忘れ去られたドイツ狙撃兵の異世界転生   作:Kozama

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投稿が遅くなってしまい、申し訳ございません!!
小説のネタが中々思いつきませんでしたが、なんとか第1話を無事、完成させることができました!
それでは、第1話ー転生ーをお楽しみください!
※ここだけは注意を!
シュナイダーが転生した時には名前が変更されています。


第1話ー転生ー

ー????ー

 

ここはどこだ?

 

「あぅ····あぅ·····」

 

あれ?なんか話せないような?

僕は鏡があるか、周りを見てみる。

あ、あったあった······って······え?えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!

 

「おぎゃあ!おぎゃあ!」

 

え?え?なんで僕は赤ん坊に!?はぁ!?

待て、落ち着け·····落ち着くんだ、冷静になるんだ!僕!

 

??「あらあら、どうしちゃったの?シュナイダー?」

「おぎゃあ!おぎゃあ!」 

 

この人は僕の母親?なのかな?

ということは、ここは別の世界なのか?いや、そう考えるのはまだ早いか。

だけど、この人は本当に僕の母親なのか?服装から見るに教会のシスターのように見えるが······僕の推測が正しければ、僕は孤児なのかもしれない。

転生して、真っ先にこれか·····さて、どうしたものか。

赤ん坊になっているからな、ハイハイとかそれぐらいしか行動できないからな〜。

まぁ、シスターたちの情報を元にこの世界はどのような世界かを把握することが先決だな。

こうして僕は、シスターたちや子どもたちの会話を元にこの世界はどのような世界かを学習することになった。

まず、この世界には王国、魔法使い、亜人、騎士、勇者、魔王、魔物、魔人、超能力者がいるということがわかった。

その魔王は約900年前に勇者によって討伐され、その間魔物や魔人は王国騎士団と勇者の活躍により殲滅され、平和になったとのことだ。

まぁ、平和なら僕としては誕生日にプレゼントを貰うようにうれしいことだ。

ちなみに、僕がいる場所はサンヴィア孤児院というところにいるらしい、しかし国までは特定できなかった。

もうちょっと年を取らないといけないようだ。

しかし、これはさっきから分かっていることだが、男性の"アレ"の感覚がないということだ。

まぁ、気づいているけど······知りたくない現実だよ。まさか、転生したら女性になっていたなんてね。

前世の頃の話だけど、休暇の時に女性なのに"僕"という一人称で話している人と会ったことがあるんだけど、後で同僚から聞いた話によるとあれは世に言う"僕っ娘"というらしい。

つまり、僕はその僕っ娘という類に入るのであろう。

とりあえず、僕が分かったことはそれぐらいだ。

 

ー11年後ー

 

「先生、おはようございます。」

??「あら、シュナイダーさんおはようございます。」

 

僕が先生と呼んだこの人物の名前はマリア·スローカー、他の子たちはスローカー先生と呼んでいる。彼女は生徒たちに勉強などを教えたりする、ちなみに僕もその生徒の一人だ。

たが、僕は今転生後最大の危機に直面している。

それは、この世界の言語だ。読み書きは一生懸命自主学習をしているが未だに分からない。

ドイツ語で勉強をするわけにも行かないのだ、この世界に転生したからにはその世界の言語や文化などを習得しなければならない、もしこの世界に僕と同じ転生者がいるのであれば一番苦労したのであろう。

 

「はぁ、頑張らないとな〜」

??「おーい!アンナー!」

「ん?なんだ、ニーニャか。」

ニーニャ「なんだって何!?なんだって!?」

 

彼女はニーニャ·フォークス、僕の友達だ。

種族は亜人で、この孤児院が保護している子供のほとんどは亜人だ。

理由としては、簡単に言ってしまうと差別_

亜人の生態は詳しくないが、なにより魔物に似ているなどとくだらないことで差別しているとのことだ、これが理由で魔物の襲撃により、村は焼け野原になり····生き残っていたのは赤ん坊であった「ニーニャ」だけだった。

どこの世界も差別があるもんだ。

 

ニーニャ「ねぇ、何考えていたの?」

「別に、何でもないよ。」

ニーニャ「ホント〜?」

「本当だよ。」

 

ニーニャといるといつも調子が狂いそうだ·······

まぁ、別に嫌いとかそういうことを言っているわけじゃないからね。逆に守ってやりたい、そんな子だよ。

 

ニーニャ「ねぇ!アンナ!今日の授業楽しみだね!」

「そうだね、そういうばニーニャは魔術が大好きだったね。」

ニーニャ「うん!」

 

僕たちは教室に入り、教科書とノートを出して、席に付いて先生が来るのを待っている。

ふと、僕は隣にいるニーニャをチラッと見るとウキウキしながら教科書やノートを出している、楽しそうな顔だ。

ニーニャがこちらを見ると、笑顔で返した。

すると、教室から先生が入ってくる。

 

スローカー「みんな〜授業を始めるよ〜」

 

先生がそう言うと、さっきまだ会話していただきます生徒たちが静かになった。

 

スローカー「今日は魔法について、勉強します。」

 

魔法か······前世ではファンタジーに出てくる物だって思ってきたけど、この世界では魔法が存在する。

上手く扱えるであろうか·····

 

スローカー「まずは、この水晶玉に手をかざして見ましょう♪」 

生徒一同「「「「「「はーい!!!」」」」」」

 

まぁ、魔法が使えればこの体で武器を持つかは分からないけど、肉体強化のような魔法があれば簡単に持てそうだし、狙撃のときにも使えそうだ。

生徒たちはその水晶玉の前に並んでいる、もちろん僕もだ。

生徒たちが次々と水晶玉に手をかざしていき、遂に僕の番が来た。

 

「·······」

 

僕は水晶玉に手をかざした、すると水晶玉が灰色にうすく光る。

僕は辺りをちらちらと見る。

周りの生徒たちの様子がおかしい·····もしかすると先生も·····?

そう思い、ふと先生の顔を見ると予想通りだ。先生も様子がおかしい·····僕のことを危険視しているのか?

そう思いながらも、先生に質問してみた。

 

「僕は魔法の素質があるのですか?」

 

小声で僕はそう言った。

すると、先生は重い口を開く。

 

スローカー「素質はあるのだけれど·····あの様な色に水晶玉が反応するのが初めてで·····」

 

「そうですか····ありがとうございます。」

 

私はそう言って、元の席に戻る。

先生はあの色のように水晶玉が反応するのは初めてだと言っていたが、それは恐らく建前だろうな。

あの先生の顔、何か知っているようだ。

何を隠しているんだ、先生は·······

僕はひたすら悩んだ、しかし答えは出てこない、本人に聞く限り出てこないだろう。

そして、その日の夜·····

 

「·········」

 

僕は寮の部屋でベットの上で横になっていた。

転生してから7年····平和に過ごせてるのはいいが、やっぱりあの先生の顔が頭から離れない。

モヤモヤする·····だけど、いくら悩んでも本人に質問しない限り答えはでない。

 

「はぁ·····僕はどうすればいいんだ·····」

 

ポツリとそう呟いた。

そういえば、この世界には錬金術が存在するんだったな、さすがにこの世界の剣術なんて知っているわけがない、なぜかって?それは簡単さ。

僕の前世で生まれた家系は貴族ではないからだ、ただの仕立て屋の家系に生まれた人間だからね。

知らない理由にはなるだろ?

ということで、僕はその錬金術で拳銃を作ることにした、自動拳銃ではなく回転式拳銃のほうだ。

訓練兵時代に模擬の回転式拳銃を組み立てたことがあるからだ。しかし、この世界にはそもそも銃という概念がない。

部品をどうやって作るかを考えていたが、錬金術で部品を1から作り、組み立て、

ついでに実弾も作ることにした。

あの時の感覚がまだ残っていたら、作れるはずだ。

僕はそう信じて、深い眠りについた。

 

〜翌日〜

 

僕は孤児院の中にある図書館に行き、錬金術についての本を何冊か借りた。

今日は休みなので、その本をじっくり読み、作ることにした。

 

「なるほど、鉄はそんな風に作るのか。」

 

僕はそう呟き、メモを取る。

あとは、火薬をどうするかだ。

銃にはまず火薬が大切だ、なぜならそれがないとそもそも銃弾を作れないからだ。

もちろん、手榴弾もだ。

僕はメモに回転式拳銃の設計図と銃弾の設計図を書いた。

あとは、錬金術に必要な器具だ。

孤児院に錬金術の器具なんて置いてあるのだろうか?まず、見たこともないし·····やはり、孤児院から出て錬金術の器具を買うしか·····いやいや、子供が一人で器具を買いに行くとか、もうおつかいだろ。

先生に聞いてみるか、器具があればそれを使って作れば·····

 

「ダメだ〜!」

 

僕はそう言って、椅子により掛かった。

 

「仕方ない、先生に聞いてくるか。」

 

僕は椅子から立ち上がって先生のいる職員室に向かう。

 

〜職員室〜

 

コンコンと職員室のドアをノックする。

 

「先生〜、スローカー先生〜」

スローカー「あら、シュナイダーさん、どうしたの?」

「錬金術の器具ってありますか?」

スローカー「え?あるけど·····どうしたの?まさか、恋人でも出来たの!」

「違いますよ、図書館で錬金術の本を読んでいたら興味を持っちゃって······自主的にしたいなと思いまして·····」

スローカー「そうなの、ちょっと待ってて。」

 

先生はそう言って、職員室から出て物置に向かう。

僕は職員室の前で待っていた。

〜数十分後〜

 

スローカー「お待たせ〜」

 

先生が持ってきたのは木製の箱とほか諸々の器具を持ってきた。

これが錬金術の器具か·····本物は初めて見るよ。僕はそう思った。

 

スローカー「待たせてごめんね〜」(汗)

「大丈夫ですよ。」

 

僕は器具を持って、外に出て庭に向かう。

 

「さてと、やりますか。」

 

僕はそう言って、錬金術の本を読みながらやろうとするが、盥の中にある瓶が入っている。その瓶には魔造薬と書かれている。

 

「魔造薬?こんな薬品あったかな?」

 

僕はそう言って、錬金術の単語事典で探し始める。

 

「これか?」

 

一番右下の端にある魔造薬と書かれている単語を見つけ、そのページを開くと魔造薬の説明文が書かれていた。

魔力造薬とは、薬液に微量な魔力を加え、使用者がどのような物を作りたいかを瓶越しで念じることで使えるという代物であり、それに物体、つまりはそこら辺に落ちている石や加工前の木材、布などに一滴垂らすだけで、防具や武器の部品ができるという代物であるが唯一の欠点がある。それは作れる部品の容量が限られているということだ。

これは僕の推測だが、銃の部品は恐らく拳銃から狙撃銃、そして、各種の銃弾までは作ることができると考えている。

恐らく、もしパンツァーファウストを作るということになると、弾頭の信管と筒、トリガーと安全レバーと照準器を作り分ける必要があるということだ。

 

「よし、これなら作れる。」

 

そして数十分後····

 

「よし、部品と銃弾はできた。」

 

僕は部品を一つ一つ組み立てていった末に完成したのはライヒスリボルバーだ。この回転式拳銃は1879年〜1940年代まで使われた拳銃で10.6mm弾が撃てる銃だ。

僕はライヒスリボルバーの外見などをじっくりと見る。

 

「出来栄えはいいね、それにちゃんと弾は入るような大きさだから·····大丈夫だな。」

 

他の人から見ればこの拳銃の存在すら知らないだろう。なぜならここは異世界だ、こんなオーバーテクノロジー過ぎる「これ」は僕専用の武器として使おう。

他の人に悪用されると何をするか分からないからね。

 

「さてと、その前にホルスターも作らないといけないな。」

 

っとその前に左ポケットの中に入っている布袋を出さないとな。

僕はポケットから紐で縛る布袋を取り出し、ライヒスリボルバーをその中に入れて固く縛る。

さて、この錬金術器具一式を持って中に戻らないと······雲行きがだんだん怪しくなっていきたし。

僕は錬金術器具一式の後片付けをする。

そして、数分後には後片付けは終わりすぐに孤児院の中に戻った。

すると後ろからドタドタドタと聞き覚えのある走り方をする音が聞こえてくる。

あぁ、ニーニャだな。

 

ニーニャ「アンナー!」

「ニーニャか、どうしたんだ?」

ニーニャ「何をしていたのかな〜って♪」

「なんでもないよ、それに今年は大事な日だろ?」

ニーニャ「あ、そうだった!」

「忘れるなよ···(汗)」

 

そう、今日はこの世界にとってはとてもめでたい日である。

それは魔王討伐からちょうど1000年経った日なのだ。

世に言う終戦記念日ならぬ、魔王討伐記念日だ。この世界では祭りのような事をするらしいんだが、どんな祭りなのか少し楽しみにしている。

 

ニーニャ「じゃあ、私は先生たちとお祭りの準備してくるねー!」

「あぁ、行ってらっしゃい。」

 

ニーニャは元気よく先生と生徒たちがいる部屋に向かう。

まったく、相変わらず元気な子だな。

だけど、この胸騒ぎはなんだろう·······軍人の勘ってやつなのか?

 

「念の為、こいつを持っていくとしよう。」

 

僕はギュッと布袋を握り締めた。

そして、魔王討伐記念日の夜·····

僕は自室でライヒスリボルバーを布袋から取り出して、予め作っておいた日本の巾着袋にその銃を入れて、授業で作った焦げ茶色のかばんの中に入れる。

コンコンとドアをノックするような音が聞こえる。

もしかしてニーニャか?僕はそう思い、扉を開けると案の定ニーニャが立っていた。

 

ニーニャ「ねぇねぇ!早く行こうよ!」

「わ、分かった分かった(汗)」

 

僕はかばんを持って、ニーニャと共に孤児院にある庭に向かう。

到着すると、数十時間前まで花や木が生い茂る綺麗な庭だったのに机の上に置かれた色とりどりの料理とキャンプファイヤーのような物が設置されていた。夜空は三日月で少しだけ明るく、子供やシスターたちは楽しそうに会話していた。

 

ニーニャ「ほら、早くご飯を食べようよ!」

「わかったよ。」

 

ニーニャは左手を掴み、僕を引っ張る。こんなに楽しそうなニーニャは今まで見た事がないかも知れない。

それに、僕の胸騒ぎはまだ収まらない。この時間に何かが起こるのは確かなのかもしれない。

ニーニャは美味しそうに海鮮料理や肉料理などを食べている。

そんなに食べたら太るぞ、それに腹も壊す。

 

キャーーーーーーー!!!

 

遠くから悲鳴が聞こえる。この声は女の子だ······

僕はとっさに聞こえた方向を見ると、そこは「魔物の森」だった。

魔物の森とは、先生が言うにはこのあたりで一番の危険区域と言われている程の場所で、王国の兵士が近づけない程の凶暴な魔物が住み着いていると言われている。

 

スローカー「今の声は!」

 

スローカー先生含め、シスターや子供たちから不穏な空気が流れ始める。

すると、一人のシスターが先生に慌てて走って来たのか、顔は真っ青で息が荒い。

これが僕が感じた嫌な予感ってことなのか?

 

シスターA「た、大変です!アレイナちゃんがいません!」

スローカー「アレイナさんが!?」

 

先生とシスターが言う、アレイナは僕とニーニャの通っているあの教室と同じ生徒だ。女の子にしては男気があり、ヤンチャな子だ。

でも、僕はこんなことに巻き込まれて早死するっていうの嫌だ、けれど、僕に見殺しということはしたくない。

本心を言えば、助けたいという感情で一杯だ。

僕はとっさに、その森がある場所にへと走った。

 

ニーニャ「あ!アンナ!どこに行くの!!」

「魔物の森だよ!早く行かないとアレイナの命が危ない!!」

ニーニャ「ま、魔物の森に!?なんで行くの!アンナまで行っちゃったら私は!!」

「大丈夫·····必ずアレイナを助ける。」

ニーニャ「じゃあ······私も行く!」

「!わ、分かった·······!!!!」

 

僕とニーニャは、孤児院の混乱に乗じて、森へと急ぎ、ニーニャは狐の亜人なので脚力は人間の1.5倍の速さで走っている。

僕は、かばんから布袋を取り出し、その中に入っているライヒリボルバーを取りだす。

 

(無事でいてくれ、アレイナ!)

ニーニャ「もうちょっとで森だよ!」

「あぁ!見えているよ!」

 

僕たちは、森の中へ入ると同時にアレイナを探す。森の中は少し薄暗く、ランプなどの光源がなくても先はなんとか見えるくらいだが、目視で見た感じはせいぜい2〜3mぐらい先は見えるだけである。

しかし、見た限りアレイナらしき姿は見えない。

一体どこに·····まさか、もう遅かった·····?いや、そんなことはない。絶対に生きているんだ!きっと!

僕はそう胸に刻み込み、ニーニャと共に森の中を歩く。

風の吹き付ける音が不気味のように聴こえる、前世の世界なら、暗視装置があれば森の中だろうが街の中だろうが、地平線の彼方まで見えるけど、この世界にはそれがない。あるとしても魔法と剣、それだけだ。

すると、ニーニャが口を開く。

 

ニーニャ「アンナ、目の前に魔物がいるよ·····?」

「え?」

 

ニーニャは目の前に魔物のような陰があると言った。そうか、狐は夜行性だから夜目は人間よりも効くんだった。

けど、僕は魔物が見えないからどこにいるのかを小声で伝える

 

「その魔物はどこにいるの?」

ニーニャ「正面だよ、魔物がこっちに向かってくる。」

「分かった、左へ迂回して出来るだけ魔物を避けるよ。」

ニーニャ「う、うん。」

 

僕はニーニャの目を頼りに、魔物に出来るだけ接触しないように避け続け、どれぐらい歩いたかは分からないけど、森の奥まで歩いて来た。

 

ニーニャ「いた····!アレイナだ····!」

「!いるのか·····?」

ニーニャ「うん、目の前にいるよ····!」

「そうか·····よかった。」

ニーニャ「!待って·····アレイナだけじゃないよ、大きな魔物がいる!」

「ま、魔物·····!?」

 

すると、ズシン、ズシンと何か巨大な生物が歩いてきているような足音と振動が伝わってきた。

その正体である生物が森の奥から姿を現す。

 

オーク「ぐっへへ、俺様に喰われたい人間が現れるなんて思わなかったぞ。」

「お前が、森の主か·····」

 

そう、魔物の森と言われている森の主は4mはあると思われるオークだった。武器は精巧に作られた斧と盾、それもあまりの大きさであるため、奴が持っている魔力や武器も子供である僕たちにとっては圧倒されるほどだ。

すると、ニーニャが僕の前に出る。

 

ニーニャ「アレイナちゃんを返して!」

オーク「ほう?お前は亜人の子供か、しかも狐の亜人か。」

ニーニャ「それがなんなの!今はそんなことは関係ない、アレイナは無事なの!!」

オーク「あぁ、無事だぞ。ただ、今は眠ってもらってるがなァ····そうだ、お前に良い事を教えてやろう。俺様がこの森に住み着く前に襲った村があってな·····狐の亜人だけが住んでいるところだった。国に見捨てられて、何もできずに食い殺されていった。そう、お前の両親も!今は俺の腹の中だ!!!だっはっはっはっはっはっはっはっ!!!!」

ニーニャ「っ!」(ブチッ)

ニーニャ「お前が私のお父さんとお母さんを!!!」

 

ニーニャは魔力を一気に放出する。まるで、イカれ狂った野獣のようなオーラで巨大オークを圧倒させようとせるが、そのオークは何も動じずに嘲笑う。

僕はニーニャを止めようとする。

 

「ニーニャ落ち着くんだ!!それ以上魔力を出し続けると暴走しちゃうよ!!」

ニーニャ「でもこいつが!!!」

「君がここで同胞のためにこいつを殺しても!!ただ虚しくなるだけだぞ!!それに、魔力の暴走が原因で自滅したら·····僕や先生たちは·····!!!」

ニーニャ「っ····!!」

 

僕は必死になってニーニャを止め、なんとか落ち着かせることができた。

ニーニャから放たれた魔力は徐々に元の波に戻り、無事に収まった。

 

ニーニャ「ご、ごめん····アンナ·····」

「いいんだよ、一緒に奴を倒そう。」

ニーニャ「うん····!」

 

ニーニャはにっこりと笑顔になり、覚悟を決めたのか、オークに立ち向かおうという感情で魔力を手にため始める。僕もオークに向けてライヒスリボルバーをオークに向けて構える。

 

オーク「だっはっはっはっはっ!!人間如きが俺様を倒そうだなんて不可能だぜ。まぁいい····俺を倒してみな!!!亜人と人間のガキ共ォ!!!!!」

 

_そして、アレイナを助けるために、僕、「アンナ·シュナイダー」とニーニャはあのクソ野郎【オーク】との戦いが今、幕を開けたのであった。_

 

ー続くー

 




転生後のシュナイダーのプロフィールとニーニャのプロフィールを紹介します。

名前:アンナ·シュナイダー
性別:女性【元は男性】
年齢:11歳【ストーリーが進めば加齢します。】
種族:人間
性格:前世と変わりなしだが、転生先の世界の軍隊を嫌っている。
戦闘スタイル:銃を使った射撃、又は狙撃が得意、魔法を使うことはない。

名前:ニーニャ·フォークス
性格:女性
年齢:11歳【シュナイダーと同じくストーリーが進めば加齢します】
種族:狐亜人
性格:正義感が強くて明るい性格で、シュナイダーのことが大好き
戦闘スタイル:多種多様な魔法を使って戦うが、後に近接戦に特化した戦闘スタイルを持つようになる。
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