ポケモンチャンピオンの身の振り方   作:あさまえいじ

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息抜きに書いてみました。


第0話 はじまりのポケモンリーグ

 ここはセキエイ高原。ポケモンリーグジョウト大会の決勝戦。俺は今ここに立っている。

 

 俺の名前はタロウ、ワカバタウン出身のポケモントレーナーだ。年齢は10歳。今年ポケモンを貰って旅に出た。

 ワカバタウンを旅立ち、様々な出会いと戦いを経て、今ここにいる。俺の腰には6つのモンスターボールがある。みんな俺の大切な仲間たちだ。今俺がここにいるのはみんなのおかげだ。俺は落ち着き開始の合図を待つ。

 

『それでは試合開始です』

「いけ!ギャラドス!」

「ブギャァァァァア!!」

 

『さあ、ワタル選手が出したのはギャラドスだ。タロウ選手が出すポケモンはここまで全て同じポケモンですが、ここは変えてくるのか』

 

 変えるわけがない。今まで、全部同じポケモンを出してきた。これからもそれは変わらない。さあ、行こう相棒!俺は腰の一番取りやすい場所にあるボールを取り、投げた。

 

「いけ、バクフーン!」

「バクフーン!!」

 

『やはりここでもバクフーンが出てきた!!ここまですべての戦いで一番手を務めてきた、タロウ選手の切込み隊長だ!!しかし、相手はギャラドスだ!相性が不利だがこのまま行くのか!』

 

 当然このままだ。そうだろバクフーン。

 俺の考えが伝わったのか、バクフーンは俺を見て、頷いた。

 今までも不利な相手に挑んできたんだ。今更引くわけないよな。

 

「行くぞ!バクフーン!」

「迎え撃て!ギャラドス!」

 

□□□

 

 俺とワタルとの戦いは激闘を繰り広げ、最後に立っていたのは‥‥‥

 

「『ふんか』だ、バクフーン」

「カイリュー、『げきりん』だ」

 

俺のバクフーンの放った『ふんか』がカイリューの『げきりん』よりも早かったため、カイリューに直撃した。カイリューがゆっくり倒れ込む。スタジアムに立っているのはバクフーンだけだった。

 

『決まった!!!!勝利したのはバクフーンだ!!!まさか!まさか!!まさかの全抜きだーーーーーーー!!!なんということだ、バクフーン一体でワタル選手のドラゴン軍団を倒しきるとは驚きましたね、オーキド博士』

『うむ、まさか相性不利という状況を力でねじ伏せるとは‥‥‥タロウ選手がどれだけバクフーンを鍛えてきたのか、バクフーンもトレーナーを信じてきたのかよく分かる。これからもポケモンと共に成長して素晴らしいトレーナーになっていって欲しいと思うの』

 

 俺達はポケモンリーグで優勝した。そして俺達は他の地方にのリーグにも挑戦して、カントー、ホウエン、シンオウ、イッシュ、カロスの6リーグ制覇を成し遂げた。俺はそれを5年の歳月で成し遂げ、表舞台から姿を消した。

 




ありがとうございました。

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