魔法科高校の姫騎士~Alternative Order~ 作:無淵玄白
「こんばんにゃー。捗ってるかーい皆の衆」
「入室画面から分かっていたが、美味そうなもの持ってきたなー」
司波達也のツイン・シングルの部屋に、なんの気負いもなく入ってきた女子の一人。まぁ達也の部屋だからというよりも、友人・知人が集まっているからこそなんだろうが……。
ともあれ、その手には感嘆する西城レオンハルトの言うとおりに、美味そうなものがあったりした。
「まぁ夜食とは言え、男子だから肉の方がよかろうと思って、シシカバブ。ドネルケバブとも言えるけど」
「「「いただきます」」」
「エリカと美月ちゃんもどうぞ」
「いただくわーーーと言いつつも、先程から話していたんだけど、アーシュラ……アンタ大丈夫なの?」
「にゃにが?」
家であれば、口にモノを入れながら話すな、と躾けられそうな様子でエリカに問い返す。
「武器―――に関しては、その辺で拾った木の枝でも、アーシュラにとっては名剣になるとはいえ……問題はアーマーよ。確かに風と魔力放出を使えば機動力は確保出来るかもしれないし、防御力が皆無とまではいわないけど―――大丈夫なの?」
「妙なこと気にするのね。アナタだって、制服のまんまブランシュ事件の際に、賊を叩きのめそうと動いてたじゃない」
「ありゃ緊急事態だからよ……」
エリカの言葉に平然と応えるアーシュラ。どうにも、アーシュラに対して心配事をすることが、何かのフラグなのではないかと思うほど。
「けど本当に、大丈夫なんですか?」
今度は美月からの質問である。
「―――疑い深いわね。そもそもアナタたちだって見たはずじゃない。ワタシがランサー……クー・フーリンと戦っている時の速度域―――そして何とも無い『制服』のあとをね」
そう言われてみれば、その通りだ。音速・亜音速で動けば、通常ならばその衣服は、千切れ破れているのが当然だ。空気抵抗の物理法則は当たり前に理解できている。
「まぁあんな野暮ったいアーマーを概念強化するよりも、『特殊な衣服』の方がいいわよ。それだけ」
正直言うと、アーシュラの美的感覚にあの軍用のアーマーというのは合わない。妖精郷にいる鍛冶師たちが作り上げた鎧や武器の数々に比べれば、何とも無骨すぎて遊びがない。戦士・騎士として駆け抜けることを是としているアーシュラからすれば、ビー玉と宝石ぐらい違うのだ。
「一応の戦術プランを立てたんだが聞くか?」
「ええ、お願い」
話の合間を狙ったわけではないだろうが、キーボードをタッチしている司波達也が、目線は画面に向きながらも説明してきた。
端的に言えば。
機動歩兵『司波達也』
遊撃兵『吉田幹比古』
守備兵『西城レオンハルト』
そんなところである。
となれば、アーシュラの役目は……。
「
「察しが良いな。その通りだ」
「本来的なプリンセスガードは、姫を守りつつ、どれだけモノリスに近づけられるかだからね。そういう定石は意味ないでしょ」
本来的なモノリス・コードとは違い、この競技の特色の一つにプリンセス―――女子選手の優越性がある。
例えば女子選手が、モノリスに対して鍵を打ち込んだ場合、表示されるコード送信の文字数は3分の1以下に減少する。
そしてアーシュラには武器こそ無いのだが、プリンセスには相手選手に対する直接攻撃が許される。武器ないし素手やナックルダスター……とまではいかずとも、まぁそれなりに危険性を廃した武器や打撃グローブの装着が許されているのだ。
「そういう意味じゃ、エリカでも良かったかもね」
「そりゃありがたいけどね。けど他校のプリンセスは、遠距離攻撃も近接攻撃も達者以上に可能でしょ。身の程は弁えてるわよ」
とか興味なさげに言いながらも、悔しげに拳を握りしめているのは―――しっかりと見ておくアーシュラ。慰めはしない。戦士にとって必要なのは、行動だけなのだから。
「とはいえ、15人ものガードだろ。どこまでやれるか分かったもんじゃないぜ……」
「まぁその辺りはご安心を。ワタシが敵を撹乱すれば、あちらはこっちに注力しなければならない―――レオン君は、石版の近くに来た敵を存分に倒して♪」
「お、おう……」
その言葉と魅惑のウインク付きに、顔を赤くするレオ。
数の脅威を大したことではないとするアーシュラに同調するわけではないが、目に見えるものだけが、真実ではない―――。
それも一つか……。と思っていた時に、驚くべきことが起きるのだった。
「心配ならば少し訓練してあげようか?」
「いいのか?」
「まぁ『アレ』は同調させるには少し、手解きしたほうがいいでしょうからね。父さんは2学期にやることで『底上げ』したかったんでしょうけど」
そんな、2人でマンツーマンの『HAPPY ☆LESSON』やりましょうということを、耳ざとく聞いていた一人の男が、幹比古の古式魔法を適切にしながら口を開く。
「―――レオの方のCAD―――。小通連以外は、既に完了させてある―――だから構わない―――エリカ、美月。ちょっと2人についていってもらえるか?」
「えっ!? ああ、うん。そうね……レオがアーシュラにイヤ~ンなことしたりしたらば、マズイもんね!」
「え?え?―――ああ、そうだね。エリカちゃんの言うとおりだね……」
そんな風に、ちょっとばかり強い口調で言う達也に若干困惑しながらも、『理由』を察した2人の女子は、そんな言葉で達也の部屋を出ていく男女に着いていくことにするのだった。
一気に華が無くなった部屋にてドネルケバブを食べる幹比古は……。
(めんどくさい男になったなー……)
だが、そのことが契機になったように、達也の叩く術式のコードは、幹比古が思った以上に洗練されていく。
アーシュラに対する想いが、本当にどういったものなのかは分からないが、それでもその心がこの男を燃え上がらせるとなれば―――
(それを利用させてもらうよ)
シビアな計算をしながらも、一人一時間という公約を破り、20分で幹比古の作業を終えた達也と幹比古は―――アーシュラとレオがやっていること、更に言えばそこに立華も加わり、やっていることは―――驚きのものだった。
「「これが―――
『フォーウ』
妙な手拝のようなポーズをするアーシュラと立華に、器用にもフォウとが行ったことで―――。
『『『『『マジシャンG○か!?』』』』』
怒涛のツッコミを受けながらも、行われたHAPPY☆LESSON(仮)は、確実に2科生たちを底上げするのだった。
「いわば進○ゼミ魔法講座、この夏を利用して友達に差をつけよう!!」
「「「「「その表現はどうなんだ……」」」」」
2科生全員が呻くように言ってから、これ以上は明日に差し支えるということで、お開きとなる。
各々が部屋に戻ることに。中でも四人はホテルのアルバイトだということで―――昔の雑魚寝部屋ほど劣悪な部屋ではない―――自動清掃があるとは言え、男2人の部屋環境を考えて、リフレッシュを与えておくことは忘れなかった。
諸々を終えてから部屋に戻ると話は明日の事に及ぶ。
「アーシュラ、明日は『何を着る』の?」
「鎧を着ければレギュレーション違反。かといって、夏場に長袖のキャスターフォームなんて無理」
「ふむ」
「というわけで、『おばさん』のを借りるとするわ」
「妖精姫の霊基をね。姉妹仲は最悪だけど、 アンタは気に入られてるもんね」
「ジャガーマンの方の『おばさん』だと暑すぎるもの。着ぐるみはないわー」
「いや、そういうことじゃないわよ」
どうにもズレたことを言う幼なじみに返しながら、話は真面目なものになる。
「チャイニーズマフィア、三合会系列の無頭竜なる組織に入り込んだ死徒は、そこにいた存在を全てグールにした上で、この九校戦なるものを知ったそうです」
「霊性がそれなりにある魔法師をグールにするのかな?」
「そうですね。この霊峰富士の麓を死都にする―――そして己の強大化を図る。それだけでしょう」
快楽主義の死徒に明確な目的など無い。
司波達也には悪いが、今回の敵にホワイダニットなどありはしなかった。
あえて『動機』を説明するならば、己の楽しみのためだけに、ここにやってきた。言うなれば夜の牧場に入り込むコヨーテかチュパカブラのようなものだ。
「とはいえ死徒に関してだけ眼を向けていては、手落ちが発生しますからね」
「このままいけば、またもや爆れつプリンスは、ワタシかあの鉄面皮によって敗北するわけだ……意味あるのかしら?」
「さて、アーシュラの言う通りに、身を捨てて播いた結果があればいいんですけどね」
それを望むということは、三高の闘いは激戦になることは間違いないということ。
楽な闘いは求めない。だが、それでも―――そんなヤツは出てきていないのだから、自分なりに楽しむだけに拘泥するしかないのだ。
そうして憂鬱な夜を超えて―――新人戦プリンセス・ガードは始まる……。
・
・
・
・
「前もって言ったとおりだ。総合優勝のためにもお前たちには獅子奮闘してもらいたい。そして驕り高ぶるものたちに、逆襲の鉄槌を食らわせろ」
『『『押忍!!』』』
本来ならば、会長である真由美が激励をするのが通例だが、今回のメンバー選定に色々と尽力をして、1科2科―――どちらからも尊敬されている十文字克人がやることになるのだった。
そして、そんな克人に対して気合のない応答など出来ない男3人は、ふさわしい声で応じるのだった。
「―――ところでアーシュラは?」
「もうすぐ来るだろうさ。当初は、此処で『着替え』ようとしたんだが、千代田がアレコレ言って他のところで準備中だ」
恐らくその場には五十里先輩もいて、三度目のストリップシーン(全然見えない)が展開されようとしていたんだろうなと考える男子一同。
などと考えていると、噂をすれば影の通りにやってきた。
「―――待たせたわね」
「ああ……暑くないか?」
「問題ないわ。女の肌はみだりに晒すものではないと、伯母さんも言っていたし」
「その割には、再臨するたびネイキッドな衣装になっていくのはどうなんですかね」
更衣室にやってきたアーシュラは雨合羽を羽織っていたのだが……下に見えるスラリとした足に履いている黒いオーバーニーブーツには、何らかの紋様が爪先まで描かれている。
上着がどうなっているかは分からないが……凡そ通常のガードの衣装ではないことは確かだった。
それゆえに、思わずエレメンタルサイトで
『ちょあー!! 姫に仕立ててあげた僕の衣装を、ギャラリーに晒すまでのぞくんじゃねー!!!』
などと何かの妖精?がやってきて、アーシュラの姿を眼による認識世界から消したのだった。
詳細には見えなかったが、それによって通常視力でのみアーシュラを見るしかなかった。
「―――ハベにゃんは怒っている。次やったらナカムラの衣装の材料にしてやるぞ。と」
「ナカムラって誰だよ」
「
ちょっとがっかりしつつも、出陣の時間であるとして、戦場に赴くときだ。
戦場にやってきた四人―――男3人に女1人のガードのチームの通り。熱狂が響き渡りながらも、困惑の声も響き渡る。
その理由の一つは、レオの持つ武装一体化型のCADだ。
近接攻撃がダメなはずで、それでもチェックを通った以上はそうでないわけで―――一番筋が通った推理は……。
―――アーシュラの巨大剣のごとく、黄金の閃光・斬撃が飛んでくるのか?―――
―――
そんな風な予想が立てられる。それが完全な的外れであることは誰にも分からない。
水鳥の飛び立つ羽音に大軍の影を見るかのように、誰もが恐れていた。
第2の注目点は、天才エンジニアにして、夕食会でとんでもねーことをしてくれた男、司波達也が選手として出場してきたことだ。
第3の注目点は――――。
レインコートを羽織るプリンセスの姿だった。
それが何かの偽装であることなど間違いない。なんせ―――髪を縛っているリボンが通常―――蒼とは違い黒になっていたり、サイドの髪の結び方が違っているのだ。
何かがあるのだ。
『―――、一高衛宮選手に通達します。レインコートを脱いでください。その下に武器を隠し持っている可能性を確認するためです』
その言葉を聞いて、やはり衛宮アーシュラには武器持ち込みが禁止されているのだと、憤りとも当然とも言えるようで―――何となく複雑な気持ちが蔓延する。
「なんだか少しだけ可哀想だよね……こんなにまでも雁字搦めにされて、闘いの手管を制限されるなんて」
「ったく、そんなにまでも関取でいることがいいことなのかよ……」
「まだ剛毅さんなどの十師族の介入と決まったわけじゃないけどね」
「だが、それでも―――勝つ! 勝ちたい!! 例え、それが司波さんの兄貴である司波達也であっても―――」
そんな三高一年男子エースの言葉の間にも、アーシュラはレインコートを脱ぎ、そのプリンセスドレスを白日にさらした。
「―――――」
「―――――」
思わず息を呑む。その姿に―――。
その姿は妖精の女王。この中天の世界にあって一人だけ夜を纏うもの―――。
知るものが見れば知ってしまう。伝説の魔女にしてアーサー王の最後を看取るもの―――。
モルガン・ル・フェイの衣装を衛宮アーシュラは纏っていたのだ。
だが知らないもの達は、胸元出して、ネイキッドかつ己のセクシーな部分を強調した衣装に喝采を上げる。
パーカータイプの白ローブが肩に羽織られているが、それでも何というか肌色が多い衣装で、大興奮の声が渦巻く。
『―――ちょいと待て―――!!! 衛宮さん!! なんだその格好は―――!? 隣のカレシに対するサービスか!?』
「ワタシの伯母のお下がりだ。そして委員会からアーマーを装着するなと言われた以上、これぐらいは許してもらいたいものだ。そして隣りにいるのはただの同級生」
アーシュラのおばさんって……と思った達也だが、自分の叔母もあんな格好しているので、まぁそれよりはマシだろうと想いつつも――――――。
にべもない返答に涙が滲みそうになる。
「しかも、ワタシは武器を持つことすら許されていない。せめて機動性だけでも確保しなければならない」
『そ、そりゃそうだけど……』
プリンセス・ガードが開始される前の舌戦。相手校である八高のプリンセスが狼狽している様子だ。
『つらら』でならば、許されている格好だが、こんな競技でやられたならば、どうなるか分からない。そもそも森林であり山であるこのステージに相応しいとは思えない―――そんなところだろうが……。
「我々一高の武器は3つ! 知力! 体力!! 時の運!!! 卑劣力!!!!」
4つじゃねーか!? という誰かのツッコミを受けつつも、更にアーシュラは言葉を重ねる。
「そして、残念ながらワタシは
『それは何よ!?』
隠し玉を感じて動揺した八高のプリンセスが問いかけると――――――。
「―――――オンナとしての『武器』を、最大に活用することにしたのよ♪」
返答と同時にワキを見せる意図と胸を張る意図で、頭の後ろに両手をやる―――いわゆる典型的なセクシーポーズをするアーシュラの姿(ウインク付き)が、ドアップで会場にある大型モニターに表示された。
衣装の露出度も相まって、すごい絵面であっただろう。
カメラドローンのオペレーターが狙ったとしか思えないタイミングでのことに全員が仰天して、男子勢の殆どは、『古典的』にも鼻血ブー(死語)をしてしまうのだった。
それが会場や各校のテントだけならばともかく……相手校である八高の男子選手も、全員が程度はどうであれ、鼻を押さえる結果になるのだった。
『よ、よくも私のツッチーを誘惑してくれたわね!! このアマ!! コロス!!』
どうやら出場選手の一人が恋人だったようで、涙目で、アーシュラを睨みつける八高のプリンセス。口汚い限りだが……同情せざるをえない。
だが、別にそいつだけが誘惑されたわけではない。というか、何か少しだけもやもやした気分にもなる。
『――――で、ではスタートランプの点灯を開始します!! 各校備えてください!!』
あまりにも『低俗』なやり取りに、係員がプリンセス同士の舌戦―――古代の戦ではままあった両軍の聖職者による『宗論』の叩きあいは、終わりを告げるのだった。
「もう少し混乱させることも出来たんだけどなー。残念」
「他に何を言うつもりだったんだ?」
「聞きたい?」
「……遠慮しとく。いま言われたらば、抱きしめて離れないようにしてしまいたくなる」
「「――――――」」
試合前に何をやってるんだかという、達也とアーシュラのやり取りを後ろで見ながら苦笑しているレオと幹比古だったが、スタートランプの終わり、開始のブザーが鳴り響くと同時に―――全員が動き出す。
闘いは始まりを告げた―――。
・
・
・
「人にビッチだなんだと言っておきながらあのアマ―――!!!」
「落ち着け七草。顔のタッチが板垣恵介先生風になるまで怒るな」
鼻にティッシュを詰めている十文字克人が言うと、色々とシュールな絵面だが、そんな風に言い合っている内に、試合は動いていく。
スタートと同時に駆け出したのは、達也とアーシュラである。
一方は忍術という純粋体術で、一方は魔力放出と魔風操作で、木々という障害物を何ともないように進んでいく。
カメラドローンが追いきれないスピード。次から次へと中継地点にあるものにつないでいっているのが分かる映像中継の速さに、改めて2人の規格外さを覚える。
最初に接敵したのは―――アーシュラの方だった。
3人一組の集団。恐らく偵察のために出されたものだろう。あちらはまだ気づいていないことを理解したアーシュラは、五指を伸ばして威力抑え気味の魔弾を放った。
しかし、おもったよりも威力は過多であり、森の奥より突如放たれた圧で、まとめて2人が10mはふっ飛ばされて、残りの一人が、驚愕しつつも敵襲を告げようとする何かを打ち上げる前に―――。
鏃のようなクレストが飛んでいき、一人を無力化したが―――。
(足音……5,7―――8人か)
どうやら一瞬速く、何かを飛ばしたのか何かを察知したのか増援がやってくるようだ。
別に真正面から打破してやってもいいが……。
(ナンボかはレオン君とミッキーに任せよう)
あの2人にも経験を積ませ、
そんなわけでアーシュラは敵を引き寄せることにした。
「―――ゴッドモーニング!!!」
盛大な声と共に八人の集団の前に躍り出たアーシュラ。ぎょっ! とした八高の連中だったが―――。
「え、衛宮アーシュラ!!」
「む、迎え撃て―――!!!」
戸惑いながらも攻撃に出れる辺りは、流石だが……。
「もうちょっとランクが高い魔法使ったほういいよー。―――遅い遅い! スロウリィ!! まとめると、アンタらには―――速さが足りない!!」
嘲るように言いながらも、踊るようにして放たれた全ての魔法を避けきったアーシュラ。
まだ自分の
それゆえの5割での運動性での回避行動であった。
「くそっ!! 追え!! 追うんだ!!!」
そうしてから八高を追わせるべく、背中を見せずに森の中に逃げ込む。
闘いはまだ始まったばかりなのだ……。