翌日、俺とティナとフィアは俺の家に集まっていた。
「ねぇ、ねぇ、これからどうしよっか」
「そうじゃな……当分はこちらに攻めてくる国もないじゃろうから、もう少しこちらの軍を強化しておきたいところじゃが……」
「ん?なんか問題でもあるのか?」
「その、あれじゃ、資金が…の。税は変えたくないしの……」
「この国って、ほかよりも税が軽いって噂なんだよ」
「へぇ、そうだったんだな。…他の国の大会かなんかに出て賞金を貰うってのが手っ取り早いか」
「そうじゃが……この国の者でそんな大会に招待されるようなのがいないんじゃよ」
「そうだったんだね」
「どうしたも『剣さーん、お手紙でーす!』ったく、なんだよ」
と、毒づきながら手紙を受け取りにいった。戻ってきて毒づきながら、
「たく、なんだよ。すまん、ちょっと先に開けさせて貰うな」
「「いいよ(ぞ)」」
「おぅ。どれどれ…こりゃ、タイミング良すぎだろ。まぁ、これでなんとかなるかもな」
「どうしたの、剣君。その手紙になんて書いてたの?」
「ほら、見てみろよ」
と言ってとりあえずフィアに渡して、見るように言った。
「どれどれ…土の精霊使いから…って、なんでなんじゃ?!」
「あの人たちじゃないかな?」
「そうだろうな。ノーランドで開催される豊穣祭への招待状と、その豊穣祭の余興でする精霊使いだけのバトルトーナメントへの参加状だと。恐らく、全員集まるだろうから、今誰が一番強い精霊使いかがわかるな。しかも、賞金もそこそこに出るらしいから一石二鳥だな」
「そうじゃが、優斗はいいのか?」
「あぁ、ちょうど腕試しもしたかったしな」
「そうだったんだ、それじゃ、行こ?」
「やはり、ティナも付いてくるんじゃな」
「当たり前だよ!だってお祭りだよ?そんな楽しいこと行かないって選択肢なんてないよ!」
「ワシはゲストで呼ばれとるし、3人で行くかの」
と、いうことで3人で豊穣祭に行くことになったのだ。
1週間後、俺たちはノーランドの中心街に着いた。
「へぇ~、ここがノーランドの中心街か。ちゃんとした街なんだな。来るまでの道中はほとんどが森だったり、畑だったりしたから街も自然が多い物かと思ったんだが、建物も結構あるんだな」
と呟くと、
「あたりまえじゃろ。確かに、ここ以外はほとんどが自然じゃよ。毎年豊穣祭をするんじゃ、街にちゃんとした宿泊施設とかがなかったら駄目じゃろ」
とフィアに言われた。そして、
「さてと、ここに留まってるのも通行の邪魔になるじゃろうから、もうそろそろ移動せんかの?」
「は~い」
「ん。案内してくんねぇか?後で俺だけ迷うとか嫌だから」
「そうじゃな。それじゃ、はぐれないようにちゃんとついてくるようにするんじゃぞ?」
「「は~い」」
俺たちは賑わっている街へ繰り出した。
数時間後
「「疲れた!」」
俺とティナが声をそろえていった。
「ぬしら…早すぎるぞ。あと何日かはこっちにいとかんと駄目なんじゃぞ?」
「だって~、面白い物が多くて~…」
「それは最もじゃが、その調子じゃもたんぞ?」
「ティナ、フィアの言うとおりだぞ?」
俺がフィアに便状すると、
「「優斗(剣君)のセリフじゃないじゃろ(ないでしょ)!!」」
2人にそろって言われた。
「なんでだ?」
「だって、剣君はこっちに来てから初めてのお祭りでしょ?ちゃんと楽しもうよ!」
「ティなの言うとおりじゃな」
「そ、そんなものか?」
「「そうじゃよ(そうだよ)!!!」」
「お、おぅ」
フィアとティナの説得で俺も祭りを楽しむことになった。
それからしばらく三人で歩いておると、優斗が、
「……なぁ、フィア、俺の集合場所ってどこなんだ?」
と訊いてきた。
「うむ…この付近じゃったはずじゃが。急にどうしたんじゃ?」
「いや、もうそろそろ集合時間だったはずだからさ。」
「そっか。終わったらすぐ宿に行ってね?」
「あぁ、わかった。多分疲れるだろうからな。俺は行くけど、ふたりは楽しんどけよー」
と言って、優斗は人混みに消えていった。すると、
「ねぇねぇ、フィア」
「何じゃ?」
「これからどうしよっか」
と、聞いてきた。恐らくティナも優斗がいないからつまらんのじゃろ。
「祭りは始まったばっかりじゃし、今日全部回る必要もないじゃろ」
「!それじゃあ」
「うむ。先に宿に戻って優斗の帰りでも待つとするかの」
「うん!」
ティナも賛成してくれたから、宿へ向かって優斗を待つことになった。
自分の集合場所を覚えてないって……優斗よ、ダメじゃないか!(作者がそうsグハッ)
と、とりあえず、次回今代の精霊使いとの顔合わせです。どんな人たちなんだろうかとお楽しみに!
では!