皆城椿は虚無の申し子である   作:仙儒

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訣別

 この世界に来てからの戦闘に俺は不参加だった。

 

 理由は本調子ではないだろうからと言う皆のお節介だ。

 

 何らかの理由で勇者になれない園子と銀と、ひなた母さんと部室で皆の帰りを待つ時間が続いた。

 

 その事に少し安堵している自分に嫌悪と皆に対する後ろめたさが募る。

 

 流石は神樹様の中と言うべきか、不思議なことが起こる。

 

 小さい先代勇者組(俺を除く)が来たり、初代勇者である母さん達に姉さんズに、人数こそ少ないが戦闘力が頭一つ飛び出ている防人達を含め、勇者部は着々と勢力を拡大していっている。

 

 完全な余談だが、勇者に対する尊敬の念が強すぎる亜耶は先代勇者と共に戦っていた俺を勇者としてカウントし、初対面の時に土下座して挨拶をしてきたのだ。で、どうなることやらと思っていたら案の定、勇者達に土下座をかました。少し解せないのはその後すぐに打ち解けたことだ。

 いや……まぁ、いいことなんだが、亜耶はどこか俺を神聖視している節があり、未だにそれが抜けきらないのだ。

 不公平だとは思わんか? 後、どことなくミツヒロ連想させるんで本当に止めていただきたい。「世界の勇者を私が殺す!」とか言い出さないだろうな…マジでシャレにならんのだが。

 

 

 それはさておき。

 

 

 風が勇者部の部長として頑張っている樹の姿に涙を流したり、「あたしはお役御免かね?」と言っていたので、「引退だな……お互いに」と何時ぞや口にした言葉を言うと、「あたしはまだ、樹と離れるつもりはさらさらない!」と返ってきた。

 それに苦笑いしていたら風から「あんたとも、離れる気は無いわよ」と真顔で返ってきたのに驚いて焦った。

 その一言に初代勇者部メンバーの空気が少し重苦しい物になりそうだったので、咄嗟に「それは告白と受け取って良いのか? 風」と言うと風は顔を真っ赤にして否定する。

 

 何故か芽吹が殺気立ち、夕海子は何かメラメラ燃えだし、しずくコンビが騒がしくなり、亜耶は頬をリスのように膨らませてる。それらの雰囲気にビビッてる加賀城……は、何時ものことか。

 

 空気は別の意味で変わってしまったが、茶化したことで俺が何か隠していると感じられる雰囲気は誤魔化せたはずだ。

 

 それとは別に、防人達と初代勇者部メンバーの間に溝のような物を感じる。修正とテコ入れが必要だ。

 

 

 後は、家に帰るたびに、サラダと肉ぶっかけうどんが用意されるようになった。鍋には出汁の効いた醤油ベースの汁も置かれている。

 大赦の奴らなら、もっとバランスのとれた食事を用意する。何なら一流シェフを派遣するので大赦の連中ではない。

 

 勇者部メンバーの誰か、と言う線も無さそうだ。

 

 毒とかは入ってなさそうなので一応食べている。

 

 半月程代わり映えしないこの食事をしていたら、定期的に様子を見に来る初代勇者部メンバーにバレたらしく、順番を決めて交代制で夕食を作りに来るようになった。

 

 何なら、園子と銀は両隣に引っ越してきた。

 

 朝食は園子か銀が作り、3人で食べるのが最近の日常になりつつある。

 

 所で、俺は2人に鍵を渡した覚えが無い。今度、鍵を付け替えるべきだろうと頭の片隅で考えながら今日の予定を確認する。

 

「椿さん、前々から気になってたんですけどその指のそれ………どうしたんですか?」

 

 最近、EXODUSのオープニングで一騎が手を見てるのヨロシク、同じ事をして物思いに耽る事が多くなっていた。

 

 実際、感慨深いものではあるし。

 

 ニーベリングの指輪跡。ファフナーと脳を繋ぐために神経を繋ぐ必要がある。その神経が一番外部に近い場所であり、且つ、脳以外で多く集中している数少ない場所………それが指なのだ。

 

 そして、指輪跡はファフナーを動かすうえで一番最初に現れる同化現象なのだ。

 

 ファフナー登場歴が短ければ直ぐに消えるらしいが、歴戦のパイロットとなるとこれは消えないことから小説ではエースの証と表現されている。

 

 俺のニヒトは、最早ファフナーではなくパワードスーツ……デザイン的には防人の戦闘衣装に近い物になっているので指輪をしているような感覚は皆無なんだが、何故かくっきりついている。

 

 普段、指輪をしていない奴がこんなにくっきり跡付けているのは確かに怪しいだろう。しかも、左右の全部の指に。

 

 気が付けば園子が小説でも書いているであろうノートパソコンのキーを押すタイピング音が消えていた。

 

 空気が変わったのを感じつつ、ここで誤魔化して話が拗れるのは悪手だろうと思い、話すことにした。

 

 話したところで問題ない内容でもあるし。

 

 ニーベリングの指輪について。

 

 銀は余り理解できていないような様子だが、腕を組んで必死に理解しようと首を傾げつつもブツブツ小声で何かしらを呟き、園子が眉間に魔皺を寄せている。いつもなら結構事態が逼迫してても「ムムム~」と間延びしたゆっくりとした口調で惚けたり茶化したりするのだが、それがないのが不気味だ。

 

 別に話しても構わない内容だから話したのだが、少し早計だったか? 無論のこと、同化現象と言う言葉は伏せたが不安になる。

 

 一瞬、園子へ耳打ちしている黒髪の少女が見えた気がして二度見してしまったが見間違いだろう。

 

 黒髪の少女は頭のネジが取れかかった国防少女が二人と写真を撮るのが趣味の若葉母さん狂いが居るのでお腹一杯だ。黒髪の奴は皆やばい奴と言う法則でもあるのだろうか? 千景母さんも地雷臭しかしないし。

 

 

 後、この間何故か友奈の精霊である牛鬼増殖事件で牛鬼が二匹(で良いんだろうか?)に増えていた。

 

 皆は「まぁ、そんなこともあるよね」で結構軽く流していたが、友奈に異変が起きていないかが心配だ。満開と言う前例もある。

 この世界ではデメリットなく力を使えると言うひなた母さんの言を信じないわけではないが、例外と言うのは必ず存在する。それにひなた母さんは噓は言わないが、本当のことも言わなかったり、ミスリードをさせて目的を有耶無耶にすることは多々ある。

 

 仲間意識は強いし、優しく面倒見も良く、愛情深い人ではある。でも、若葉母さん以外に対しては割とあっさりで残酷な一面も持ち合わせているのを()()は知っている。

 

 そのあっさり切り捨てられる側に()()が入っていることも含めて。

 

 

 

 ………部室に行くのが少し、怖いかな。

 

 

 風とボクは讃州中学を卒業した筈だが、中三をやり直している。

 

 他の皆も学年は上がっていないそうだ。

 

 そんな訳で学校に一応来てはいるが、自分のことで精一杯な状況で授業を受けている余裕なんか持てなかった。

 

 造反神からある程度土地を取り返したことで、そろそろ攻勢に出てもいいかもしれない。

 

 

 屋上で缶コーヒーを飲みながらぼんやりと考える。

 

 

  グイグイッ

 

 

 増えた牛鬼の一匹はいつの間にかボクの近くに居ることが何故か多い。その牛鬼が友奈が渡したであろう好物のビーフジャーキーをボクの頬にグイグイ押し付けてくる。

 

 ゲドーメッ!

 

 差し出されたビーフジャーキーの代わりに何故か夏凛の精霊の義輝がもごもごされてる……見なかったことにしよう。

 

 そう言えば、いつの間にかボクの家に侵食しつつある園子の私物のサンチョも何匹か犠牲になっていた。

 

 そして、震え続けるスマホ。

 

 画面を見てみると、皆からのメッセージが結構来ていた。

 

 どうやら、風経由でボクがさぼっているのが広まっているらしい。

 

 と言うか風よ、授業中にメッセージ送ってくんなよ。怒られんぞ。

 

 皆も律儀に返信してんなよ、暇なのか?

 

 

 取り敢えず、電源を切っておこう。

 

 

 昼間の学校なのに静かだ。ポケットに手を突っ込んで短冊を取り出す。

 

 この間勇者部への依頼で小さな銀が笹を貰って来たので皆がせっかくだからと皆で短冊に願い事を書いて部室に飾った。

 

 その折、平成の勇者達の反応に少し違和感を覚えて、慌てて謝罪しに行ったものだ。

 

 ボクは外に出れなかったから知り得なかったが、神世紀初頭ではまだ天空恐怖症候群……天恐が社会問題になっていたのを思い出したからだ。

 

 その謝罪を偶々聞いてしまった小さな銀が責任を感じてしまい一悶着あったがそれは置いておこう。

 

 その時、何でも書いていいと言われて無意識に「生きたい」と書いてしまい、友奈と美森が覗こうとして反射的に握りつぶしてしまった短冊。

 

 エグゾダスの一騎はこんな気持ちだったのかと思わずに苦笑いし、その時の握りつぶした短冊の内容について風が聞き出そうとして茶化し、いじってきた時に美森が風を凄い顔で睨んでいたのが気掛かりだ。

 

 結局、それとは別の短冊の表に「皆が幸福(幸せ)でありますように」と書き、裏には「生きる」と書いて笹に吊るした。

 

 「生きたい」と書かれたその短冊を見つめて物思いに耽る。

 

 部室に捨てる訳には行かず、さりとて家で捨てるにもリスクがある。

 

 と、言う言い訳を並べるが、実際のところただ何となく捨てるタイミングを失っているだけだ。毎回忘れているだけとも言う。

 

「こんな所に居たんですか、椿さm……先輩! さぼりは良くないと思います!」

 

 空気をぶち壊すように場違いな声がする。

 

「ボクにも気乗りしない日の100日や200日はある」

 

「一年間の大体じゃないですか」

 

 言葉とは裏腹に、呆れを少しも感じさせない声音に驚きを覚える。

 

「そう言う君も人のことは言えないだろう」

 

「ええと、その…アハハ」

 

 笑って誤魔化す彼女。傍にいる()()()()全く反応しなかった(ふれない)彼女を不審に思いながらも、何となく……その場の気分で指摘することはしなかった。

 

「………近くないか?」

 

「? 普通じゃないですか?」

 

「そ、そうか」

 

 ベッタリくっつき、もたれかかるような態勢になったから問いかけたのだが、それに違和感を持つことなく何言っているんだこいつみたいな目で見られながらの返答に思わずに納得の声を発してしまったが、ボクは絶対に間違っていない。

 

 取り敢えず、そのまま彼女に寄り添われる形で引っ付かれて時が過ぎる。距離が物理的にゼロなので彼女の胸が押し付けられている。童貞のボクには厳しいものがある。

 他にも余りくっつかれたくない理由があるのだが、何度か距離を開けようと動いた結果、それが煩わしかったのか彼女は真後ろに周り抱きついてきた。

 

 のんびりとした時間だけが過ぎる。

 

 どれだけ時間が経ったのかわからないが、彼女の心音と温もり(そんざい)を確かに感じてウトウトしていたら、彼女が離れたのでそちらを見る。

 

「もういいのか?」

 

 その問いは抱きしめていた手がほんの少し……微かに震えていたのがわかったからだ。

 

 少し皮肉気に聞こえてしまっただろうかと思ったが裏のない笑顔が返ってきたで杞憂だったようだ。

 

「はい! 元気、頂きました! 椿先輩も余りさぼっちゃダメですよ!」

 

「善処しよう」

 

「そこはわかったって頷く場所じゃないですか?」

 

「無茶を言うな」

 

 そう言い合って、互いに少し吹き出し笑う。久しぶりの感覚だ。

 

 「約束ですよ~」と再度釘をさす言葉を言うと彼女は屋上を後にしようとして、扉の前でいったん止まり、「緋色、舞うよ」と小さく呟き今度こそ屋上から出ていった。

 一瞬立ち止まったのは何だったのだろうか? ボクには知り得ない。

 

「………世界には同じ顔が3人は居ると言うが、本当にいるものだな」

 

 正確に言うならば、存在する時間軸が違うので正しくはないのだが心境は似たようなものだろう。

 

「声まで同じだもんな」

 

 そう呟いた言葉は休み時間を告げる鐘の音にかき消される。

 

 

 

 

 放課後、勇者部の部室にて質問攻めにされ、それについて言い訳を並べる。

 

 ボクのことを異様に気にする風達に理由を知っていて苦笑いをするひなた母さんを除く防人達と平成の勇者達、先代勇者達が困惑の雰囲気を醸し出している。

 

 慌てて、強引に話題を逸らす。

 

 今日はひなた母さんに大事な話があると勇者に巫女、防人達に集合がかけられたのだ。

 

 戦力が整った今、攻勢に出るべきか今しばらく守備に徹するか。

 

 やはりと言うべきか、攻勢派と守勢派にわかれた。とは言っても守勢派が殆どを占めている。

 

 正確には全員が守勢派なのだが、敵を知ることが味方の安全に繋がると言う考えが少なからず頭脳派労働組の頭の片隅に存在した。

 

 ボクも守勢を選びたくはあるが、敵地に責める以上どの位敵がいるのか、罠はないか。

 

 陽動はできるか、敵の能力は? 等の情報が少しでも欲しいからこその威力偵察のような物が必要だと訴える。

 

 どの道、何時かは攻勢に出なければこの戦いの終わりは来ない。この戦いは四国を取り戻し、造反神を鎮める戦いなのだ。

 

 その訴えに美森と雪花姉さんが同調、球子母さんも同調しかけたが、杏母さんとひなた母さんの言に秒で手の平を返した。

 

 意見がまとまらない中、神樹様の神託の言葉が出たことで、大勢が決した。

 

 最後までこちらに付いていた美森に神樹様の神託が如何に大切かをひなた母さんが実体験を交えながら話、美森もそれならばと鉾を納めたのだ。

 

 

 小さな違和感を覚えながらも、ボクは威力偵察の必要性を最後まで訴える。

 

「これは決定事項です。幾ら精霊バリアがあるとは言え、下手をすれば()()()しまうかもしれないんですよ!」

 

 多少言葉尻を強めて叱りつけるような言葉がひなた母さんの口から発される。

 

 それは正しいだろう。

 

 心が冷えていく。

 

 

 ―――ああ、()()()()とは分かり合えない。

 

 

 漠然とそんな思いが心を蝕む。

 

 

 

 自分の中で何かが壊れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「自分だけわかったような! 綺麗事を言うな! あんたは()()()そうだ!」

 

 椿の怒号が部室に響く。

 

 確かに主張のしあいは白熱していたが、普段理知的な彼とは思えないただの怒りに任せた声に皆が目を白黒させている。

 

「ちょ、椿! 一旦落ち着きなさいよ」

 

「ボクは冷静だ!!」

 

 間髪入れずに返される返答は、明らかに冷静ではない。

 

「ボク一人で行く。……それならば文句はないだろう!」

 

「ちょ、椿!!」

 

 すごい勢いで部室から出ていく椿を園子と銀が一拍遅れて追いかけていく。

 

 皆が啞然とする中、いちはやく現実に戻ったあたしは雑に頭をかく。

 

「どうしちゃったのよ。……椿の奴」

 

 元々、世間知らずで少しずれてる所はあったけど、最近は輪をかけておかしかった。

 

「取り敢えず、椿はあの2人に任せましょう」

 

「お、お姉ちゃん……」

 

 最近、成長著しく物おじしなくなってきたと思っていたMYシスターが弱々しくあたしに近づいてくる。

 

 全く、しょうがないわね。

 

 あたしは「大丈夫よ」と頭を撫でながらあやすように言うが、表情は晴れることがない。

 

「彼は……、何時もああなのか?」

 

 若葉からそう問いかけが来る。

 

 そう言えば西暦組は椿と事務的なかかわり以外は消極的で、椿をどこか避けている節があった。

 

 まぁ、椿が勇者部の黒一転だからというのも少なからずあるだろう。

 

「いいえ、冷静で理知的な人よ。………ここまで声を荒げたのは初めてのことで私達もびっくりしてるわ」

 

「……そうか」

 

 東郷がどこかソワソワしながら答える。それを友奈が横に立ちながら背中をさすってあげている。

 

 こっちもこっちで挙動のおかしさに拍車がかかってるし。

 

 それにしても、椿はひなたに対して言った言葉にあたしの女子力が反応した。

 

「ひなたって椿と仲が良かったの?」

 

 できるだけ笑顔で話しかけたつもりだが、ひなたの顔が引きつり、加賀城がビビッてるがどうかしたのかしら?

 

「い、いえ。彼とは本当に事務的に2、3言交わす以外の関わりを持ってませんので」

 

 どこか困惑しつつ言葉を返すひなたは噓をついてはいないようだ。

 

「あれ? 何か落ちていませんか?」

 

 部の入り口にはクシャっとなった紙が落ちているのを見つけ、国土が拾い上げる。

 

「これは、この前お願い事を書いた短冊ですかね? ………えっ?」

 

「その色、……まさか! ……風先輩、ダメ! それは椿先輩の」

 

 困惑の声が国土から発せられ、東郷も反応した。

 

 あたしは純粋な好奇心とこの部内に漂う空気をぶち壊すために軽い気持ちで「なんて書いてあるのよ」と言いつつ短冊を見ようとして、東郷が悲鳴じみた声をあげて国土が持っている短冊を奪おうとしたがあたしが内容を読む方が速かった。

 

「えっ?」

 

 短冊に書かれた内容はとってもシンプルで「生きたい」と書かれていて、東郷の口から出た名前は椿で、椿は3ヶ月前まで昏睡状態で……。

 

 頭が真っ白になる。そんな、だって、こんな。

 

 否定の言葉を求めて口が開く。さっきまで何ともなかったが喉が酷く乾いたように声が出しずらい。

 

「東郷……これ」

 

 やっとの思いで搾り出した声は拙くて、それでも救いを求めて東郷に問いかけた。否定してほしいと言う願いを込めて。

 東郷は苦虫を嚙み潰したような顔をしながら俯くだけ。

 

 つまり、そう言うことなのだ。

 

 椿を追いかけるために部室を出ようとして、敵襲を告げる警報が響く。

 

「ッ!! こんな時に!!」

 

 取り敢えず、このどうしようもない気持ちを敵にぶつけて憂さ晴らしをすることにした。




 屋上で出会った人物は一体何嶺さん家の友奈さんなのだろうか?

 キャラが濃いゆゆゆいだけど、その中でも黒髪の人はいろんな意味でぶっ飛んでるような気がする、しない? ああ、そう。

 尚、椿は知らないだけで芽吹も色々病んでるもよう。
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