鬼滅の東刃〜Another of Slayer〜   作:トーニオン

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縁壱さんの話がもう少しだけ続きます。


遺伝の記憶と縁壱の過去(後編)

「すまぬ、炭吉。お前と30年も会えなくて」

 

俺は何故か似た人となって墓の前で泣く縁壱眺めている。

「縁壱さん、生きて帰ってきただけでも父はお空で喜んでますよ」

それを自分で発した時気がつく。

今俺は炭吉の息子なのだ。

 

「私は…炭吉と別れたあと西に向かい、鬼を倒す予定だった」

 

 

私は船に乗りながら西の日向のことを思っていた。

しかし、私の乗った船は嵐に遭い、海へと投げ出された。

その時、波に流されて気がついたら見知らぬ島にいた。

私はそこに住んでいる肌の濃い人々と過ごした。

 

その島には言葉の通じぬものが住んでいた。

私はそこで3年を過ごした。

だが、私はそこに来た不思議な男たちに船に乗せられ、プルトゥガルという国に連れていかれた。

私が連れてかれた先はオーガやゴブリンといった鬼によって苦しめられていた国だった。

 

その国のものに私は呼吸法を教えた。

そのおかげもあってか一時的にその鬼達は減少をした。

しかし、その鬼達は更に多くの大群を率いて襲いかかってきた。

 

私はあまりの恐怖に初めて逃げてしまった。

そのせいで更に多くの人が死んでしまった。

私は悲しむしかない。

私が逃げなければ生きてられると思ったものも多かった。

 

悲しい。

 

それから私は自分の国へ帰るために東へと進むことにした。

その道中に見たことだが、鬼の始祖はこの世界にもう1人いる。

その鬼の始祖は幼い姿ながらオーガやゴブリンという鬼を率いる女王だ。

いつかその鬼の始祖がこの日の本に攻めてくるかもしれない。

私はそのことを鬼狩りのもの達に教えたものの30年もの間行方しれずのままいたせいでお館様が変わってしまい、私は本当の意味で鬼狩から追放されてしまった。

 

今この体でもとにかくやらなければいけないこと、

それは十三の型を完成し、いずれその鬼をも倒せる技になるまで頑張ります。

 

「炭吉、お前の息子が日の呼吸を踊りにして踊っておる。私は嬉しくてしょうがない。踊りや舞は長く受け継がれる。そして遠い未来、その鬼が日の本を攻めてきた時、倒せるかもしれない」

 

そう言って縁壱さんは立ち去った。

 

 

 

「これが私の生きてきた八十八年だ」

「うわぁ!」

俺はびっくりする。

なぜ俺の目の前に若い頃の縁壱さんがいるのか。

俺は自分の体を確認すると元の自分へと戻っていた。

 

「あなたには教えなければならない。日の呼吸。十三の型を」

縁壱さんが何故か俺に教えてくれる?

十三の型が存在しているとは思わなかった。

「どうして教えてくれるんですか?」

「あなたの魂は私の魂が輪廻転生した魂だからだ」

輪廻転生、そうか。つまり俺の魂は縁壱さんと同じ魂だったのか。

「その型は………だ。もうすぐその技を使う時が来る。だからこそ私はあなたに教えなければならないのだ」

その型を縁壱さんから直々に教えてくれるとは思わなかった。

 

 

 

「炭治郎!!起きるのよ!」

俺は目を開ける。

「起きた!炭治郎が目を覚ました!」

「心配したんだよ!全然起きないから〜」

俺は周りを見渡すと瓦礫が散乱している。

俺は無限城が地上へと露出した時に大きく弾き飛ばされた。

そしてそのまま瓦礫の下に埋まってしまい、瓦礫に右目が潰されてしまった。

そうみんなが教えてくれた。

 

「とにかく急がないと、無惨をまず倒さないと」

「炭治郎、その怪我で大丈夫なの?」

「ああ、まず無惨を倒さないともう一体の鬼の始祖が来てしまう。

その前に無惨を倒さなければならない」

「そうか、じゃあ俺達も行く。炭治郎だけじゃ心配だからな」

「子分が頑張っているのに親分が頑張らないと示しがつかないからな」

 

俺たちは無惨の所へと向かった。

 

日の出まであと30分




とんでもないものを最後に残していきましたね。
炭治郎って縁壱の魂だったんですね。
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