フィナの家へ戻ると、何か騒がしくなっていた。俺とティナは顔を見合わせて、
「何だいったい、どうなってるか知らないけど、とりあえず入ろうぜ」
「そうだね~。何があったんだろうね」
と話しながら扉を開けてみると、
「何!?ネメシアスが国境近くまで侵攻して来ただと!!戦況はどうなっておる?」
「なにやら敵側に不穏な動きがありますが、現状のままでは30分は持つと思われます。」
と、フィアと兵士が物騒なことを言い合っていた。ティナはおろおろしているが、俺は気にせず、
「ただいま、フィア……で合ってるのか?それよりも、ネメシアスが攻めてきたってのは本当か?」
「お、優斗にティナか。今戻ってきたところで悪いが、ワシは用ができて、すぐにでなければいけない。とりあえず優斗はティナの家に泊まらせてもらってくれ。ティナ、いいよな?」
「私は、いいけど……剣くんはいいの?」
と、話が進んだ。俺は今目の前にいる、少しでもこの世界について教えてくれた二人に何かできたらなと密かに思っていた。だからか、
「なぁ、俺もついていっていいか?」
と、言ってしまった。すると、やはりフィアとティナは驚いた顔をして、
「正気か、優斗?!しれないんじゃぞ?」
「そうだよ!?何、急に言ってるの?」
と、やめるようにと暗に言ってきた。俺は、
「向こうで訳あって剣術はやってたから、自分の身は守れる。だから頼む」
「ハァ、仕方ない、剣は貸す。危なくなったらすぐに逃げるのじゃぞ」
「わかった」
「とりあえず、急ぐぞ。では、行ってくる」
「行ってらっしゃーい。気をつけてね~」
そして、戦場へ向かった。
数分後、戦場に着いた俺たちは明らかにこちらの軍が劣勢のようだ。
「何でこうなってんだ?って、どう見てもあの竜が原因だよな?」
「そうじゃな?
「なら、先にあれを倒した方がいいよな?」
「そうじゃが、やめとけ。あれは……」
「とりあえず、行ってくら」
そう言って竜のところへ走り出した。
「って、人の話を聞け!ハァ、仕方ない。さっさと指示を出してくるか」
と言う声が聞こえた。
ものの五分で竜の足下付近についた。そこでは、
「に、逃げろー!!」「死にたくねぇ!!」「グルァァァァァァァァァ!!」
と悲惨なことになっていた。
「ちょっと、ヤバイなこれ。とりあえず、どうにかしてみるか」
そう言って、俺はフィアに貸してもらった剣を抜いてみた。
「何となくしっくりくると思ったら、俺が向こうで使ってたのと同じじゃん!ま、とりあえず、斬ってみるか」
そう言うと近づいて斬りつけた。だが、
「硬ってぇな!って、うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
剣がはじかれてしまい、さらに、気づかれてしまい、こちらを踏みつぶそうとしてきた。とにかく逃げたが、石に躓いてしまった。
「痛ってぇな。あ、やっちまったな」
竜の足が頭上に迫っていた。
「優斗ォ―!!逃げろ!!」
フィアが叫んでるのが聞こえたが、そこで、意識が落ちた。
と言うわけで、勝手に突っ込んで勝手にピンチになる主人公でした。このまま死ぬと物語が終わっちゃうので、ちょっと頑張ってもらおうと思います。
では、次回!