忘れ去られたドイツ狙撃兵の異世界転生   作:Kozama

1 / 2
初めまして!作者のkozamaです!
この度、初投稿をさせていただきます!
更新不定期なのでそこはご了承願います。
それでは、"忘れ去られたドイツ狙撃兵の異世界転生"をお楽しみください!
※誤字脱字注意


第0話ープロローグー

ー1945年4月28日、ベルリンー

 

荒れ果てた街だ、僕たちはこんな景色を見るためにこんな戦争をしてきたのだろうか、響き渡る銃声と爆音、そして戦車やトラックのエンジン音、そして迫撃砲の榴弾が降ってくる音、爆弾の落ちてくる音、それら全ては僕たちに恐怖を与えている、戦争さえなかったら·····戦争さえなかったら·····僕たちは平和に暮らしていのだろう·····僕"ハンス·シュナイダー"はそう思いながら、押し寄せてくる赤軍の兵士たちを狙撃している。

 

「······次」

 

僕はそう呟くと別の赤軍兵士を狙い始める。

 

「すぅ·····はぁ·····」

 

深呼吸をして、スコープに映る赤軍兵士の頭を撃ち抜く。

僕の目の前でバリケードを張って防衛していたドイツ兵士が次々と死んでいく、見慣れてしまった光景だ····これで悲しむ人々がいると考えると同情しそうだ。

だけど、今はこの国を守るために戦わないといけない·····逆転は難しいだろうがやるものはやるしか方法がない。僕は次々と赤軍兵士を撃ち抜いていくが、これは時間稼ぎに過ぎない、僕たちは国を守るためのボロボロになった盾に過ぎない。

例えるのであれば、城壁が破壊され丸裸になった城を数はそんなに多くない兵士たちが盾を持ち、壁になるということだ。

僕たちは盾に過ぎないのだ、盾を持った兵士に過ぎない。

すると、僕の後ろから味方の通信兵が声をかけてくる。

 

通信兵「おいシュナイダー!ここはもう全滅だ!早く撤退するぞ!」

「バカなことを言うな、僕はもう死を覚悟している。盾が一つ失っても何も変わらんだろう?」

通信兵「上層部が撤退だと言っているのだぞ!?」

「それがどうした、僕たちを盾にしてきた奴らの命令なんてしたがいたく無いよ。」

 

僕がそう言い放った瞬間、通信兵がワルサーP38を抜く音が聞こえた。

 

通信兵「貴様······!」

 

通信兵がトリガーに指をかける瞬間、こちらもワルサーP38を抜き通信兵の頭に向けて、通信兵と同時に撃つ。

 

ダーーーーン!!!!

 

すると通信兵は倒れ、僕は右肩を撃たれ出血し、左手で止血している。

 

「はぁ····はぁ····悪く思わないでくれ·····」

 

僕はそう言って、止血するのをやめてワルサーP38を収めて、kar96を構える。

 

赤軍兵士「Я нашел снайпера!!!」

(訳:狙撃兵がいたぞ!!!)

 

パーーーーン!!!!

 

こちらに指差していた赤軍兵士を撃ち抜いたが僕はここまでなんだと右肩の痛みと共に悟った。

僕は逃げも隠れもせずにじっと手持ちのkar96を構え続けている。

すると、僕の目の前にT-34/85中戦車が左の十字路から現れて、砲塔がこちらを向いている。

 

「······さようなら、ハンナ」

 

ドォォォォォォォォン!!!!

僕はそう呟き、T-34/85戦車から発射された榴弾が6階の個室部屋ごと吹き飛んだ。

こうして僕の意識はここで途切れた。

 

つづく




プロローグに登場したキャラクター紹介
名前:ハンス·シュナイダー
性別:男性(転生したときは女性)
年齢:20歳
所属部隊:ドイツ国防軍狙撃科第8歩兵小隊
階級:曹長
性格:心優しいが、自身を責めたり一人で悩みこむ癖があり、左頬には火傷の跡がある。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。