長距離遠征が一旦終わり、星系連合侵攻によってボコボコにされた第一~第四艦隊に"新兵"と新造艦が編成された。その名の如く彼らは"新兵"であるため実戦経験は0。まぁ元々この四艦隊は50以上あった艦隊の残党から編成された寄せ集めの集団だったから練度はもちろんのこと連携もまともにとれなかった。その最中侵攻があったためボコボコにされたわけだ。今回は四艦隊に2人から3人に別れて指導を行う。振り分けは・・・
第一艦隊担当・・・第一分艦隊キュー中将、D級部隊みん中将、第九分艦隊佐竹准将
第二艦隊担当・・・第二分艦隊フォレッサ少将、第三分艦隊ファンケル上級大将
第三艦隊担当・・・第四分艦隊ソン少将、
第五分艦隊バラカス少将、
第四艦隊担当・・・第六分艦隊オリンス少将、
第七分艦隊ガイジ少将、第八分艦隊スローエン少将
の+数名が務めることとなった。ちなみに秘匿艦隊と第五主力艦隊は星系連合の行動を探っている。
「どんな訓練をする?」
「どんな訓練をするって言ったてなー」
自分の部下たちと艦隊の人達だけしかあまり話さないキュー中将とみん中将はどうするかお洒落な喫茶店でコーヒーを飲んで話していた。喫茶店と言っても改修したゼネラル・レビルの中にある小さなところだが。
「まず模擬戦をやるのはどうですか?」
と、ソン少将が言った。
「なるほど模擬戦で個人の特徴と行動をある程度把握するのか」
これはガイジ少将
「それにどこまで実力があるのかも分かりますし」
とオリンス少将
「まぁ、とりあえず初日の前半は新兵との交流。後半は模擬戦にしますかね」
「そうしますか」
各分艦隊の司令官たちはどう新兵と接し、どう訓練をしていくかを話していた。
訓練は明日明朝6:00となっている。ということで明日も朝が早いため今日はお開きになった。
次の日・・・・・
最初の軽い挨拶をするために新兵が集められた場所は色々と揉めたが第七分艦隊旗艦のスプレマシーに集められることとなった。人数は凡そ5000人。追加される艦船のほとんどが無人化にされておりこの人数だけだった。と言ってもスプレマシーには余裕で入れた。
「皆さんおはようございます。私は第五艦隊所属第一分艦隊司令のキュー・マッケイン中将です。今回の訓練の総指揮官を任されています。よろしくお願いします」
新兵から大きな拍手があり、キュー中将がまた話そうとした時はやんだ。
「次に第一~第四艦隊、それぞれに付く各分艦隊指揮官を紹介します。名前を呼ばれたものは前に、第一艦隊担当は私とD級部隊のみん中将、第九分艦隊佐竹准将が担当します。よろしくお願いします」
名前を呼ばれたみん中将と佐竹准将が前に立つ。第一艦隊の新兵からは拍手がおこった。
「次に第二艦隊担当は第二分艦隊フォレッサ少将と第三分艦隊ファンケル上級大将が担当します」
フォレッサ少将とファンケル上級大将が前に立つ。こちらも同じように拍手がおきた。
「第三艦隊担当は第四分艦隊ソン少将、第五分艦隊バラカス少将が担当です。次に、第四艦隊担当、第六分艦隊オリンス少将、第七分艦隊ガイジ少将、第八分艦隊スローエン少将が担当します」
再び名前を呼ばれた人が前に立ち拍手がおこった。
その後中将の話で午前はそれぞれ各艦隊ごとの交流に、午後は軽い模擬戦だということを伝え解散となりそれぞれの場所に移動した。今回は第一艦隊に焦点を当ててみていこう。
各艦隊に追加された艦船は第五艦隊から量産が可能な巡洋艦や戦艦のデータを共有してもらいそこから独自に改造を行い完成した。名前は重巡洋艦マサ。元々はドレッドノート級に改造を行い高火力、高対空火力を完成させていたのをまたさらに改造を施して完成した。論理的には死角はない。無敵に近い艦船だ。艦首に拡散波動砲を1基。主武装に30.5cm三連装収束圧縮型衝撃波砲塔を12基、副砲として45口径15cm単装砲を2基、50口径15cm単装砲を2基、対空火器を多数搭載している。
そしてマサと同じく情報を共有された艦がもう1つ。名前は大型巡洋戦艦ノース。何世紀も前に第二次世界大戦で活躍したアメリカ海軍が運用していたアイオワ級を元に設計された。
船体はマゼラン級とアンドロメダ級を組みあわせた感じで、主武装は艦首に集中配備した40.6cm三連装収束圧縮型衝撃波砲塔を3基、そして船体側面、後方に集中配備した40.6cm二連装収束圧縮型衝撃波砲塔を6基、15cm二連装砲を6基、15cm単装砲を1基、対空火器も多数搭載している。
今回は本物の艦艇を使用するのではなく試験艦を用いて模擬戦を行う。と言っても実際に撃ち合うのではなくシミュレーションでやるだけで、船体も正直ハリボテに近い。あるのは航行能力と指揮能力、生活環境だけ他はほとんど何もなく、訓練のためにあると思っても誰も文句はないだろう。慣れてきたらもちろん本物の艦船で行うのでそれ迄に慣れなければならない。
新兵が初めて実戦形式の模擬戦で戦う相手に名乗りを上げたのはみん中将だった。本当は下仕官などを指定するつもりでいたが名乗りをあげるものがいるのなら断る訳には行かないが...
「(なぜ寄りにもよってお前が)」
と、キュー中将は心の中でつぶやき、顔ではやれやれとした顔。みん中将は顔で
「(やってやる)」
みたいな顔をしている。それに気づいたのか佐竹准将もどうしたものかとしている。とりあえず模擬戦をする分には何も無いのだが心配事が一つあり、キュー中将も佐竹准将も新兵の心を折らないかが心配であった。
まぁ、実戦形式の模擬戦は初めてということでみん中将にはハンデありと言うこととなった。つまり新兵がかなり有利な状況になったわけだったが、この後新兵は恐ろしいことに遭うとは思いにもよらなかったようだった。
~ハンデ内容~
1.みん中将の艦隊は1000隻に対して新兵の艦隊は10000隻
2.みん中将の艦船はマサ級かノース級のどちらかのみ
3.みん中将には補給艦隊がなく、新兵には補給艦隊があり
という3つの条件だった。ちなみに模擬戦の制限時間は無制限。決着内容はどちらかの降伏。または、戦闘の実施不可能となった時だけだ。
数分後・・・
みん中将 vs 新兵 の戦いが始まった。
みん中将は敵を分断し、各個撃破戦法を使い次々に新兵の艦を行動不能にしていった。そして模擬戦開始から30分が経過したであろうという時に戦闘が終了した。
戦績は新兵艦隊の圧倒的敗北。新兵の旗艦及び補給艦を含む全ての艦が航行不能に、みん中将の艦隊は小破が数隻居たものの航行も可能で尚且つ応戦も可能な状態なので撃破判定にならずで失った艦艇は0だった。この結果は新兵を驚かせた。
模擬戦の片付けをしている時に第二、第三、第四艦隊の訓練の担当をしていた他の分艦隊指揮官と通信で話したがどうやらどこも同じことがあったらしい。
後に聞いた話だが力を見せつけることしか考えずに名乗りをあげたみん中将はその後新兵に質問攻めにあったらしい。みん中将はそいうことが苦手で「助けてくれ」という目で俺を見てきたが「お前が調子に乗りすぎた結果だ」と目で伝え無視した。
また別の意味で佐竹准将も質問攻めにあっていた。みん中将の後に佐竹准将も補給艦隊としての存在意義や効率よく運用する方法などの講義を行っていた。そのせいか補給艦隊に興味がある新兵がどのように運用するかなどを質問されたらしい。ただみん中将と違ってそいうことに関しては得意なようで淡々と答えていた。
まぁ、この新兵たちは基礎もしっかりしていたから最初の1ヶ月でどこまで行くかが楽しみだった。
どうでしたか?慣れないことに苦労してるのがちょっと面白いですよね!
ちなみに新しくでてきた重巡洋艦マサと大型巡洋戦艦ノースは後にTwitterにて公開します!どんな容姿なのか予想してみてください!笑
また次回をお楽しみに!ちなみにまだ訓練です(まだ書いてないけどー笑)
好きか、嫌いか
-
好き
-
嫌い