『騎馬戦スタートー!ってなんだありゃ!?イレイザーあれはありかよ!?』
『サポート科はサポートアイテム使用可能としてあるからな。』
『それにしてもあのサポートアイテムはなんだ!?障害物競走の時も使ってたって!?見落としてたぜ!』
『はぁ、あれはよしのん2号っていう名前らしい。今の所原動力が氷だから氷系の個性専用の機動兵器らしいな。』
士道が作ったよしのん2号は四糸乃の氷系の能力を最大限使うために開発したものでサイズも1人用と2人用と4人用の3つがあり今回は4人用を使っており士道が後衛馬として全員を乗せている状態だった。
前衛をB組塩崎茨後衛を折紙・士道となっていて騎手は心操が務めていて、全員折紙が誘ったメンバーになっている。
そしてよしのん2号基うさぎ型のお尻部分に士道と折紙が座り顔の下に塩崎が背中に心操が乗っている状態になっている。
「さっき話した予定通りに行く。士道の体力が無くなってからが本番。そこからは心操の個性が重要になるからよろしく」
「あぁ分かってる」
「塩崎も後半になったらよろしく」
「分かりましたわ」
「士道」
「わかった」
よしのん2号を使い囲まれたら逃げるを8分繰り返した所で士道が息切れしだしたのでよしのん2号をしまってもらい普通の騎馬状態にする。
『おいおいすげーな!あのよしのん2号!縮小して片手サイズになるのかよ!持ち運び便利だな!』
『それより競技の実況しろ。』
『それもそうだな!鳶一チームが逃げまくってる間に色々激戦があって残り5分!そろそろ撮れ高が欲しい所!』
『おい…。』
普通の騎馬状態になったからと行って用意に寄せ付けられるようなものではなく、折紙が自由に動き出したため難易度はむしろめちゃくちゃ上がっていた。
「轟さんどうしますの!折紙さんの所へは行かないんですのよね?」
「状況にもよるがこのままの方が…。いや、取りに行く!」
「りょーかい!」
「おい爆豪!行き過ぎだって!」
「うるせぇ!くそバカにされてこのままでいれるかよ!死ね!」
「おいおいどーすんだよ!」
「終わったら無表情女の所行くぞ!」
「発明さん!行ける!?」
「えぇえぇ!五河くんには負けてられませんからね!」
「1位取りに行くよ!」
そして全チームが心操のハチマキを取りに行こうとしていた。
「塩崎いくよ」
「わかりましたわ!」
「心操、仕掛け時はラスト1分」
「あぁ、分かってる」
「士道いける?」
「最後のサポート任せとけ」
轟が邪魔を寄せつけないように氷でステージを作り、爆豪チーム・轟チーム・緑谷チーム・心操チームのみの会場となっていた。
『おいおい今日は驚きまくりだぜ!現段階上位4チームが轟チームの作った特設ステージに集合だー!』
『まだ1度もハチマキを取りに行っていない心操チームはどう動くかが見所だな。』
絶滅天使を展開し3チームを牽制しつつ心操がハチマキを取られないように動く、そして残り2分。
「轟くんそろそろ一気に行く!」
「一気に殺すぞ!」
「行くよみんな!」
『ラスト1分と迫るところで3チームが心操チームに迫る!心操チームに逃げ場はないがどうする!?ってはぁ!?なんだありゃ!?』
『これは…どういう事だ?』
「心操そろそろ行くよ」
「士道」
「行くぞ!心操オンステージって感じだな!」
「恥ずかしいからやめろ」
「皆さん来ますわ」
「3秒後に準備完了だ!3…2…1…いける!」
「そこの3チーム!いい加減無駄だから諦めたらどうだ?爆発くんも緑頭もエンデヴァーの息子もさ?」
「うるせぇ!死ねや!」
「爆豪落ち着けって!お前も煽んなよ!」
「そーだぞー!」
「それは出来ないよ!」
「それは出来ない相談だ。」
「黙れ!」
「ここまで来たら勝たせてもらう!」
「そこで止まれ」
そしてラスト30秒を切った時爆豪・瀬呂・芦戸・緑谷・常闇・轟・飯田は動きを止めた。
『おいおい!心操チームがなんかしだしたと思ったら3チームが崩れたぞ!どーゆー事だありゃ!?』
『あれは心操チームのひとり勝ちだな。心操の個性は洗脳、そして五河のサポートアイテムで確実に3チームに声を届けさせ反応させる。騎手3人は確実に反応させないように、そして上手く行けば騎馬もって所で上手く引っかかったって所だな。』
「おい!爆豪!芦戸!?」
「なんで止まってるんだ!?」
「ちょっ!?デクくん!?常闇くん!?」
「あちゃぁー」
「轟さん!?飯田さん!?」
「なんで止まってんだ!?」
3チームがあたふたしている間に騎馬戦が終わり、心操チーム以外の3チームが止まるという結果で結末を迎えた。
『試合終了!早速順位発表!1位心操チーム!2位轟チーム!3位爆豪チーム!4位緑谷チーム!』
「お疲れ様やっぱり心操の個性は強い」
「あ、あぁありがとよ」
「塩崎もありがとうあまり活躍させれなかった」
「そんなことありませんわ」
「心操!塩崎!サポートアイテム欲しい時はいってくれよな!」
「あぁ、助かった」
「是非そうさせてもらいますわ」
第2種目の騎馬戦は1位以外が停止し、崩れかけるという最大の見せ場を作り、終了した。
士道のアイテムはよしのんの氷結傀儡の時の奴をイメージしてます。
騎馬戦的にワンチャンアウトかもしれないけど多めに見てください。