鳶一VS爆豪
『準決勝第2試合!果たして決勝に行くのはどっちなのか!?楽しみだぜ!』
『準決勝!Lady!fight!』
「おい!無表情女!俺はお前を倒す!だからさっさと死ね!」
「それは無理な話」
開始早々爆豪が爆発で接近し爆発させつつ殴る。折紙がそれを受け流すと爆豪は立て続けに蹴りを入れる。折紙に攻撃は全て防がれているが、爆豪の怒涛のラッシュに防戦一方となっていた。
『開始早々繰り出した爆豪の間髪入れない攻撃に鳶一は防戦一方かー!?』
『鳶一は爆豪の攻撃を全て防いでるな。様子を伺っているのか、何か策があるのか』
『楽しみだぜ!』
「さっさと死に晒せ!クソが!」
「…」
爆豪はセンスの塊。戦闘という点においてで言えばトップレベルだと思う。だから待ってた。爆豪の攻撃が大振りになるのを。
爆豪の右ストレートが少し大振りになった。それを待ってたと言わんばかりに折紙はその腕を掴みけたぐりをして爆豪をこかしすぐさま腕十字固めをした。
『腕十字固めか』
『何が起こったんだ!?おい!!爆豪の攻撃を交わしたと思ったら一瞬にして形勢逆転だー!!!!』
『けたぐりは相撲の決まり手の1つだな。腕十字固めは柔道や少林寺拳法などの格闘技の関節技だな』
『なんでも出来るな!おい!』
「ギブしないの?」
「うる…せぇ!」
地面を爆発させる事で無理矢理折紙から抜け出した爆豪は1度距離をとった。
「展開」
「チッ!」
絶滅天使(メタトロン)を展開し、空に上がる。
『爆豪は鳶一が個性を使う前に倒し切りたかった訳だが失敗したみたいだな』
『だから開始早々片付けようと思ったわけかよ!?見かけによらず計算だけーな!』
空に上がってしまえば爆豪は簡単には攻撃してこなくなる。とはいえ爆豪も跳ぶ事は出来るので空中戦となる。
「あぁ゛うぜぇ!さっさと死ねや!」
爆豪を光剣(カドゥール)で撃墜し近付かせない。しかし爆豪はやはり能力が高く次第に近付いてきた。
「ウザったいんだよ!」
「さっさと諦めたら?」
「るっせぇ!死ね!」
爆豪はギリギリまで近付くも折紙の光剣を避けきれず墜落してしまった。
「くっそが!死に晒せ!榴弾砲着弾(ハウザーインパクト)!」
「っ!」
『つ、つ、ついに爆豪の攻撃が鳶一に当たったー!!!!』
『当たったって言ってもかすった程度だな』
爆豪が一気に加速し勢いを乗せたまま特大火力の爆発が起こった事で折紙の瞬間移動が間に合わず少しダメージを受けてしまった。
「チっ!」
「…!お返し!砲冠(アーティリフ)!」
「ガハッ!」
『ついに使った鳶一の砲撃!お返しとばかりに鳶一の砲撃が爆豪に直撃!これは効いたんじゃないか!?』
『威力は調整されているから大怪我にはならないだろう』
瞬間移動で爆豪より上に上がり体に攻撃が当たっていたのに気付きお返しとばかりに砲撃をぶつけた。
「直撃した。リタイアする?」
「ガハッ…俺は…まだ、負けて、、ねぇ、!!」
「そう…」
直撃した爆豪はステージに体を打ち付けられふらふらしつつ立っていた。
「ニ、トロ!」
「光剣…」
爆豪のニトロ砲撃を光剣で相殺し天翼(マルアク)で一瞬で爆豪の元に近付いて投げ飛ばした。
「クソが!クソ!クソ!ク…そ…が…」
『爆豪場外!鳶一の勝利!決勝は15分後に始めるわ!』
爆豪が何とかニトロで移動しようとするが限界なのか推進力を出せるほどの威力が出ずそのまま場外そして気絶した。
「少し油断した…。私もまだまだ…」
爆豪を見つめそうぽつりと呟いた折紙の言葉をミッドナイトは優しそうな目をして見ていた。