目醒めると……   作:希望光

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2本目です。どうぞ。


陽だまりの朝

「……いてっ」

 

 謎の頭痛で目を醒ます。目覚めとしては最低クラスのものだ。

 

「いつ寝たんだ……俺……」

 

 そこの記憶を必死に掘り返そうとする俺。寝落ち……したとしても、もう少し何かしら憶えているはず。

 だが、今回は些細なことですら思い出せない。そんなこんなで頭を抱えていると、俺の足に何かが当たる感覚を覚える。

 

「なんだ……?」

 

 困惑しながらも布団をめくる俺。

 

「あ、おはよー☆」

 

 すると、目があった。何故か同じ布団で眠っていたリサと。

 

「うわぁ……イデッ!」

 

 数秒間固まった後、驚いた勢いでベッドから転がり落ちる俺。

 

「だ、大丈夫?」

 

 そんな俺を慌てた様子で心配するリサ。待て待て待て。なんでリサが同じ布団に……ってあれ? 

 

「え、ん?」

 

 なんだろう……リサの肌が見えている様な……? 気のせいだと自分に言い聞かせながら、体勢を立て直す俺。すると、何やら床についた手が見知らぬ感覚を覚える。

 

「……なにこれ」

 

 俺の手が踏んでいたのは、女性者の下着——所謂ブラですね……って、ああ?! 

 

「なんで落ちてんの……?」

 

 目を白黒させながら動揺する俺。は、え……昨晩何……え? まともではない思考に陥っている俺に対しリサが口を開く。

 

「それ……洸夜が脱がせたんだよ……」

 

 顔を赤らめながらとんでもないことを突きつけてくるリサ。え、脱がせたってどういうことですか? 

 ていうか待って、俺もパンツ以外なんも着けてないんだが。

 

「え、俺が脱がせた?」

「うん……」

 

 待って、やめて。一番建っちゃいけないフラグが建ってる。

 

「ねぇさ……」

「なに?」

「あまりよく憶えてないんだけど……昨晩って……」

「その……お楽しみ? だったよ」

 

 少し首を傾げながら、恥ずかしそうにそう答えるリサ。そのことが何を物語っているのか、瞬時に理解する俺。

 ……詰んだ。人生オワオワリだ。どうやらリサに手を出したみたいです。

 

「やることやったのか……」

「うん……」

 

 大きく息を吐いた俺は、パンッと音を立てながら額を抑える。記憶がない間になにやってるんですかね氷川洸夜。

 

「こりゃハラキリだわ……」

 

 そう呟き顔を上げると、目の前にリサの顔があった。そして、顔をこれまで以上に紅潮させ何か言いたげにしている。

 

「ど、どうかした……?」

「その……もう一回したい……」

「え……」

 

 そう告げたリサは、一糸纏わぬ姿のまま俺に抱きつく。

 因みに俺も下着以外身に付けていないため、リサの肌の温もりが直に伝わる。

 

「こうなったのは……洸夜のせいなんだからね」

 

 やや荒い吐息共にそう告げるリサは、俺の耳を甘噛みするのだった。




以上、リサ編でした。
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