戦姫絶唱シンフォギアガイアメモリ   作:桐野 ユウ

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響のトラウマ

謎のライダーの妨害などもあり荘吉達はSONG基地へと帰還をするが響はずっと硬直状態のままである。基地へと戻った後彼女はベットへと寝かされて信一がそばにいる。

 

未来はその間にほかの皆にあの子たちの話をしている。

 

「あのライブ事件の後のことなんです。あの子たちは響をいじめていたんです・・・・・・容赦ない攻撃は響の心や身体にダメージを負わせていたんです・・・・・・」

 

「くそ!!あたしたちのせいで・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

奏と翼は拳を握りしめていた。自分たちのあのライブが原因で響の心などを傷つけていたことを・・・・・・弦十郎や訃堂も同じく拳を握りしめていた。

 

ほかのメンバー達もその話を聞いて荘吉はもしや彼女達は前世のこともあると判断をして独自に調査をすることにした。

 

一方で戦兎とカズマの方もこの世界へと降りたち調査をしている。

 

「やはりこの世界も・・・・・・色んな影響が受けているな・・・・・・」

 

『ですね・・・・・・』

 

二人は辺りを見ながら確認などをしているとホールが開いた。カズマは結晶をしようとしたが・・・・・・戦兎はインフィニティードライバーを装着をしていない。

 

『エボルトさま?』

 

そして現れたのは戦兎たちの前に現れてゼロノス及びイクサを出してきた人物である。カズマは無言で構えていたが・・・・・・戦兎は構えようとしていない。

 

「さて君は何者だい?しかも俺達の前に現れたってことは・・・・・・俺を殺す気かい?」

 

戦兎は神の気を発して脅しているが謎のライダーは変身を解除をする。女の人だったので二人は驚いている。

 

「神エボルトさまこの間は申し訳ありませんでした。私の名前はレイメリアと申します・・・・・・あなた方の力をお試す形で攻撃をさせてもらいました。」

 

「レイメリア?・・・・・・もしやお前は俺が断罪をした神の・・・・・・」

 

「元部下になります・・・・・・あの方はこの世界を遊びといっておりました。部下である私にこの仮面ライダーホールの力を託して転生者たちを色々として来いといわれまして・・・・・・」

 

「なるほど、あの時助けたのはまだ君の上司が死んだことを知らない時だね?」

 

「はいその通りです。ですから・・・・・・お願いがあります・・・・・・私を殺してください」

 

『な!!』

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「知らなかったとはいえ私の罪は重いです・・・・・・だからせめてあなたの手で私を殺してください。」

 

『だが!!「わかった」エボルトさま!?』

 

戦兎はクロスボーンガンダムを纏いビームサンパーを抜いてレイメリアは目を閉じる。彼はそのまま接近をして彼女を・・・・・・切らなかった。

 

「え?」

 

彼女は目を開けると横をビームザンパーが突き刺さっており彼は抜いて腰に装着をする。

 

「これでレイメリアという女性は死んだ。今日からお前は俺の部下だ」

 

「で、ですが!!」

 

「あーはい決定ね!!それで名前の方だが・・・・・・お前は今日からアイリールだ」

 

「アイリール」

 

「いくぞカズマ君にアイリール、俺達の任務はまだ終わっていないからな・・・・・・」

 

扉を開いて戦兎たちは移動をする。一方で病室では響が目を覚ます。

 

「・・・・・・・・・信一?」

 

「あぁ大丈夫か響・・・・・・」

 

「あはははごめん・・・・・・」

 

「あいつらが響を・・・・・・」

 

「うんそうだね。中学二年生の時からかな?あの子たちを中心に私を殴ったり蹴りを入れたり・・・・・・」

 

「そうだったのか・・・・・・」

 

信一は響を抱きしめる。

 

「し、信一!?」

 

「ごめん響・・・・・・お前がそんなになっていたのに俺は・・・・・・」

 

「ううん信一だって学校が違っていたから・・・・・・ねぇ信一・・・・・・」

 

「なんだ?」

 

「好き・・・・・・異性として好きだよ」

 

「俺もお前のことが好きだ」

 

響と信一はキスをしてお互いに好きだってことがわかったのでホッとしている。外では未来に戒斗が聞いていた。

 

「響・・・・・・」

 

「良かったな」

 

「うん、戒斗ありがとう」

 

「俺は何もしていないさ・・・・・・だがあいつらだけは絶対に許さん」

 

「そうだね・・・・・・私も許せないわね」

 

一方で二人はソロモンの杖を持ちながら考えている。

 

「どうする?」

 

「決まっているじゃないネフィリムを使ってあれを浮上させるのよ」

 

「フロンティアかしら?」

 

「その通りよ。くっくっくっくこの世界をめちゃめちゃにするのよ!!」

 

「賛成よ」

 

二人はニヤリとしながら準備をすすめていく。だが二人は知らなかった・・・・・・ネフィリムの心臓は自分たちのところにあると思っているが・・・・・・

 

「なぜないの!?」

 

「どこにいったのよ!!」

 

「あなたたちが探しているのはネフィリムの心臓かしら?」

 

「「な!!」」

 

そこに五人の人物たちが現れる。赤い仮面をした人物が持っているのはネフィリムの心臓である。

 

「それを返せ!!」

 

「「変身!!」」

 

リュウガとファムに変身をして五人に襲い掛かるが三人はダイヤルファイターをまわして大きくさせる。

 

「それじゃあアデュー」

 

五人は乗りその場所から去っていく。二人は舌打ちをしてネフィリムの心臓をとられたことに悔しがる。




次回 ネフィリムの心臓が取られた以上時間をかけるわけにはいかないと判断をしてノイズ達を使い彼女達は響を殺そうとする。

次回「二人の企み」

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