鬼滅の東刃〜Another of Slayer〜   作:トーニオン

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今回は伊之助視点です。
女はアリスのことです。


驕りと強い女

やべぇ、どうする。

 

俺と女は隠れていた。

さすがにヤバすぎる。

あんな強いヤツにどうしろって言うんだ。

考えろ、ぶっ倒す方法を。

「危ない!」

女がそういうと俺は避ける。

避けた直後木が粉々になる。

 

女も色々と策を練ってるように逆に逃げる。

逃げなきゃ、そのまま逃げるとふと、思う。

刀二本あるの忘れてた。しかも考えて逃げるなんて俺じゃねぇ。

「ふざけんじゃねぇぞ!」

俺は鬼に向かっていき刃を入れる。

「待って、そんなんじゃ斬れないわ」

女言うことを気にせず俺はもう一本の刀で叩き込む。

すると鬼の腕は斬り落ちた。

「さすが、力技ね」

鬼は腕を斬られたので即逃げる。

「待ちやがれ!」

俺は追う。

女はそれを見て心配したのか俺を追ってくる。

 

追った先で何かヤバい臭いがする。

鬼をぶった斬らないと、そう思い。

 

獣の呼吸。漆の型 空間識覚

 

いた。しかもかなり高ぇ木の上にいた。

恐れをなして逃げたんだと思うと、なんか鬼の動きがおかしい。

鬼はものすごい声を上げて脱皮しやがった。

しかもかなり大きい。

俺は死ぬかと思うと焦る。

 

恋の呼吸。弐の型 懊悩巡る恋

 

女は危ないと思い鬼を斬る。すると左腕が地に落ちる。

「かなり強ぇじゃねぇか。バルス」

「アリスよ!そんなとこよりなに突っ立ってんのよ!」

「すまねぇ。」

女がまだそんな技持ってるのかと感心したが、そうはいってられねぇ。

俺は獣だ。強いんだ。そう言い聞かせながら斬り込む。

しかし鬼はかなり速くなっている。だがまだ見えねぇってわけじゃねぇ。

 

獣の呼吸。 参の牙 喰い裂き

頸を落とそうと技を出すが刀が折れる。

それに気づいたのか右腕で振り弾かれる。

カウンターがきまり俺の喉にぶちあたる。

あまりの痛みに受け身も取れず背中を強く打つ。

ガハッ

「伊之助さん!」

鬼は俺が動かないと思い女に攻撃をしようとする。

「伊之助さんをこんな目に合わせるなんて、許せない!」

女はぶちギレたように目を見開いた。完全に化け物のようだ。

 

俺も任務で何人か女がキレるのを見た事があるがあいつは違う。

勝てると踏んでる。

そう思うと俺は情けなくなる。

「あんたは切り刻んで死ねばいい」

 

恋の呼吸。 壱の型 初恋のわななき

 

女は鬼の手足をだるまにする。

そして女はこういう。

「あらあら、こんな姿になっちゃって、さぁ安らかに死になさい!」

そういうと女は鬼の首を切り落とした。

こんなすげぇ奴がいたとは、俺は焦った。そして決めた。女は怒らせると怖ぇと。

 

そうすると女、いや、アリスは俺の事を担いだ。

「さぁ、炭治郎さんのところに向かいますよ」

1匹も倒せなかった。しかも女に助けられるなんて、屈辱だ。

そうするとこっちに向かってくる奴がいる。男だ。髪を後ろで縛った男だ。

「あ、冨岡さん、さっきあっちの方に吹っ飛ばされた炭治郎さんの方に向かってくれませんか?彼、もしかすると大変なことになってるかも知れません」

「わかった、あっちの方へ行く。それと、怪我してる奴は山の入口付近に連れていけ。そこに隠が居る。」

そういうと男は去っていった。

喉も潰され声が出せない俺はアリスというヤツに担がれながら山の入り口まで運ばれた。

 




原作では義勇さんが斬り伏せた父鬼が
今回ではアリスが倒しましたね。
女ってやっぱり強い。

大正コソコソプロフィール
霧雨魔理沙
1897年7月7日生まれ
身長150cm
体重37kg
出身地は静岡県田方郡修善寺村(現在の伊豆市)
スリーサイズは79-59-80
階級は己

善逸の姉弟子で鬼殺隊大使。
善逸落雷事故による影響で髪の毛は金髪になってしまった。
それまでは茶髪だった。
ちなみに同期は霞柱時透無一郎など3人。
この最終選別は参加者が少なかったので歴代最高合格率の50%を弾き出したことにより語り草になっている。

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