君にもう一度会えるなら   作:ミケ猫

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はい ミケ猫です!

学校が始まり、少しづつ書いていたら
こんなに空いてしまいました

それではどうぞ!


4話 初戦

4話 初戦

 

 

 

 

修斗「…よし! ちゃんと全部持ってる」

今日は大会初戦、外は晴れておりサッカーを

するのに絶好の天気だった

 

修斗「少し早いけど行くか」

 そう呟いて家を出ようとした

「おにいちゃ〜ん」

 

後ろで誰かに呼ばれる、誰かと言ってもこの家で

おにいちゃん と呼ぶのは1人しかいない

 

修斗「どうしたー?」

 

俺は後ろに振り向いた

そこにはやはり思っていた通りの人がいた

 

「今日って1時半キックオフだよね?」

修斗「そうだけど、どうした?」

「サッカーしてるとこ応援しに行こうと思ってさ

 ダメ…?」

修斗「いや、全然いいけど今日いつもより暑いから

   気を付けろよ」

「分かった!」

 

 話してるのは妹の大宮 由麻(おおみや ゆま)

 1つ下の高校1年で同じ赤盟高校に通っている

 

由麻「もう行くの?」

修斗「大会だから遅れるわけには行かないから

   少し余裕もって行こうと思ってさ」

由麻「そっか、じゃあ気をつけてね」

修斗「ありがとな じゃ行ってくる」

由麻「うん また後でねー」

俺は扉を開けて外に出る 試合開始まで後3時間

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

試合会場では試合の開始を待つ人たちがだんだんと

集まってきている

俺たちは試合に向けアップをし、身体をあたためていた

 

監督「よし、そろそろ切り上げるぞ」

監督の指示で、一旦グラウンドから出る

 

監督「今から10分後にベンチに集合 それまでに

   ユニフォームなりトイレを済ましとけよ」

そう言われ、皆一斉に動き出した

 

晴人「修斗、ユニフォーム取りに行こう」

修斗「そうだな」

荷物を置いてある場所に向かって歩き出す

心「俺も行くー!」

修斗・晴人「うっ」

 

 後ろから俺たちの間に心が突進してくる

晴人「痛って… もう少し落ち着けよ心」

心「ははっ ごめんごめん 遂に初戦だから

  テンション上がっちゃってさ」

修斗「まぁ、わかるけどちゃんと集中しろよ?」

心「分かってるって」

俺たちは一緒に話しながら試合用のユニフォーム

を取りに行っていいた

 

「おにいちゃ〜ん」

前から手を振って近づいてくる人がいた

修斗「おぉ!由麻ほんとに来たのか」

由麻「うん 応援しに来たよー!」

修斗「ありがとな」

由麻「晴人くんと心くんも頑張ってね」

晴人「ありがとう 由麻」

心「ありがとー 由麻ちゃん」

由麻「うん じゃあまた後でね!」

そう言って由麻達とわかれた

心「ほんといい子だな由麻ちゃん わざわざ応援

  しに来てくれるなんてさ なぁ、晴人」

晴人「お、おぉ そうだな」

修斗「ん?どうした晴人」

晴人「いや、何もない 気にするな」

心「それよりもあの子は来てないのか?修斗」

修斗「…知らん」

心「なんだよ今の間 来てるのかよ」

修斗「い、いいから ほら行くぞ」

そう言い1人修斗は早足で逃げるように歩き出す

 

心「いやー バレるとこだったなお前と由麻ちゃん

  が付き合ってる事 言っちまえばいいじゃん」

晴人「分かってるけどなかなかタイミングがな」

心「まぁ早めに伝えとけよ ほら行こうぜ」

晴人「おぉ」

俺たちは先に行った修斗の後をおった

 

 

 

 

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俺たちはユニフォームを回収し、その場で着替える

修斗「戻ろうぜ」

2人に言う

心「すまん ちょっとトイレ行ってきていいか?」

晴人「すまん俺も」

修斗「分かった 先行ってるぞ」

2人は返事をして走ってトイレへ向かう

俺は先にベンチへ帰ろうと歩き出した時だった

 

「だ〜れだ!」

視界が暗くなる 聞こえた声には覚えがあった

修斗「春咲だろ」

佳奈「せいかーい! 応援しにきたよ!」

修斗「すまんな ありがと」

佳奈「全然いいよ ユニフォーム似合ってるね」

修斗「どうも 今日ちょっと暑いから観戦するのも

   気を付けろよ」

佳奈「うん 分かった」

修斗「じゃあそろそろ集合だから行くよ」

佳奈「そっか 頑張ってね!」

修斗「うん」

 俺は彼女とわかれ、歩き出す

 折角来てくれたんだ、絶対負けられない

 そう心の中で意気込んでいた

 

 

 

 

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監督「よし! 今日は俺たちにとってこの大会で

   初めての試合だ 初戦はとても難しい  

   その大会の空気にまだ慣れてないからだ

   その点で言ったら相手は1度勝ってから

   ここに来てるから有利だ でもこの試合勝つ

   のは俺たちだ」

 監督は選手達に向かい激励を飛ばす

 

監督「試合前にあーだこーだは言わない 今まで

   してきた練習の成果を出すだけでいいんだ

   皆んなちゃんと練習に取り組んでくれた

   俺はお前達なら勝てるとを信じてる

   行くぞ!」

選手達「おう!!」

俺たちは気合を入れ、グラウンドへ入っていった

 

 

 

 

   赤盟メンバー

 

フォーメーション 4-3-3

 

     川村

 加藤      大島

   大宮  大澤

     松田

 鈴木      伊藤

   吉田  仙洞

     大同

 

 

 

 

俺たちはグラウンドで円陣を組む

コイントスの結果最初は自分達のボールになった

周りからは応援が聞こえ始める

だんだんと試合開始が近づいていく

風間「よーし 今日は勝って帰るぞ!」

みんな「おう!」

風間「行くぞー‼︎」

皆んな「おぅ!!」

掛け声を合図に一気に散らばり、それぞれの

ポジションについていった

 

 

 

 ピィーーーー

高い笛の音がグラウンドに響く

試合開始の合図だ

晴人からボールをもらい、右サイドに展開する

 

相手はハイプレスのチームで前からボールを奪いに

くるチームである

俺たちはパスを回し、相手のプレスを捌いていく

体力は無限ではない 出来るだけボールを保持し

隙ができれば攻め、またキープする 

相手の体力を削っていく作戦だ

そのために先週からポゼッションを意識して練習

していた

 

相手「くそっ! 何で取れないんだよ!」

 

開始してから10分、相手はあまりボールを触れて

いない

赤盟がシュートを撃って、弾いても2ndボールを

奪われ、また相手の攻撃が始まる

自分たちのボールになっても相手の守備陣に

止められ、また長い守備の時間になる

相手は少しづつ苛立ち始めていた

 

 

 

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佳奈「凄い…」

試合を観ていて無意識の間に呟いていた

圧倒的だった 

ボールを相手にほとんど触らさず、この

グラウンドを支配しているかのようだった

 

「凄いですよね! ほとんど赤盟がボールを

 持ってますからね」

急に横から話しかけられる

佳奈「そ、そうですよね」

急に話しかけられたので少し返事が変になって

しまった

「あ! すいません急に話しかけてしまって…

 私、大宮 由麻って言います!」

佳奈「私は春咲 佳奈って言います… あれ?

   大宮ってもしかして修斗くんの妹さん?」

由麻「お兄ちゃんのこと知ってるんですか⁉︎」

佳奈「う、うん 少し前に知り合って今日は

   応援しにきたの」

由麻「そうなんですか! …遂にお兄ちゃんにも

   彼女が…」

佳奈「べ、別に彼女とかじゃないよ! いまはまだ

   友達として応援しに…は!」

由麻「"いまはまだ"、ですか?」

彼女はニヤニヤしながら近づいてくる

由麻「佳奈さん、少しお話ししませんか?」

佳奈「は、はい…」

彼女は何か企んでそうな笑みを浮かべていた

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

前半20分を過ぎたころ、相手のハイプレスが

少しづつ緩くなってきていた

対する赤盟はまだまだ体力が有り余っている状態だった

修斗(そろそろ仕掛けるか…)

アンカーの松田から縦パスを受ける

相手はプレスをかけて来るが緩くなっているため

抜くのは簡単だった

プレスをかけにきた相手を身体で防ぎながら

ドリブルで右に抜く 

相手のカバーが遅れたため、抜いた前のエリアは

ポカンと空いていた そこをドリブルで駆け上がる

相手「1人前に出ろ!」

すかさず相手のCBはボールを奪おうと前に出る

修斗「大澤先輩!」

その瞬間に右横にいる大澤先輩にパスを出す

大澤「ナイス! 晴人!」

そして先輩は相手のCBが外れたことによりマークが

外れた晴人にパスを出し、足元に通る

相手の他のCBが晴人に対し、プレスをかけるが

スピードが速く追いつけない

相手GK「くっ!」

相手GKは前に飛び出す

それをしっかりと見ていた晴人はループシュートを撃つ

ボールはワンバウンドしてからゴールに入った

みんなは一斉に応援してくれている仲間のもとへ

走っていった

 

 

由麻「入りましたよ佳奈さん!」

佳奈「凄いよ由麻ちゃん!」

観客席から見ていた私たちは手を取り喜んでいた

私たちはこの短い間で仲良くなっていた

 

グラウンドにいる選手がメンバーに選ばれなかった

仲間達のところへ集まり、みんなで喜んでいた

由麻「晴人くーん!」

彼女はグラウンドに向かって手を振る

それに何人か反応しこちらを向く

その中に大宮くんもいた

彼はこっちを見ると驚いた顔をしていた

私たちはその顔が面白くて笑い合い、もう一度

彼らに手を振った

 

 

 

 

そこからは一気に点が入った

相手は今まで点を取られていなかったため、

何とか心は耐えることが出来たが点入れられた

事により気持ちがぶれてしまったのだろうか

前半39分に右ウイングの大島のクロスに晴人が

合わせて2点目

後半に入り11分の時に修斗が相手を3人抜いて

左サイドの加藤にスルーパス、そして加藤の

シュートで3点目

最後に後半32分にコーナーキックのこぼれ球を

修斗がボレーシュートで決め、4点目

結果4-0と 快勝で3回戦に駒を進めた

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 解散して俺は1人会場にまだ残っていた

まだこの気持ちを味わっていたかったのだ

家に帰るともう感じられないような気がして

1人ベンチに座っていた

「お疲れ様」

後ろから声をかけられる 振り返るとそこには

佳奈がいた

彼女は歩いてきて隣に腰を下ろす

修斗「まだいたの?」

佳奈「ダメだった…?」

修斗「いやダメじゃないけど…」

少し口籠ってしまった

佳奈「初戦突破おめでとう」

修斗「ありがとう どうだった俺たち赤盟

   のサッカーは?」

佳奈「うん 凄かったよ」

修斗「そっか よかった」

佳奈「凄い楽しそうだった」

修斗「え?」

佳奈「やってる時もね、大宮くんずっと笑ってた」

修斗「そうなのか?」

佳奈「うん あまりにも楽しそうにサッカー

   するからこっちも楽しくなっちゃったよ」

 彼女は笑いながら言う

修斗「よかった… そういえば由麻と一緒に試合

   観てたよな? 由麻の事知ってたの?」

佳奈「ううん 今日初めて会ったよ 凄い元気な

   妹さんだね 私ちょっとびっくりしたよ」

由麻「由麻はいつも元気だからな… でも春咲も

   変わんないと思うけどな」

佳奈「そうかな…?」

修斗「うん」

少しの間静寂に包まれる 

 

佳奈「…ねぇ、大宮くん」

修斗「どうした?」

佳奈「明日って予定空いてる?」

修斗「明日?…まぁ何もないかな」

佳奈「そっか… あのさ、よかったら明日一緒に

   出掛けない?」

修斗「出掛ける?」

佳奈「う、うん その、息抜きって感じで何処か

   行きたいなと思って…」

修斗「…まぁ、いいよ 今日見に来て貰ったし」

佳奈「ほ、ほんとに?」

修斗「うん いいよ」

佳奈「ありがと! 場所は何処がいいかな…?」

修斗「取り敢えず家に帰ろう このままここに

   いると帰りが遅くなるから 帰りながら

   決めよ」

佳奈「そうだね ごめんちょっと嬉しくて」

修斗「ん?何が嬉しいんだ?」

佳奈「ううん 何にもない! ほら早く行こ!」

彼女は俺の手を引いて前に走り出す

修斗「お、おい 危ないって」

 

 

 

俺たちは帰りながら明日の事について決めていた

その間彼女はずっと笑顔でここに行きたいなどと

嬉しそうに話していた

俺もそんな彼女を見て笑顔になっていた

 

 




ここまで読んで頂きありがとうございます
佳奈が修斗に対し好意を持っていることを
書きましたが何故好意を持ったみたいな
のは次回ぐらいで書けたらいいな

でもまた次回!
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