バトルスピリッツ――Reincarnation――   作:ショウ.

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幕間 動き出す“世界”

 そこは世界から孤立したように浮かぶ小さな大陸――もとい人工島《アンダート》。

 

 赤の大陸・黄の大陸・紫の大陸――以前はアジア、アフリカ、オーストラリアと呼ばれていた大陸の間にあるその島はどの国の領土・法律にも属さないIBSOが管理する世界政府公認の特殊な島。

 

 島には開発中の都市が一つ。予定では都市には七つのバトルスタジアムが用意されるというバトスピのために造られた島と言っても過言ではない。

 現時点で都市の完成度は六割ほど。世界中の建築者を集め急ピッチで建築中なバトスピ都市の完成は今年中には終わる。

 そんな工事工事で埋め尽くされた都市の中心にそびえ立つ百階をも越える超高層ビル。――IBSOの本部だ。

 

 その上層のとある一室。囲うように設置された机が三段に分かれているその部屋は謂わば会議室のような場所。

 薄暗く必要最低限の照明が足下を照らす部屋に少女はポツンと座っていた。

 

 十四才の幼い顔立ちの少女だ。

 背中まで伸びる黒い、夜空を彷彿させる髪はサラサラ。いつも身に付けている赤い花の髪飾りを愛おしく指先で触れながら少女はスマホを眺めていた。

 スマホに映るは過去に撮った写真。

 今よりも幼い少女と少年がカードを手に微笑む姿が写されたもの。それを眺めるのが少女の習慣だった。

 

 少女がこの部屋に来てから既に一時間。

 現在、少女を含めてこの部屋にいるのは七人。

 

 あるものはカードをいじり。あるものはイヤホンを嵌めて音楽に集中。あるものは非常識に机の上で横になり眠りこけ。あるものは静かに時が来るのを待ち――。

 

 と、各々が独自の方法で時間を潰している中、少女はチラリと室内を確認する。

 少女が座っているのは上段。三段目の隅の方だ。

 一目で誰が何をしているか見れるこの場所で少女は感嘆の声を漏らしていた。

 

 「この人達が一同に集まるのなんて何年ぶりかしら」

 

 少女にとってここに集められた六人は例えるなら国を任された大統領。

 それぞれ活動する大陸が異なりここに来るのも時間が掛かる者もいるのにこうして六人全員が集められたということは呼び出し人は今回の話し合いで重大な――それこそ世界を揺るがす話でもするのではないか。と期待が高まる。

 そしてそんな場に少女も呼ばれたということは少女にとっても重大な話ということでもある。

 

 「早く始まらないかしら」

 

 スマホを確認。もう約束の時間から一時間と二十分も遅れてるらしい呼び出し人は何をしてるのだろう。

 この場にいる人たちもそろそろ限界のようだが――。

 

 「すまないみんな。待たせてしまったね」

 

 室内に遅れて参加した者の声が響く。

 それまで時間を潰していた全員の視線が声の主――みんなを呼び出した人物に集まる。

 

 部屋に入ってきたのはスラリとした長身の好青年だった。切れ長の青い瞳。長い金色の髪を一房にまとめ上げ、白い礼服に身を包んだ姿は英国紳士の名に恥じない完璧なものだ。

 

 「けっ、ようやくお出ましかよ」

 

 最初に反応を示したのは机に肘をたてうんざりしている赤髪の男だった。

 

 「本当にすまない。まさかここまで掛かるなんて思わなくてね」

 

 「仕方ないよー。ユリウスは次期IBSOの代表者なんだからー」

 

 イヤホンを外しおっとりとした物言いで紫髪の女性が赤髪男を嗜める。

 

 ――ユリウス・バーミリオン。母はイギリス人・父はニホン人のハーフ。そして現世界チャンピオンの【S】ランクバトラー【戦帝】だ。

 

 IBSOの創設者である父の息子ということもあって、バトスピの運営、管理――そしてチャンピオンとしての強者の振る舞い、子供たちの憧れであるため常に礼儀ある態度を、と二十歳となる若さで多すぎる責務を課せられているが彼は一度として弱音は吐かず、責務をこなしていた。

 

 「ま、遅れるのは予想できてたからこっちも責める気はないさ。それよりも俺たちを呼んだ理由を早く教えてくれないかな」

 

 場の空気を軽くし話を次へ進めようと黄色髪の男が笑みを浮かべる。

 

 「そうだね。遅れた分の埋め合わせはいずれするとして早速本題の方に入ろうと思うんだけど……」

 

 言葉を詰まらせるユリウスの視線の先。そこには机の上で眠る緑髪の少女がいた。

 

 「ああ、彼女が寝てるのはいつものことだろ。このまま起きなかったら後で俺の方から話をするからこのまま始めてくれ」

 

 ここに来てから不動で待機する白髪の男が冷静に告げる。

 

 「そうか……ならこのまま話を進めさせてもらうよ」

 

 「ようやくか。俺たちを集めたからにはつまんねー話は無しだぞ」

 

 身を乗りだしユリウスの言葉を待つ六人の顔を見渡しユリウスは重々しく口を開いた。

 

 「あまりいい話じゃないんだが――君たちの知っての通りアルゼス社のことだ」

 

 「なんだよ、話ってあいつらのことかよ」

 

 聞かされる話の内容を察した赤髪男は勢いよく椅子の背もたれに身体を預けるがその顔は険しく周りも同じ顔をしていた。

 

 「現在アルゼス社は世界各地にあるカードショップに買収目的でバトルを挑んでいる。君たちの頑張りのお陰で守られたショップは数多くあるが相手の手が緩まるどころかここ最近勢いを増している」

 

 「確かに白の大陸も以前に増して救済を求めるショップの声が多い」

 

 「ぼ、ボクの担当の青の大陸もそうですぅ」

 

 答えるは白髪男とおどおどした態度で様子を伺っていた青髪の少年だ。

 他の――赤、黄、紫の大陸を担当する三人も同じだと頷き、緑髪少女も目を覚ましていたら頷いていただろう。

 

 「それが今さらどうしたんだよ。アルゼス社に関してはあんたらが向こうの社長と話をつけるんだろ」

 

 「そのつもりだった。……けど、相手は僕らと会って話す気は一切ないようでそれどころか向こうは闇輝石六将(ダークストーンズ)を動かしてきた」

 

 最後の一言に戦慄が走る。

 後ろで聞いているだけの少女も出てくるはずのない言葉に驚いていた。

 

 「え、えっとー……その話は本当なんですかー。別にユリウスを疑ってるんじゃないけどー」

 

 「残念ながら事実だ。闇輝石六将の一人が襲撃に来たと今さっき(・・・・)連絡が入った」 

 

 「今さっき? つまりユリウス、お前が遅れたのはそれの事実確認のためか」

 

 頷き肯定するユリウスに少女の中に疑問が生じる。

 少女が呼び出されたのは一時間前。集合時間の過ぎた時間に内容も知らされずに呼び出された。

 話を聞いている限り今日の議題はアルゼス社の精鋭カードバトラー集団である闇輝石六将が動き出したことだと決めつけていたが今さっきユリウスも知った内容ならそれは違う。

 何せ少女と違いこの六人は数日前に召集を掛けられている。故に五人は議題が本来のとは違うことに違和感を持っていたが、

 

 「たぶん聞かれるだろうから先に言うけど元々今日は最近噂になっているカードバトラー狩りを行う者について――そして世界大会に向けての話し合いをするつもりだった」

 

 世界大会の言葉に心がざわめくがそれを抑えて赤髪男は可能な限り落ち着いた態度で、

 

 「それが偶然にも今日俺たちが集まるタイミングで闇輝石六将が動き出した。だから予定を少し変更してそれについて話し合おうと言うわけか」

 

 「そういうことになるね」

 

 「まあどっちにしろ闇輝石六将が動きだしたなら俺たちが集まってたのは運がよかったかもな」

 

 闇輝石六将。アルゼス社に対抗する上で用心すべき六人のカードバトラー。

 【闇奥義】と呼ばれる特殊な効果を持つカードの使い手。使い手全員が名の知れた【A】ランクバトラーであり非常に厄介な相手だ。

 

 「そ、それで闇輝石六将の誰が動いたんですかぁ。もしかして全員ぅ――!」

 

 「いや、報告だと動いたのは《紫石のモールト》だけだ。ただ他のメンバーも動いている可能性はある」

 

 少女の脳裏に粗暴な巨漢の姿が過りすぐさま頭を振って記憶の彼方に吹き飛ばす。

 

 「あいつかー苦手なのよねー。で、そいつはどこに現れたのー?」

 

 「赤の大陸……ニホンの首都、トーキョだ」 

 

 「俺の担当大陸に来たか。しかもニホンにとは面白れぇ!」

 

 拳を打ち付けテンションを上げる赤髪男に対して少女は怒りで震えていた。

 

 ――よりにもよってニホンのカードショップを買収ですって!? そんなの愚行すぎますわ!

 

 ニホンはバトルスピリッツの始まりの国でもある。世界から見ればニホンが一番バトスピ国と見られても可笑しくない謂わば聖地。

 それを犯すのは大罪――万死に値するわ! と息巻く少女を他所に話し合いは進み――。 

 

 「つまりユリウス、お前は俺らにさっさと闇輝石六将を倒して来いと言いたいんだな」

 

 極論すぎる結論。だが、それが一番シンプルな解決法なため誰も反対せずにユリウスの回答を待つ。

 

 「……そうだね。早急に闇輝石六将の動きを予測し君たちに伝え対処する。それが一番早い解決法だと僕も思った……けど――」

 

 言葉を切りユリウスは肩を震わす。世界チャンピオンとあろう人物が怯えているのか。紛いなりにも自分たちのリーダーであるユリウスの弱気な動きに不安を募らせるがそれは全くの杞憂だ。

 ユリウスが震えてるのは“恐怖”によるものではなく“歓喜”によるものだからだ。

 

 「その必要はない。すでに《紫石のモールト》は倒された。そこに居合わせたカードバトラーの手によって」

 

 その短い伝達を理解するのにどれだけ脳内処理をしたことだろう。

 

 モールトが敗れた?

 

 言動は不快。女性に対して礼儀も知らなそうな奴。敗けてもザマァみなさいと笑うレベルの男だが、少女は知っている。あれでも【A】ランクに恥じず普通に強いことを。

 

 それを負かした?

 

 ならそのカードバトラーは同じ【A】ランクだろうがユリウスの反応からして少女は違和感を感じずにはいられない。

 

 「あいつを倒した、だと!?」

 「それって本当なのー、ありえなーい!」

 「ふぅむ。なら一体そいつは誰なんだい?」

 「同じ【A】ランクの者か?」

 「ま、紛れ勝ちとかですかぁ?」

 

 次々と出てくる懐疑。正体を探ろうと質問するがユリウスはそれを全て否定する。

 

 「きっと君たちも驚くと思うよ。なにせモールトを倒したのは【S】ランクバトラーだからね」

 

 ユリウスの言うように倒した者の正体に一同は驚愕する。

 

 「【S】ランクってどいつだ! お前はもちろんないとして【覇者】か? 【剣聖】か? それとも【天王】か?」

 

 上げられる【S】ランクバトラーの肩書き。しかしユリウスは一つも答えずにただ微笑むだけ。

 久しぶりに見る彼の穏やかで、だが激しい感情を抑えたその笑みに少女は、まさか――! と口を開いた。

 

 「倒したのは【炎神】――タイ……アポロですの、お兄様(・・・)

 

 少女の発言に全員の視線がこちらに集まる。

 

 「あぁそうだよアンナ。彼が倒したんだ。圧倒的力で完膚なきまでに、ね」

 

 嬉しそうに……いや本当に嬉しくて嬉しくて堪らないと顔に出るユリウスに少女――アンナ・バーミリオンも同じ気持ちでいた。

 

 ――タイヨウ様が倒した! つまりそれって帰ってきてくれたってことですの!

 

 目尻に涙が溜まりじんわりと視界が滲む。だけどその涙を拭うのも忘れアンナはただ喜びに心を震わす。

 

 「【炎神】って本当なのかよ。あいつはもう引退したんじゃないのか!」

 

 「僕もそう思っていたけどどうやらしばらく離れていただけで引退したつもりはなかったみたいなんだ。彼を目撃した店長が言うには『過去よりも遥かにデッキが洗練されていた』そうだ」

 

 「マジかよ……」

 

 驚きのあまり放心する赤髪男にアンナは当然のことです、と内心ほくそ笑む。

 

 ――そもそもタイヨウ様がバトスピを辞めるのがおかしな話だったのですよ。タイヨウ様ならきっと帰ってきてくれると信じてましたわ私

 

 ニヤニヤが止まらず脳内でタイヨウの姿を思い浮かべていくなかユリウスは続ける。

 

 「驚くのはそれだけじゃないよ」

 

 「え、なになにーまだ何かあるって言うのー?」

 

 ただでさえ失踪もとい引退したと思われていたアポロの復帰は衝撃的だったのにユリウスはまだそれと同等のものがあると言い放った。

 

 「ついに転醒使い(リ・ターナー)が現れた」

 

 「な……! おいおいそれマジかよ! 事実なら今日はヤバい日だぞ!」

 

 それはここまで冷静沈着だった白髪男も表情が変化するほどの衝撃だった。

 

 「どこに現れたんだ。いや、そもそも今の今までなにをしていたんだ」

 

 転醒使い(リ・ターナー)。転醒カードを主軸に戦うバトラーのことを彼らはそう呼んでいた。

 現状、転醒使い(リ・ターナー)は四ヶ月前に行われた抽選会に当選し転醒デッキを得た者とこの場に集められた六人のバトラーと計七人。

   

 「これは僕も予想は出来なかったんだけどどうやら転醒使い(リ・ターナー)は初心者だったらしくて、高校に入学するまで一切バトルしてなかったみたいなんだ」

 

 「初心者だと!?」

 

 誰もが経験者の手に渡ると思っていたデッキ。それが初心者の手に行くなんて誰が想像できようが。

 

 「んー、ありえない話じゃないけどー、腑に落ちないねー」

 

 「ぼ、僕が言うのもおこがましいんですけどぉ、初心者が持ってていいんですかぁ?」

 

 「デッキがその子を選んだんだ。問題なんてないよ。むしろ既に面白いことになってるよ」

 

 怪訝そうな面持ちの皆にユリウスは舞台劇の台本を読むように仰々しく語る。

 

 「なんとその初心者転醒使い(リ・ターナー)は偶然にもティーチングバトルをアポロに頼んだみたいなんだよ」

 

 「! それは本当ですの、お兄様!」

 

 「本当、不思議だよね。偶然転醒使い(リ・ターナー)になり、偶然引退中のアポロに出会い、偶然バトスピを教えてもらい、偶然そのバトルに勝っちゃうんだからね」

 

 「――――ッ!!」

 

 今ユリウスはなんと言ったんだ。

 兄の口から衝撃の事実を告白されたアンナは足下に穴が出来たように足の感覚が失くなった。

 

 ――タイヨウ様が初心者に負けた……? 手加減したから……? でもお兄様のあの言い方は本気でバトルして負けたと言ってるみたいだった……

 

 チャンピオンである兄よりもタイヨウの方が絶対王者に相応しいと常日頃から思っていたアンナはとてもじゃないがタイヨウの負けた現実を受け入れられず項垂れてしまう。

 

 「【S】ランクに勝つ、ね……バトル内容はどうあれデビュー戦に相応しすぎる華やかな戦績だね」

 

 「ああ。それに転醒使い(リ・ターナー)は高校入学ということはアポロとも歳が近いはずだ」

 

 「てことはー、一緒の学校に通ってるって可能性もあるよねー。でもそれってー――」

 

 「偶然の重なりすぎ」

 

 ふと、会話に紛れ込む鈴の音のような静かな声。

 

 「ようやくお目覚めのようだね」

 

 「その話、事実なら、偶然で済ましていい、話じゃない」 

 

 どこから話を聞いていたのか。起き上がった緑髪少女はそのまま机の上に腰を掛け眠り眼でユリウス見つめる。

 

 「そう、君の言う通りここまでの出来事を偶然の一言で片付けるのは無理がある。言うなら――」

 

 「――運命」

 

 「ああ、そして僕たちにとって必然でもある」

 

 緑髪少女の言葉に満足気に頷きユリウスはさらに言葉を足す。

 

 「僕はこの話を聞いたとき感じたんだ。今日が“世界”の動く日だって」

 

 両手を広げユリウスは中央まで歩く。

 

 「今日、君たちが全員ここに集まったのも、アルゼス社の闇輝石六将が投入されたのも、アポロが復帰し【S】ランクバトラーが全員が動き始めたのも、転醒使い(リ・ターナー)が現れたのも全部偶然では片付けられない運命でありまたそうもたらすようにした“世界”の必然だ!」

 

 興奮冷めぬ激しい物言いでユリウスは言葉を紡ぐ――。

 

 「遠くないうちに“導きの少女”が転醒使い(リ・ターナー)の前に現れるはずだ。そのためにも僕は前々から計画していた世界大会の開催を早めるつもりだ」

 

 その言葉に全員に緊張が走る。

 

 「予定はここバトスピ都市――《エルテナ》が完成次第、世界に向けて最強の王者を決めるバトスピの祭典――チャンピオンシップの開催を宣言する」

 

 ゴクリと誰かの固唾を飲んだ音が聞こえじわりと頬に滴が伝う。

 

 「そのため君たちにはこれまで以上に各大陸の秩序の維持及びバトラーの育成をお願いしたい」

 

 「はは、言われるまでもねーよ。それが俺たちの使命だろうが!」

 

 ユリウスに向ける六人の熱い視線が彼はとても頼もしく心地よかった。

 

 「いいぜいいぜ! 久しぶりに滾ってきたぜ!」

 「んー、これから忙しくなるなー」

 「話しすぎ、疲れた、眠い、寝ます……zzz」

 「まずは目先の問題はなんとかせねばな」

 「転醒使い(リ・ターナー)がどんな子か楽しみだね」

 「まだ言われてない仕事が多そうで不安だなぁ」

 

 このまとまりの無さがより彼ららしいなと微笑みながらユリウスは隅で落ち込み続けるアンナに視線を向ける。

 タイヨウを崇拝するレベルで好意を抱いている妹にこの話をすれば少なからずショックを受けるのは目に見えていたユリウスは後で何か買ってあげようと思いながら上を見上げる。

 

 真っ暗な天井に本来何も映らないものだがユリウスの瞳にはハッキリとこれから起こる光景の一部が映っていた。 

 

 「舞台は整いつつある。これから何が起こるか……期待が膨らむばかりだよ」

 

 胸の鼓動が高鳴り笑みを溢すユリウスを他所にアンナもまたスマホ越しに笑みを溢し密かに計画を実行していた。

 

 

 かくして大陸会議と呼ばれる話し合いは一部の思惑が働いていたとはいえその後も順調に、そして“世界”を動かすため密かに会議は続いていった――。




~バトスピ小ネタ劇場~
《今の大陸の名前》
ユリウス「今回は僕がここで話させてもらうよ」

ユリウス「現在、大陸の名前は昔と違ってバトスピの色にちなんで赤、紫、緑、白、黄、青の大陸と呼ばれているんだ」

ユリウス「以前は赤の大陸がアジア大陸。紫の大陸がオセアニア大陸。緑の大陸が南アメリカ大陸。白の大陸がヨーロッパ大陸。黄の大陸がアフリカ大陸。青の大陸が北アメリカ大陸と呼ばれていたんだ」

ユリウス「ま、ここでないと話す機会もないからへーそうなんだ程度に読み流してくれたらいいよ。じゃ、また近いうちに会えたらいいね」

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